椿先生インタビュー

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椿先生インタビュー カラダの疼きがとまらないッ♥さわやかエース(淫魔)×ピュアサラリーマン コミックス『いびつなシュガーモンスター』

2024/06/29 17:00

淫魔の贄になっちゃって……乳首を触って欲しくておねだり♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3699回
椿/竹書房/バンブーコミックス moment
コミックス『いびつなシュガーモンスター』6月28日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
溺愛搾淫リーマンBL!淫奔な親のせいで、性的なことに嫌悪感を抱く潔癖サラリーマン・七緒(ななお)。同じ会社に勤める営業部エース・御影 旬(みかげ しゅん)と出会った夜からカラダの疼きや淫夢に悩まされるように…。実は、旬の正体は淫魔――七緒だけが旬に適合する“極上の蜜”だと言い【淫魔の贄】として契約関係になる2人。愛が信じられない七緒と、愛を知らないからっぽの器だった旬。本能を超えて、いつしか――?

 

――作品紹介をお願いします
「生きていくのに刺激は必要ない」という平穏思考がベースの会社員・瀬戸七緒(受)が、仕事帰りに道端で倒れていた後輩・御影旬(攻)を助けるところから物語が始まります。
二人は社宅のお隣同士であることも発覚し、いい関係を作っていこうとした矢先に旬の正体が淫魔であることがわかり、七緒の押し殺していた性欲を暴くようなトラブルも頻発し…!?
相反する性質を持つ二人が噛み合う日は来るのか? な、『ちょっと心あたたまる、エロきゅんリーマンラブ』です。

 

 

 

 


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻である御影旬は、爽やかでモテ感溢れる営業部のエースです。淫魔の家に生まれながら、生きていく為に必要なエネルギー源である人間の『淫欲』が体に合わず、淫魔として落ちこぼれであることにコンプレックスを抱いています。
一方受の瀬戸七緒は、性に奔放な親のせいで苦労してきた生い立ちから、恋愛や性欲といったものに嫌悪感を抱きながら生きているアラサー潔癖リーマンです。

 

 


――当て馬や重要な脇役は?
旬の過去や生き辛さを知る淫魔、ノアです。
ノアは旬とは違い淫魔の家系の中でもエリートに属するのですが、淫魔の血が濃いがゆえに人間味が薄く、掴み所がないキャラクターで旬と七緒は振り回されます。ノアが旬に対して抱いている感情の名前は…? そこにもご注目頂きたいです。

 

 


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
『淫魔』という要素を加えつつ、『もしかしたら身近に潜んでるかもしれないファンタジー』として読んでもらえるよう意識しました。七緒も旬もそれぞれの『生きづらさ』を抱えていて、ひとにコンプレックスを晒すことの怖さや、それを差し置いても『この人になら知ってほしい、わかってほしい』と思える出会いがあった時の喜びなどは、誰もが経験するかもしれない、共感してもらえるポイントなのではないかな…と。ゴールに辿り着いた頃には読者さんにも前向きでハッピーな気持ちになって貰えてたら嬉しいです!

 

 

 


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
担当さんと相談した結果クロスオーバー的な遊びを取り入れてみよう! となりまして、拙作『スウィート・ペイン』のメインキャラである河野和臣と牧瀬洸太郎が出てきます。
今回の二人は『スウィート・ペイン』から約10年後という時間軸で描いておりまして、大人になった和臣と洸太郎の熟年カップル感をじっくり描く機会が持てたのはとても嬉しく楽しかったです!
また、『スウィート・ペイン』はファンタジー要素のないお話なので、あえて今作にペインの二人を登場させることで『身近に潜むファンタジー』感に繋がるのではと思いました。

 


――今作にまつわる裏話はありますか?
淫魔の設定についてなのですが、今作では『人間よりひとつ上位の生き物』として描いており、『古来より神仏に近いもの』として扱われてきたイメージで表現しています。
なので日本で存続する唯一の淫魔の家である旬の実家の敷地内には、力を抑えられなくなった淫魔の『祟り封じ』の為に昔から使われてきたお社があります。

 


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
シュガモンの執筆中、パソコンの挙動が重くなってきたことに耐えられなくなりパソコンを買い替えました。サクサク動くようになって快適~!! と思っていた矢先、プリンターが壊れてしまい買い替えました。印刷の調子がだいぶ前から悪かったので仕方ないか…まぁでもサクサク印刷できるようになって快適~!! と思っていた矢先、本棚の底が抜けて壊れました。本棚を買い替えたらまた次の何かが壊れそうで怖いです。


――今、何かハマっていることは?
長いことほったらかしだった家の花壇に、少しずつお花を植えていっています。
去年あちこち探し歩いてようやく見つけたピンクのアナベルが大きく成長して、今年はたくさん花をつけてくれて嬉しいです!冬の間は枯れ枝みたいだったのに…逞しくてえらいな…


――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
電子配信だけでなく、書籍としても刊行して頂けて本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです!!
シュガモンは電子連載の扉絵で大きく『溺愛攻め淫魔』と打ち出して頂いていました。少しひとより不器用に生きている七緒と旬が、少しずつお互いの温かさに触れて諦めていたものや心に蓋をしていたものを取り戻し、彼らなりの『溺愛』が完成していく様子を楽しんで頂ければと思います!

 

 

 


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回数ある淫魔モノBLの中に拙作も加えて頂くこととなりましたが、『いびつなシュガーモンスター』は甘くて痛くてエッチで、最後はハッピーエンドが約束されている作品となっております。楽しんで頂けたら嬉しいです!!

 


担当編集より
momentコミックスから4冊目となる椿先生の最新作は、初の【人外BL&日常系ファンタジー】です! 意外にも「溺愛攻め」と冠したキャラクターは初だったため、連載中「溺愛とは!?」と椿先生も悩む一幕もありましたが、温かい光で包み込んでくれるような甘い淫魔攻めが誕生しました! 見所は、旬(攻)の真摯で優しい資質と、淫魔であるが故に強制的に発情症状を発動させてしまうアンバランスさ。(率直に言うと、真摯で激甘にエロい攻です!)
一方、トラウマから愛も信じられず、性欲に嫌悪感を抱いてしまう七緒(受)。旬との出会いは不運とも呼べるものでしたが、日常を通して旬から与えられる温かい愛情がゆっくりと染みわたっていく様子に胸がギュッと締め付けられます…!

また本作を語る上で外せないのはサブキャラ淫魔の御曹司・ノア。人間の感覚を持つ旬と対比となる存在、かつ旬と七緒の関係性を引っ掻き回してくれるので色々と助けられました。アクが強く圧倒的強者な彼は椿先生のキャラとしても珍しいタイプということもあり、本編では描かなかったノアと旬の関係性など打ち合わせのたびに盛り上がっていました!(笑)

椿先生の作品の中でもエロ度は最高ランク。かつ溺愛×不憫のひたむきな愛の探求。お互い欠けているものを補える尊い関係性を実感いただける読後感になっていると思います!
美麗な筆致で描かれる日常ファンタジーの世界観にひたっていただければ嬉しいです!

 

コミックス『いびつなシュガーモンスター

 

特典情報

 

 

◆有償特典
アニメイト:8P小冊子
コミコミスタジオ:アクリルコースター/1P漫画ペーパー

◆無償特典
とらのあな:4Pリーフレット
コミコミスタジオ:1P漫画ペーパー
ホーリンラブブックス・特約店:1P漫画ペーパー

◆電子特典
コミックシーモア:1P漫画ペーパー
他電子書店:1P漫画ペーパー

 

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