鳴海はこ先生インタビュー

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鳴海はこ先生インタビュー ラブ&エモ!?探偵事務所の副所長×元ホストのエンタメBL♥コミックス『ブヤカシャ!』

2024/03/16 17:00

恋愛下手なイケメン×2が周囲を振り回す♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3605回
ブヤカシャ!/心交社/Chocolat comics
コミックス『ブヤカシャ!』3月14日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
派手な見かけによらず情に厚い探偵・鏑木開は、女子大生の捜索依頼を受け彼女がハマっていたホストに会いに行く。そのホストは、一年前「好きだよ」と嘘か本当かわからない言葉を残して鏑木探偵事務所から消えたルカだった。気まぐれでクソめんどくさくて、迷惑しかかけられていないのに開はこの男を放っておけない。ただの腐れ縁というには重く絡まりすぎた、中学時代からの因縁の相手だ。「本当に開だ! 俺に会いに来たの!?」 再会にはしゃぎ、情報と引き換えに抱いてくれとねだるルカ。開がしぶしぶ承諾するとルカはホストをやめて事務所に転がり込んできて……

 

――作品紹介をお願いします
探偵BLです。探偵をしている鏑木開(攻)はとある調査で、中学からの因縁の相手・ルカ(受)と再会して…という始まりです。その因縁によって人生がぐちゃぐちゃになってしまった二人が、探偵業をしながらお互いの傷を抉ったり埋めあったりする…といったお話です。
流血シーンやシリアスな場面も多いですが、基本どんちゃん騒ぎのラブコメです。

 

――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻は「鏑木 開」。
探偵事務所の副所長をしていて、性格は口が悪く無愛想ですが、不器用な優しさをもっています。
お人好しで人を見捨てられないまるで昭和のような人間です。
いわゆる男前という感じです。ただ料理はできないのでスパダリではないかもしれません。

受は「ルカ」。
元ホストで鏑木探偵事務所で調査員をしています。性格は自由奔放でトラブルメーカー。エッチが好きで開に抱いてとよく迫ります。明け透けなようでいて内心何を考えてるかわからず、開をいつも翻弄しています。
彼もまた不器用で、一筋縄ではいかないタイプです。
素直になったりなれなかったり、傷つけあったり慰め合ったりと、二人がすったもんだしている様を楽しんでいただけたらとおもいます。

 

 


――当て馬や重要な脇役は?
『ブヤカシャ!』はサブキャラクターが本当に多く、お気に入りのキャラはたくさんいるのですが、準主人公は「新名 千早」です。
鏑木探偵事務所のバイトなのですが、千早がいなければストーリーが回らなかったくらいには重要なキャラクターで、開とルカと同じくらいの愛情をもっています。
不憫で愛おしい青年・千早のふりまわされ具合も楽しんでいただけたらと思います。

その他でいうと、ヤクザの陣内も腹に一物あるキャラクターとしてお気に入りです。

 


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
今回はハードボイルドなようでコメディで…ととにかくどたばたとめちゃくちゃな感じにしたかったので、制作中は常にテンション高くいました。
あとでかい男が大好きなので攻も受も180㎝超えのでかい男です。ただ身長差も好きなので攻と受は10㎝差があります。
作画については青年誌っぽさを少し出したかったので、ところどころですが背景で実写のものを使ったりしています。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
楽しかった点はとにかく開とルカの顔面です。どちらも自分の好みど直球なので描いていてめちゃくちゃ楽しかったです。普段はまつ毛が長いキャラが一人いたら、他のキャラはまつげは目立たなくするようにしているのですが、今回は描きたいように描きました。
その点苦労したのは作画コストが高かったことです。でも楽しかったので問題ありません。

 


――今作にまつわる裏話はありますか?
もともと全然違うお話になる予定でキャラクターを作ったのですが、そのお話が気に入らなくて悩んでいたところ、体調不良に見舞われて寝込んでいたら降ってきたのが『ブヤカシャ!』の原型でした。そのため当初は熱の時に見る夢という意味の「FEVER DREAM」というタイトルにしようかと思ったのですが、今では没になってよかったです。
『ブヤカシャ!』というタイトルは「Booyakasya」から来ています。「ざまあみろ」的なニュアンスです。

