ニャンニャ先生インタビュー

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ニャンニャ先生インタビューお人好しスパダリ×家出中のファーリー！凸凹な二人の心を癒す恋♥コミックス『My Dear Fluffy Boy』

2024/11/28 17:00

『スイートハート・トリガー』待望のスピンオフ♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3834回
ニャンニャ／竹書房／バンブーコミックス moment
コミックス『My Dear Fluffy Boy』11月28日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
どんなに尽くしても、誰にも選ばれない――…“スパダリ”すぎて失恋を重ね、ストレスから不眠症になったブラッドは、擬人化された動物を愛好するファーリーの家出青年・ノアと出会う。気まぐれにノアと同居することにしたブラッドは、相手に尽くしすぎた過去と決別するため、ノアを弄ぶ“自己中な恋愛”をしようと決意した。しかし、自分を振り回すノアのマイペースさに、尽くしたがりな心が疼いて、計画は難航。さらには、ノアに異常な執着を向ける謎の男・ケイレブに襲われて――…!? 大人気作『スイートハート・トリガー』待望のスピンオフ!! 脱スパダリを目指すお人好し×天然ファーリーボーイが織りなすエゴイスティック・セラピーラブ

――作品紹介をお願いします
前作『スイートハート・トリガー』のスピンオフで、前作の当て馬だったブラッドが家出少年のノアに出会い、同棲しているうちに起こる様々なストーリーを描いています。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めのブラッドは失恋のストレスで不眠症を患っています。過去の恋愛相手に振り回されたことで傷ついたプライドを回復させるため、ホームレスであるノアを利用する目的で同棲を提案します。

受けのノアはやっと成人したばかりで、親との不仲により家出している状態です。ファーリー(ケモノ)が好きで、ファースーター(ケモナー)で、動物好きでゴールデンハムスターのハムレットを飼っています。

※ファーリーとは
二足歩行や会話能力など、人間的特徴を与えて擬人化した動物そのもの、もしくはその擬人化した動物を愛好する人々を指す英語のスラング。

――当て馬や重要な脇役は？
ケイレブはノアの幼馴染で、生まれつきの性格が暴力的でわがままです。小さい頃からノアをオモチャのように扱いながら遊んでいましたが、ノアが家出をしてからずっとストーキングしつつ監視していて、ノアとブラッドの仲が深まるにつれ、二人を威嚇しながら二人の関係に割り込んでいくことになります。
そして、ブラッドにアドバイスをするニックもいますが、あとでケイレブとの出会いもありますので、楽しみにして下さい。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
今回の作品は、攻めを幸せにすべき、と考えていたため、なかなか厳しいところがありました。でも、私の作品の中では一番のハッピーエンドだと思います…！

絵の面では、やはりファーリーを描くところに力を入れました。私は、ファーリー自体よりかは「ファースーター」の持ち味に魅力を感じたので、ファーリーを具現化したファースーツの微妙な魅力を表現したいと思いました。

※ファースーターとは
ファーリーの中でも、コミュニティ内で自身のアバターとして機能する擬人化した動物のキャラクター(ファーソナ)の着ぐるみを着る人を指します。
例えば、本作の受けであるファーリーのノアは、自身のファーソナである「ブルー・ウルフのルールー」の着ぐるみを着るファースーターです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
ケイレブはもともとファザコンの設定でしたが、話が重くなりそうなので設定を変えました。でも、ファザコンという設定のままでも面白そうですね…！

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
そういえば、ずっと使っていたPCが一回壊れました...！締め切り近かったので、オフラインで部品を買いに行ったりして、大変だったという思い出があります。

――今、何かハマっていることは？
最近はお菓子作り系の動画を観ることにハマっています。どんな味なのかは分かりませんが、美味しそうなものが作られるのを観ることが好きですね。最近はアメリカの南部スタイルココナッツケーキが気になります。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
連載期間がとても長かったので、やっと完結し、単行本を完成させることができてとても嬉しいです。お待ちいただいた読者の方々、本当にありがとうございます。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
改めましてご挨拶いたします。今回は初のスピンオフを作品にしてみました。
色々と描いてみましたが、どうか気に入っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします！

　＜担当編集より＞
『スイートハート・トリガー』連載時から、本作の攻めキャラであるブラッドを気に入ってくださった読者の方がたくさんいらっしゃり、お手紙やSNSでもブラッドについて「その後が気になる！」「幸せになってほしい！」というお声を多数いただいておりました。

そんな、当て馬界のサラブレッドであるブラッドがついにハッピーエンドを迎える、その相手のノアは…まさかのファーリー！ …誰にも想像もつかないキャラクターで、ニャンニャ先生の持ち味である、ステレオタイプで括れない凸凹な関係性が存分に味わえます。
恋愛ではない関係から始まった二人がニャンニャ先生史上「一番のハッピーエンド」を迎える過程はとても切なく感動的で、きっとたくさんの方の胸を打つと思います！

スピンオフ作品ではありますが、独立して楽しめる作品だと思いますし、もし本作を読んで気に入ってくださった方は、ぜひ『スイートハート・トリガー』全3巻もお手に取っていただけましたら幸いです！