01/29 安寧先生インタビュー 嘘つきな秀才先輩×臆病な後輩が奏でるラブストーリー♥ コミックス『その心臓に染まるまで』
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2024/12/12 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3847回
三河尻あび／文苑堂／.Poika
コミックス『捨てる紙、拾う春』12月16日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
不摂生な生活を送る中年の脚本家・南雲。ある日出会った料理と本が好きな高校生・春来に不健康な食生活を心配され、なぜかそのまま手料理をごちそうになることに…。そして、南雲の脚本仕事に興味津々の春来からまさかの提案が!? 彼の無邪気な瞳に根負けし、やがて二人の不思議な交流が始まって….？ 「ただ俺は、南雲さんに幸せだなって笑って欲しいんです」枯れたおじさんの人生が、ふたたび、色づいてゆく。【枯れおじ脚本家×ワンコ系ピュアDK】正反対な二人が織りなす、心もおなかも幸せで満ちるラブストーリー。
――作品紹介をお願いします
不摂生な生活を送る中年脚本家・南雲と、お節介焼きで料理好きな男子高校生・ハルキ。野菜売り場での出会いをきっかけにハルキは南雲の世話を焼きたがり、困惑する南雲をよそに自宅に遊びに来るようになります。そうして一緒にご飯を作ったり食べたりする仲になり、いつしかハルキの胸に芽生えた感情は…？ そんな正反対なふたりの4年間のラブと成長の話です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの南雲信人は42歳、とにかくヒクツで引っ込み思案ですが、他人には優しくて少し抜けてるところもあり、周りの人を引き寄せる魅力を秘めています。
受けの橘春来は16歳、勉強も運動も人並み以上にこなす完璧ボーイに見えて実は年相応の悩みを抱えています。そして南雲の前では隙だらけなかわいいワンコ少年です。
過去を引きずる痩せた野良猫→←←←愛情表現ＭＡＸな毛並みの良い柴犬って感じのＣＰです！
――当て馬や重要な脇役は？
攻めの元妻が出てきます。南雲とは対照的に自信家でパンチ強めで、個人的に好きなキャラです。
脇役では太めのおじさんがたくさん描けて楽しかったです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
ご飯の描写です。本編では毎話食べ物が出てきます。
精一杯美味しく見えるように描きました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
商業漫画を描く前からずっと「需要はどうあれ自分が見たいから描く」が創作意欲の源となっていたので、商業漫画で「一般受けするものを描く」こととの折り合いをつけるのがとても難しかったです…。
なのでご感想で「こういうBLがずっと読みたかった！」と言っていただけているのを見てとても安心しました。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
YouTubeをきっかけにダンスの観戦にハマって、仕事と原稿の合間を縫ってイベントに足を運んだりしました。
――今、何かハマっていることは？
上でも書きましたがダンスの観戦です。
もともとお笑いやMCバトルも好きなんですがその全てに共通して、明確な一等賞が無い中で一番になるための自己分析、セルフブランディング、創意工夫を凝らして戦い続けている人たちの努力が感じられて、自分も見習うべきでは!? と元気をもらえます。
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
二次創作同人誌(ほのぼのエロ)のWEB再録をpixivに上げたら、それを見てくださった担当さんにお声がけいただきました。
長編漫画を描くのは初めてだったので、壁にぶつかりまくりながらなんとか完結し、紙の単行本まで出していただけました。漫画家になるのは子供のころからの夢だったので感謝の一言です。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
お声がけくださった担当さん、関係者のみなさま、そっと見守ってくれた家族、そしてなにより単話配信から拙作を読んで応援してくださっていた読者のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです！ ありがとうございます！
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
三河尻あびと申します。縁あって単行本を出させていただくことになりました。
ストーリー重視の作品を読んでみたい方から、濃い味の間にたまにはほのぼのもつまんでみるか～というBL玄人さんまで楽しんでいただける本になっていたらいいなと思います。よろしくお願いします。
◆担当編集より
【こんな方にオススメ】
・ボーイミーツボーイが好き
・ストーリーも楽しめるBLが好き
・ご飯がでてくるBLが好き
・ほっこりあたたかい気持ちになれるBLが好き
上記に当てはまる方は…ぜひ12/16発売の『捨てる紙、拾う春』をご一読ください！
過去を引きずり一歩を踏み出せない枯れおじ・南雲×前向きに見えて、実は年相応の悩みを抱えている春来くん。まるでドラマのような偶然の出会いから、少しずつ互いの存在が相手の心の仄暗い部分を照らしてゆく様子は、この作品の大きな見どころのひとつです。
そしてなんといっても読後の幸福感がピカイチなので、そこもぜひ味わっていただきたいポイントとなっております…！
恋と日常、そして二人の成長を、あたたかく見守っていただけますと幸いです。
皆さんの感想が先生に届きます♥
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(C)三河尻あび「捨てる紙、拾う春」/文苑堂