また、原型のときは3Pものにするつもりでしたが、担当さんに「絶対開とルカの二人がいい」と止められ今の形になりました。今思うと本当に3Pにしなくてよかった…。いつも感謝しております。

開とルカの話にしようと決めたとたん、頭の中でアイディアが止まらずノンストップでストーリーを書ききれたことは、「キャラが勝手に動く」とはこういうことかと実感する体験でした。
そのせいでショコラさんの規定ページ数を大幅に超えてしまい、最終話では「これ以上描くと前の話をどこかしら削るしかない」とまで言わせてしまいました。
大ボリュームのコミックス、ぜひお手にとっていただけたらと思います。

 


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
コロナが明けてから初の旅行をしました。茨城にいったり富山にいったり、沖縄にも行きました。中でも印象的だったのは富山県で、富山市のどこにいても荘厳な山々が空の半分を埋め尽くす景色は、関東平野に住んでいるわたしからは想像できないような光景でした。
あとめっちゃ魚が美味しかった。

――今、何かハマっていることは?
何かにハマりたいなとずっと探しています。本当に…ハマりたい…。何かにハマりたい…。強いていうなら最近ハマっていることは国内旅行かもしれない…。 

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
とにかく全力で自分が楽しいと思うものを描かせていただきました! それこそ同人誌のような気持ちで描いたので正直にいうと「刺さる人が一人でもいたらいいな!」という気持ちです。(商業作家としてはダメですが…)
そんな作品をコミックスにしてもらえたことも、書店様の特典もたくさん描かせていただけたことも、恵まれているなと感謝の気持ちでいっぱいです。
表紙もとってもかっこよくしていただいたので、書店で見れる日を心待ちにしております! 

 


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
インタビューをここまでお読みくださりありがとうございました!
こんなにたくさん素敵な作品があるなかで、『ブヤカシャ!』を読むという選択肢に入れていただけたらこんなに光栄なことはありません。
『ブヤカシャ!』を少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

 


担当編集より
鳴海はこ先生の新刊は、恋愛下手なイケメン二人がお互いと周囲を振り回す、ラブコメ×エモなエンタメBLです。
自分たちを「ただの腐れ縁」「ただの中学の同級生」と言いはる開とルカが、絶対にそれだけではない空気を醸してくるので、二人の過去が気になって仕方がなくなります。
冒頭から開にまとわりつき「抱いてよお~~~!」とねだるルカと、罵倒する開。
ルカ→→→→開の一方的すぎる関係と思わせながら、実は開の行動からも散りばめられた回想からも、ルカに対する執着が煮汁のように染みだしているのがたまりません。
抱いてと言われたら結局抱くし、ルカが「消えた」日のことや、因縁の始まりである中学時代を繰り返し思い出している開…。イカれた自由人のルカより、不器用で優しい男・開の抱える感情は重いのです。

事件は暴れて痛快に解決し、恋愛は拗らせて焦らしてくる最強バディの開とルカ。
多面的な二人の関係性に悶えてしまうこと間違いなしです! 

コミックス『ブヤカシャ!

 

特典情報

 

 

◆ホーリンラブブックス
有償:20P小冊子、アクリルスタンド
無償:マグネットステッカー、1Pペーパー
◆中央書店コミコミスタジオ
有償:20P小冊子、SNS風アクリルカード
無償:8P小冊子
◆Amazon&Kindle共通:1Pペーパー
◆アニメイト:1Pペーパー
◆とらのあな:描き下ろし両面イラストカード
◆電子書店:2P漫画

 

詳しくはショコラHP

 

その他情報

 

pixivコミックで3話分の試し読みを期間限定(4月16日まで)公開中です!

 

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(C)鳴海はこ/心交社

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