12/04 もりもより先生インタビュー 孤独に生きる寡黙な竜×居場所を探す人間の人外嫁入りファンタジーBL♥コミックス『イグナートの花嫁 1』
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2024/07/12 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3714回
仁嶋中道/KADOKAWA/B's‐LOVEY COMICS
コミックス『どちら様が愛を告ぐ』7月12日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
祖母から引き継いだカフェを営む海原千波。メニューは祖母直伝のココアのみ。複雑な家庭環境も影響して、人づきあいは広く浅く、そして弱みは見せないようにしていた。そんな千波のもとに挙動不審な金髪の青年・早川渚が訪れる。千波に話があるが、まだ話せないという謎の主張をする渚に興味を持つ。そして交流を深めるうち、千波が抱えるわだかまりに寄り添おうとしてくれる渚に惹かれていく。お互いゲイということもあり一気に関係を深めるが、千波にとって許しがたい秘密を渚は抱えていて――!?
――作品紹介をお願いします
なにかを話すか話さないか迷っている青年とその相手の青年が、お互いを紐解きながら心の距離を縮めていくお話です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
同い年、黒髪×金髪CPです。
攻め(千波)は、おばあちゃんっ子。
一見クールで飄々としていますが、照れ屋で意地っ張りな面もあります。
受け(渚)は、物腰が柔らかく何かと慎重ですが、ここぞという場面では物怖じせず、相手にしっかり意見を伝えることができる子です。
受けに秘め事がありますが、これがなければ出会うことはなかった二人です。
――当て馬や重要な脇役は?
千波の祖母と母親がとても大切な立ち位置です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
回を追うごとにお互いの抱えているものが見えてくるストーリー展開になっています。
序盤で不明瞭だったキャラの言動や行動が、追々事情が明かされることによって「そうだったのか」とつながっていってくれたら嬉しいです。
――今作にまつわる裏話はありますか?
「嘘をつかない」という約束事から、作中で手首の脈の速さで嘘を確認する動作がでてきますが、本当にその動作で嘘を確認しているわけではなく、「本心を聞きたい」「自分の言葉を信じてほしい」といった気持ちを相手に強調したくて、敢えてこの動作をしています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
先日、友人とアルコールインクアート体験をしました。
インクをアルコールで滲ませ、広げ、模様をつくっていくのですが、偶然性が楽しくて2時間が一瞬に感じました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
とても緊張しています…が、担当さんが考えてくださった帯の一文は、読み終えた後だと見え方が変わるのではないかなと思っています。
手に取っていただけた際には、帯やカバー裏のイラストなども楽しんでいただけたら嬉しいです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ここまでお目通しいただきありがとうございます。
今作の全体の雰囲気は、いままでの私の作品だと同レーベルから出している『愛追うふたり』が一番近いかな…?と個人的には思っています。
今作も楽しんでいただけたら幸いです、よろしくお願いいたします。
■コミックビーズログ編集部 より
仁嶋中道先生の新作、『どちら様が愛を告ぐ』は救いを見出すラブストーリー。
抱えた秘密が相手を傷つけてしまわないように、すこしずつ歩み寄るやさしさにあふれた物語です。秘密を伝えるか、聞き入れるか、ふたりの心情が痛いほど伝わってきて、ドキドキと苦しくなります。
ですが、最後には柔らかな毛布で包まれる心地がします。読了後はあたたかな気持ちできっといっぱいになるはず。
優しい時間を、よかったらぜひココアとともにお楽しみください。
購入特典
アニメイトさん:マンガシート【描き下ろし】
とらのあなさん:モノクロペーパー【描き下ろし】
ホーリンラブブックスさん:ブロマイド
応援団書店さん:マンガカード【描き下ろし】
詳しくはこちら
皆さんの感想が先生に届きます♥
評価・レビューはこちらから
サイン本プレゼントは以下のボタンよりご応募ください!
(C)仁嶋中道/KADOKAWA