NEW!01/30 たけはらひなこ先生インタビュー クールな溺愛スパダリ×愛されたがりアイドルのあまあまケーキバース♥初コミックス『輝く僕は君のあまいドロップ』
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2025/01/29 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3888回
安寧/プランタン出版/Cannaコミックス
コミックス『その心臓に染まるまで』 1月30日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
新入生の珀が迷い込んだ旧校舎でピアノを弾いていると、不思議な先輩・色と出会った。「キミの音は星みたいにキラキラ光る」 色の言葉は演奏にトラウマを抱える珀にはとても甘かった。その日からはじまった2人きりの放課後。けれど、色を知っていくにつれ、珀の不安は大きくなって……? キミからもらう言葉の甘さを知らなければ、このまま孤独に慣れたのに、どうして見つけてくれたんだ──。自分も他人も信じられなかった臆病者同士。キミに出会ってから世界がキラキラして見える。
――作品紹介をお願いします
生まれ持った特性のせいで色々押さえ込んで隠して嘘をつくことを処世術として生きてきた攻め「色」と、「好き」に押しつぶされて臆病になりながらもなお「好き」が隠しきれなくて嘘が下手でまっすぐな受け「珀」が、お互いの凸凹に救われる話です。
ピアノと色の話はずっと描きたかったので今回お話にすることができて嬉しかったです。
「断琴の交わり」の要素も、そちらは友情物語ではありますがほんのりモチーフとして拝借しています。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
秀才エリートと凡人であり、嘘つきと愚直です。
人と違うから人馴染めるように天才風の皮をかぶっている鍾子色(しょうじ しき)×実力以上の期待をかけられ「好き」に臆病になった久我珀(くが はく) です。
――当て馬や重要な脇役は?
色の兄の列が周りでは好評で良かったです。私も好きです。でも趣味が合わないと半年に一回くらいしか会ってくれないし会わなすぎると存在を忘れて別の人からの告白をOKしたりするのでオススメはしないです。
私のオススメはバーに居たロン毛でタトゥーのコンバスお兄さんです。多分優しいです。浮気はします。
兄に関しては攻めの色が模倣しようとしてしきれていない天才ロールモデルなので、色と似てるようで正反対の人です。珀をハクガと呼ぶ点でも作者的には重要な人です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
印象として、大まかな括りですが少女漫画的な画面やお話にしたいなと思っていました。1人で作るとシンプルな画面になりがちなので、担当さんの助言やトーンを手伝ってくれた友達の技術に大変助けられました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
説明が必要になるピアノやクラシックにまつわる話とラブストーリーのバランスに悩みました。
色は特殊な設定についても、共感覚等の言葉は使いたくないなという気持ちがあり、ストーリー上でどう説明していくか、どの説明を省くかが難しかったです。難しいことも楽しかったので最終的に楽しくて楽しかったです。
台詞を長くしがちなので今回は抑えることにも気をつけました。本当に気をつけられていますか?
――今作にまつわる裏話はありますか?
色の視界がどうなっているか、諸々の設定は本当にいるか、等々の過不足は何度もご相談しつつ今の形になりました。ラブストーリーからドスドス離れていきそうになる私の手綱を諦めずに握ってくださった担当さんに頭が上がりません。
色は愛が重いです。今まで自分の気持ちを無視していた反動かとても重いです。
珀は父方の祖母のお家に引き取られ、母は父と暮らしています。ピアノさえなければ良いご家庭でしたが、母も珀もピアノが大好きなので仕方なかったです。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
関東住みですがユニバの年パスを更新しました。
――今、何かハマっていることは?
お酒を覚えました。やめたほうがいいです。でも色々な人と会って色々な話を聞いて楽しくなれるのでオススメです。いつかその場で得た経験や知見も作品に活かせたらなと思います。
酔っ払いの解像度が上がりました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
主に担当さん達やデザイナーさん、アシスタントでお手伝いしてくださったお二人、関わってくださった方々に大甘えして今回も発売できる形にしていただいたので安堵が大きいです。
今回もとにかく全てのデザインを可愛くオシャレにしていただいたのではやくめちゃくちゃ見て欲しいです。本当に好きです。皆さんそうかと思いますが単行本タイトルロゴと「臓」のしゅってところがすごく好きです。嬉しいです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ページ数たくさん書かせていただいた分たくさんの要素を入れさせていただくことができ、楽しく執筆させていただきました。単行本での書き下ろしページは本編ですれ違っていた分甘めなお話になっています。
アシスタントの方の力もあり華やかなページがたくさん作れたなと思うので、1つでもお目に留まるコマやページ、刺さる関係や感情などがありましたら嬉しいです。
キャパシティが爆発した時、本当に周りの方や読者の方のお手紙や感想に支えられております。また楽しんでいただけるよう精進してまいりますので見守っていただけると幸いです。
拙い文章ではありますがご興味持ってくださりありがとうございました。
■アニメイト限定
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