びーたま先生インタビュー

本気の吸血描写がえちち♥一気読み推奨のドタバタラブコメ！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3625回
びーたま／渋谷六花舎／LUPiNUS
コミック(電子単話)『吸血鬼はパリピ男子が趣味じゃない』4月6日配信
サイン色紙プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
日本観光をひとり楽しむドイツ生まれの吸血鬼ベネディクト。吸血対象を探そうとしていたところ、チャラチャラした若い男・コータと出会う。こんな子供は趣味ではない──関わらないでおこうと決めたはずが、成り行きで一緒にクラブへ行くことに。不運にも、フィーバータイムで煌々ときらめくブラックライト（紫外線）がベネディクトを襲う。顔にやけどを負ったベネディクトを、コータは自宅で手当てしようとするが──？

――作品紹介をお願いします
吸血鬼×パリピ、陰とYO！ の織りなすドタバタラブコメBLです。
吸血鬼が好きなので、それとはまったく逆のキャラ性をぶつけたら面白いんじゃないかと思いついた話です。
吸血鬼の威厳も何も通用しない陽キャのパリピに振り回されている内に、やがてお互い惹かれていったりキュンとしたり切なかったりもするけど、基本は明るく気軽に楽しんでもらえる作品になっていると思います。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻め「吸血鬼ベネディクト」
……300年以上を生きる男前な男色家で、堅物で拘りが強い性分なのにまったく趣味ではないコータと出会いドタバタしてたら何故かコータに惹かれてしまい……。
こんなの趣味じゃない！ でも……！ という葛藤を抱く(ハタから見てると)面白い人です。

受け「パリピのコータ」
……20歳の専門学生で、陽キャでマイペースで怖いもの知らずで、恐ろしい吸血鬼だろうがグイグイ近づきます。
ベネディクトを「ベネっち」と勝手に呼び懐きますが、困ってる人は放っておけないお人好しでもあり、危なっかしいくらい良い子です。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
吸血鬼モノの好きな所を突き詰めて自分なりに最高の世界観を作りました。
作中でキーになる「フィーダー」(吸血鬼に安定的に血を提供する人間)は独自の設定です。
ストーリーもしっかり練りつつ、エロシーンも毎話1回は入れるようにこだわりました。
何故なら吸血鬼はエロティックな存在ですので!!!!!

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
描きたい事が多過ぎて、エピソードの取捨選択や上手く入れ込む事に凄く苦労しました。
6話(※全6話予定)って長いようで短い……！
何とか無理ない範囲で詰め込みましたが、それでも頭の中の3割程しか入らなかった感触です。
狼を描くのが妙に楽しかったですね……。
夢中でモフモフ描いてる内にあっという間に変身シーンが終わってしまったので、あと100ページくらい描きたかったです!!!
他、ドタバタしてるシーンはどれも描いてて楽しいです♪

――今作にまつわる裏話はありますか？
ベネディクトをドイツ人にしたのには理由があったのですが、事情があってその理由の部分がごっそりカットになってしまいました……！
でもドイツも吸血鬼の伝承は古くから残っている土地なのでまあいいかな、とベネディクトはそのままにしました。
この世界の吸血鬼の吸血方法は牙から直接吸う、簡単に言えば蚊みたいな方式なのですが(笑)。
その説明も流れを邪魔するのでカットに……。機会があればこのへんもネタにしたいです。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
4話執筆中に新型コロナを発症しまして、布団の中にiPadを持ち込んでリモートのアシスタントさんに指示を出してたのは忘れられない思い出です。
何度も諦めようと思ったけど、久しぶりに根性出して踏ん張りました。
自分の作業はほとんど終わっていたのですが、普段ならあと1日で終わる所を10日くらいかかって大変歯痒かったです。

