円路先生インタビュー

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円路先生インタビュークールな小説家×一途な大学生の10歳差幼馴染ピュアラブ♥コミックス『あで始まって、るで終わる』

2024/03/15 17:00

10年片想いしてきた幼馴染と恋人契約⁉健気な受けに萌える♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3604回
円路／オーバーラップ／リキューレコミックス
コミックス『あで始まって、るで終わる』3月15日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
一陽は幼馴染の小説家・白に10年越しの片想い中。進学を機に同居を始めたものの、振り向いてもらえる気配はない。そんな折、白に恋愛小説執筆の依頼が舞い込んでくる。少しでも意識してもらおうと恋人役に立候補する一陽。ふいうちのキス、雨宿りのラブホ、心臓が破裂しそうな”初めて”の夜――予想外の甘さに翻弄されながらも、まっすぐな想いを向ける一陽にいつしか白も目が離せなくなっていき…？

――作品紹介をお願いします
ずっと片想いしていた幼馴染の相手、小説家の宇月白(攻)と進学を機に同居することになった大学生の赤間一陽(受)が、ひょんなことから恋人ごっこを始めるお話です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの白は淡白で過去の出来事から人と関わるのが苦手な小説家で、受けの一陽は明るくずっと白に片想いしている一途な大学生です。

――当て馬や重要な脇役は？
白の担当編集者奥村と一陽の祖父赤間宗一郎が重要な脇役として活躍してくれます。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
日本家屋を舞台に2人の共同生活とゆっくりと関係が進むお話が書きたいなぁから始まりました。
季節や自然とキャラ達を絡ませるのが楽しかったです。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
白についてのエピソードはあまり苦なく描けたのですが、一陽の感情やエピソードを考えるのが難しく、編集さんに一陽のことをもっと教えてくだい！と打ち合わせの際に毎話言われていたのが印象的でした。元気で一途な男子大学生難しかったです。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
思いがけず自然を描くお話が多かったおかげか、原稿中山や牧場に行きたくてしょうがなかったです。

――今、何かハマっていることは？
年々焚き火にあたりたい欲が高まってきていて、最近大きいキャンドルを買ってみたのですが、これが結構良くて休憩中炎を見ながらぼーっとするのが楽しいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
緊張と不安でドキドキですが、精一杯描きましたので楽しんでいただけたら嬉しいです！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまで読んでくださりありがとうございます！
どうぞよろしくお願いいたします。

担当編集より
円路先生最新コミックス『あで始まって、るで終わる』が3月15日にリキューレより発売です！

一途でピュアなラブストーリーの舞台は自然豊かな日本家屋。
現在の家主である攻めの白はクールで朴訥、言葉は少ないけれど、心に熱いものを秘めている小説家です。
白に一目惚れし、10年もの間片想いを続ける受け・一陽のまっすぐな明るさがあまりにも可愛く眩しく、ふたりの絶妙なコントラストとなっています！

一見真反対のふたりを繋ぐのが著名な小説家である祖父と、白が紡ぎ出す「初の恋愛小説」なる物語であり、ネタだしのために仮の恋人契約をするところからお話はスタート。
幼馴染として10年一緒にいても変わらなかった距離が物理的にも精神的にもググッと縮まっていき、さまざまなイベントを通して今まで知らなかった白の内面に少しずつ触れていく様が円路先生の繊細で情緒豊かな筆致で描写されてゆきます。

幼妻よろしく炊事洗濯をしてみたり、キスをねだってみたり、偶然入り込んだラブホテルや家の縁側でイチャイチャしてみたり…。
白の気を引こうと一生懸命な一陽の可愛らしさに思わず頬が緩んでしまうこと間違いなし！
一方たえずクールに見えて白も少しずつ一陽にほだされてゆき、時折びっくりするくらいの甘さを見せてくれるところがたまりません…！
クール美形の不意打ちデレ、最高です。

実は歳の差が10もあるふたり。歳の差ものの醍醐味な甘イチャもたくさんあります!!
担当のイチ押しはやはり初夜に至るまでの会話でしょうか…。
幼い頃から見知っている一陽が健やかにまばゆく成長した姿を「恋人」として意識していく白の心情の変化に、萌えすぎてぎゅっと胸が苦しくなります…！

「恋人契約」を通して育まれる、かけがえなく愛おしい時間。
互いの心のやわらかいところに触れ、よりいっそう離れ難くなる感情の名前は。
読後あたたかなキュンで満たされる本作、春のはじまりにぜひお手に取ってご覧ください！