比暮ななみ先生&轍先生&永世先生インタビュー

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比暮ななみ先生&轍先生&永世先生インタビュー 音楽を通して惹かれあっていく…明るい軽音部員とイケメンサッカー部員のラブストーリー!『ねえ、忘れていいよ。』

2024/08/28 17:00

甘さ、切なさ、爽やかさが詰まった青春譚!各ページの演出が最高にエモい!

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3752回
原作・シナリオ担当:比暮ななみ ネーム担当:轍 仕上げ担当:永世/LOCKER ROOM/Pikalo
『ねえ、忘れていいよ。』8月28日~配信開始
サイン入りアクリルスタンドプレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
高校3年生になった花岡一樹(17)は、偶然同じクラスになった学校1のイケメン:長谷川希人(17)と仲良くなる。一樹は1年生の時からずっと軽音部に属しており、仲の良い2人とバンドを続けていた。一方希人は、サッカー部のエースとして部活一筋であった。そんな2人を繋いだのは、『MementO MOri』と言うバンド。2人は音楽を通じて次第に仲を深めていく。歌が上手く、本当はバンドをやりたかった希人は、一樹の勧めによって、一樹のバンドに一時的に加入することに。このまま二人は、音楽を続けながら人生を共にすると思っていたが——?

 

――作品紹介をお願いします

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 音楽を通して仲良くなっていく高校3年生の二人の青春ラブストーリーです。ただ、まっすぐで素直な気持ちを抱く彼らが紡ぐ日常的な恋愛・青春だけでなく、その背後で黒い影が迫ってくる作品になっております。この作品の企画を考えた時は、読者の方をいい意味で傷をつけたいと言う思いから企画をしました。私はいい意味で裏切られたり、傷つけられたりした作品の方が心に残っていることが多かったので、読んでくださる方のそんな作品になれたらと言う思いがあります。

 

ネーム担当:轍 学校生活を過ごすふたりの日々がひょんな事をきっかけに交わり、打ち解け、青春を送り、やがてお互いがお互いにとって忘れられない存在になっていくお話です。

仕上げ担当:永世 見正反対な2人が音楽を通じて出会い、惹かれあっていく物語です。青春ならではの爽やかさや甘酸っぱさはもちろん、切なくも儚いストーリーが紡がれます。

 

 


――主人公たちはどんな攻×受ですか?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 攻×受に関しましては、皆様の想像の中にお任せいたします。(最後まで読めば明示しない理由が分かるかと思います)

ネーム担当:轍 主人公の花岡一樹くん。ポジティブでついつい気持ちが突っ走ってしまう所もあるけど相手に寄り添い考えることの出来る、誰かの心の痛みを知っているひと。そしてある日に一樹と出会いを果たすのが長谷川希人くん。学校一のイケメンで運動神経も抜群。人間関係もソツなくこなしているように見えるけどその接し方には壁があるように見えます。2人とも様々なしがらみを抱えつつも悩み、共に成長していきます。

仕上げ担当:永世
一樹くんは一見平凡ですが、彼の内側から発せられる光属性とバンド姿に心奪われます。希人くんはイケメンサッカー部員ですが、心の中ではたくさん悩んでいて、徐々に明らかになる彼のリアルな人らしさが魅力的です。

 

 

 


――当て馬や重要な脇役は?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 当て馬の澤田悠くん。金髪学ランの男の子です。とにかく私は不憫な当て馬が好きなので、自然に不憫になってしまいました(笑)。

ネーム担当:轍 一樹の友人でありバンド仲間の拓。普段はおちゃらけつつも一樹の悩みに真摯に答えてくれる友達想いなひとです。拓関連のコメディタッチなシーンを描くのがとても楽しかったです。同じく一樹の友人兼バンドメンバーの遥、希人のお姉さんなど彼らを支えてくれる人達も見てもらえればな、と思います。

仕上げ担当:永世 当て馬ポジションである悠くんが私のお気に入りキャラです。悠くんの活躍によって2人の関係が進展するので、この物語には欠かせない重要で魅力的なキャラクターです。(報われてほしい…)

 

 

 


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ ストーリー構成です。WEBTOON然り、最近の売れるマンガ、マンガに関わらず音楽やドラマもそうでしょうが、冒頭の「ヒキ」のインパクトが重要視される世の中かと思います。ただ、私は長く読み進めるうちにどっぷりハマってしまう作品が好きだったので、流行りにあえて乗らない選択をとりました。そのため、読者の方にどうしたら読み続けてもらえるか、を毎話の引きで試行錯誤をしていました。

ネーム担当:轍 縦読み漫画という性質上、スマホ画面でだからこその表現方法や演出を節々に取り入れてみました!が、果たして上手く出来てるかどうか不安です…!!