――今、何かハマっていることは？
料理動画を観る事にハマっていて、コロナで寝てる間もずっと観ていました。
家庭料理ではなく、大衆食堂やパン屋やお菓子屋、世界のストリートフード等の、大量の食材を慣れた手つきで捌いていって大量の料理が出来る過程を見ているのがとても好きです。
パンとかの抱えるほど大きなフワフワな生地を見ると、その中に埋まりたくなります……。
特にお気に入りが、アゼルバイジャンの青空キッチンでばぁば達がワイルドに作る郷土料理(大量)とか、オランダのキャンディ屋さんのメイキングなんかです。
まだトロ～として柔らかいようで叩くとカキンと割れる不思議な質感の飴、それをハサミで切る音、繊細な模様を組み立てる技術、カカカカッと凄い速さでカットする手際、どれも惚れ惚れして飽きません。
いつか自作品のノベルティとかでオリジナルキャンディを作れたらなぁと夢見てます♪

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
元々漫画は描いてましたが違う分野だったし、BLは嗜む程度の読み専だったんです。
それが、とあるオンラインゲームで仲良くなった人(今の主人)とゲームの中で一緒に全裸になったりしてキャッキャ遊んでいたところ、二人とも男キャラ使ってたんで絵面が完全にBLで(笑)。
それが面白くてイラストや漫画にして描いている内に「これは本気で面白いぞ……本格的なBL描いてみたい」と思って描き始めたのがきっかけでした。
そのうちオリジナルのBLも描きたい！ と同人でリリースした所、今の担当さんがお声がけ下さって、晴れて商業BL作家デビューとなりました。
サンプルをアップしたばかりというかなり早い段階で見つけて下さった担当さんのフットワークの軽さと熱量があったからこそ今があります！
感謝しかありません♪

――配信に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
そこそこ漫画歴は長いんですが、思えば完全なオリジナル作品で連載というのは初めてなので感無量です！
自分的に新しい事にチャレンジしている部分もあるので大変な事も多いけど、好きなものを詰め込んで描いているので、圧倒的に楽しいです!!
あと1000ページぐらい描きたいです!!!!!

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
基本的に吸血鬼をいじり倒すパリピと、そんなパリピを押し倒す吸血鬼のえちえちなドタバタラブコメなんですが、4話からはちょっと流れが変わってきます。
ラストまであと少し、ベネっちとコータがどうなってゆくのか……是非応援して頂けたら嬉しいです♪

担当編集より
『吸血鬼はパリピ男子が趣味じゃない』第4話は、各電子書籍ストア様で2024年4月6日配信開始いたします！

LUPiNUS創刊作品のひとつである本作は、
『キャラ立ち』『強い受け』というレーベルコンセプトをギュギュっとつめ込んだ作品です。

攻めのベネディクトは、酸いも甘いも嚙み分けた300年以上生きる吸血鬼。
残忍な面もありつつ、日本観光で仏閣を訪れるなど、人間らしい部分も持ち合わせています。

受けのコータは、見た目はチャラいけれど困っている人には手を差し伸べる優しい子で、ポジティブ思考の持ち主です。

相反する二人が出会い、はじめはコータの『血』と『身体』にしか興味がなかったベネディクトが、次第にコータ自身に惹かれていきます。
一方、コータもなし崩しにベネディクトと肉体関係を持ち、『快感』からベネディクトを受け入れていましたが、ベネディクトと過ごす日々の楽しさに、ずっと一緒にいたいと思うようになります。
吸血鬼と人間、果たして二人の運命は──？

見どころは、びーたま先生ならではのテンポの良さ！ 繰り広げられる会話劇がクセになります！
ファンタジーものをあまり読まないという方にもおすすめです！
そしてなんと言っても濃厚なHシーン……！ ベネディクトとコータ、それぞれの普段とは違う表情をお楽しみください♪
 
『吸血鬼はパリピ男子が趣味じゃない』および、びーたま先生への熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします。

『吸血鬼はパリピ男子が趣味じゃない』

先生へのメッセージ募集＆サイン色紙プレゼント

 
皆さんの感想が先生に届きます♥
評価・レビューはこちらから

サイン色紙プレゼントは以下のボタンよりご応募ください！

サイン色紙プレゼント応募

(C)びーたま/渋谷六花舎