仕上げ担当:永世 仕上げのエフェクトです。当作は儚さが大切であると私は思っているので、仕上げの際には空気感を意識して光やエフェクトを入れました。

 


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 脚本に関しては最初の全体構成を組み立てるのに苦労しました。どうしたら読み進めてもらえるだろう……と。

ネーム担当:轍 コマ割りが難しかったです。ネームを描くにあたって、どんなコマ割りが効果的なのかと様々な縦読み漫画やBL作品を読みまくりました。

仕上げ担当:永世 初めて仕上げ作業をしたときは完成させることでいっぱいいっぱいでした。ですが、回数をこなすにつれて慣れてきたことで自分の中で思い描く雰囲気に仕上げることができるようになり、仕上げ作業って楽しいなと思うようになりました。

 

 


――今作にまつわる裏話はありますか?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 実は一樹くんはペキニーズと言う犬種の犬を飼っている設定なんです。名前は「ぽちゃ」。ペキニーズを抱く一樹くんを出そう出そうと思いつつ、タイミングがなくまだ出ていません(笑)。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 週間連載が初挑戦でしたので、とにかく毎話を納期に滞りなく作るのが大変で…。毎回「もっと作り込めたのに…」と思ってしまう自分がいて、夢に一樹と希人が出てきてうなされたりしました。


ネーム担当:轍 自身の生活サイクル上、作業を行う時間帯がどうしても夜~深夜になってしまい睡魔に襲われることも多々あったのですが、どうしたら眠気と戦えるものかとエナドリや栄養ドリンクを飲んだりと色々試したりしてました。結局健康的な睡眠時間が一番効果ありました…(泣)。

仕上げ担当:永世 帰省した際に、暑い中実家の猫と一緒の部屋で当作の仕上げを行ったことがなんだか印象深いです。

――今、何かハマっていることは?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ Netflixの『THE BOYFRIEND』にどハマりして一気見しました。なんていい子達なんだ……としみじみしながら、気持ちをちゃんと相手に伝えるって、大人になってから難しいことだなとまっすぐに相手に伝える彼らを見て反省したりしました。

ネーム担当:轍 とあるソシャゲで出会ったキャラが最推しになり早6年が過ぎました。これからもずっと推してると思います。推し最強。推し活は世界を救う。

仕上げ担当:永世 鳴潮というゲームにハマっています。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください

原作・シナリオ担当:比暮ななみ 元々仕事としてゲームシナリオを書いたり、趣味で小説の公募をしている人間でした。そんな中で、WEBTOONのプロデューサー・原作考案を任せていただくことになり、自分は何が作りたいのか、自分だからこそ作れるものはないのかとじっくり考えました。その時、一番泣いて心をふわふわさせてくれたのが『美しい彼』だったので、咄嗟に「BLをやってみたいです!」と手を挙げてみました。私の中でBLは、自分が女性ということを忘れて、ただの人間としてピュアに恋愛を楽しめるものだと思っています。(普段、女性として生きていることに辟易してしまうタイプなので……)
それ故にすごくピュアなBLを描きたいと思い、企画を起こし始め、たどり着いたのがこの『ねえ、忘れていいよ。』です。企画が通った時のことは今でも忘れないと思います。

ネーム担当:轍 元々二次創作をしていたりと絵や漫画を描いたりする事が好きで、自由度が高く創意工夫が出来る(と、個人的に思っております…!)webtoonに自分も携わることが出来ればなぁと考えていました。そんな時にお声がけ頂いた作品が『ねえ、忘れていいよ。』でした。描くこともBLも大好きな私にとって、あの時の喜びは一生忘れません。

仕上げ担当:永世 当作が私にとって初めてお受けした漫画のお仕事です。もともとBLは主に二次創作などで好んで見ていました。そんな自分が商業BLに関わることになるとはなんだか感慨深いです。初めての仕事が当作でよかったと心から思います。お声がけ頂いてから今まで、担当者さん等当作に関わる人に感謝の気持ちしかありません。

――配信に関して今のお気持ちはいかがでしょう?

原作・シナリオ担当:比暮ななみ ワクワク、よりも、不安が大きいのが正直な気持ちです。思い入れのありすぎる作品なので、どうか、多くの方に愛されてほしいと思います。

ネーム担当:轍 もうがっちがちに緊張してます…!!! たくさんの方々にお世話になり、支えてもらってここまで来ることが出来たので感謝の言葉しかありません…!

仕上げ担当:永世 今のところ実感があまり湧いていません……とにかく毎日そわそわしています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!

原作・シナリオ担当:比暮ななみ ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。『ねえ、忘れていいよ。』はピュアで真っ直ぐで、その中で人生にとって大切なことに気づき、それを背負って生きていく作品です。一見なんでもない日常が繰り返されていると思いますが、それが後々大きな気づきの材料になるので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しい限りです。

 

ネーム担当:轍 初めまして。『ねえ、忘れていいよ。』にてネーム担当を務めております轍と申します。今作品はwebtoonという縦読み漫画であり、編集の方々、脚本家さん、線画担当の方、背景担当の方、着彩担当の方、仕上げ担当の方といった沢山の人達の力と心が込められ完成した作品になります。
一樹と希人が歩んでいく行く末に「忘れられない」何かを感じていただくことが出来れば幸いです。

仕上げ担当:永世 ここまで読んでいただきありがとうごさいます。皆様と『ねえ、忘れていいよ。』を最後まで見届けられたらとても幸せです。よろしくお願いいたします!

 

 

ねえ、忘れていいよ。


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(C)Pikalo

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