七菱ヒロ先生インタビュー

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七菱ヒロ先生インタビュー忠犬Dom×Sub性を隠す上司♥コミックス『金曜日、執事が俺をSubにする。主従逆転Dom/Subユニバース』

2024/03/06 17:00

もどかしくも強い絆を持った2人の行く先は…

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3596回
七菱ヒロ／出版社：秋水社　発売元：青泉社／秋水デジタルコミックス
コミックス『金曜日、執事が俺をSubにする。主従逆転Dom/Subユニバース』2月26日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
財閥の御曹司・一樹は、辣腕を振るい、端麗な容姿と完璧なリーダーシップでカリスマDomとしてグループ全体をけん引していた。そしてその傍らにはいつも幼少から一樹に仕え、現在は秘書でもあるルイがいた。さらに2人は、一樹の本来のSub性を秘匿しながらも欲求を解放する為のプレイパートナーでもあった。そんなある日、一樹に御曹司にふさわしい相手であり“正式な”パートナーとして競合のやり手経営者・九条との見合い話が持ち上がる。そこから一樹とルイの2人きりだったトップシークレットが徐々に侵されていくことになり―…!?

――作品紹介をお願いします
初のドムサブもの！です！
普段の日常生活では、命令をする方のドムが部下、命令をされる方のサブが上司(次期社長の御曹司！)の主従逆転で、加えて二人だけの秘密を抱える少し箱庭的なお話になっています。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻は寡黙で受だけを愛して、支える、忠犬のような年下黒髪男子で、受は自身の抱える秘密から外では気丈に振る舞いつつ、内面は揺らいでいて、そんな日々を攻に支えられています。心も…身体も……。

――当て馬や重要な脇役は？
受の秘密を隠すために親が手配した許嫁がおります!!!! 彼もまた心の闇がありそうで描いてて大変お気に入りでした！

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
初めて長めの話数を頂けたので、キャラクターたちの心情を丁寧に追っていきたいなと思い心掛けました。特に受けの、葛藤を乗り越えて、好きな人の前でありのままの本能を曝け出し従うことは気持ちいいものだという心の解放感をうまく表現できていたらいいのですが…。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
ドムサブものを描くのが、私も担当さんも初めてで、一緒にドムサブとは？からの資料を持ち寄って勉強会したのが楽しかったです笑。
つまり…?? これがこうだと?? この場合は?? みたいな理解を深めながらの応用のやりとりがなんだか学生時代のようでした。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
私の事情で執筆ペースを書き溜めてから＆ゆっくりで進行させてもらったのでこの作品を描き切るのに本来なら1年未満で描き切れる所を2年かけて描いたので、途中で多少の絵柄の変化や、私生活の環境の変化でなかなか気持ちを切り替えるのが難しかった時があったりしたので、色々な面で自分と向き合う思い入れのある作品になったなあと思います。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
久しぶりのコミックスで、本当にとても嬉しいです。ぜひお手に取って頂けたら嬉しいです！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ドムサブものの王道ともいえる両片思いのすれ違いの歯痒さを楽しんでもらえたら嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました！

担当編集より
七菱ヒロ先生の新作『金曜日、執事が俺をSubにする。主従逆転Dom/Subユニバース』は、
サブタイトルの通り、社会的地位の主従とは異なったドムサブ性を持っている2人の主従逆転ものです。

裕福な財閥一家に生まれ、そこに相応しくあろうと全力で頑張ってきたが幸せが結びつかない受け・一樹と、そんな受けにただひたすらに尽くす使用人の立場の攻め・ルイ。快感と秘密を共有できる関係なのに、想いのままに身をゆだねることは許されない2人の間に、一樹に“相応しい”パートナーのサブ・九条の登場という障壁が……
といったお話しになっています。

一樹には絶対ルイしかいないでしょ…?! と思いながらも、なかなかそうはいかないもどかしさと2人の結びつきの強さを感じていただきたいです。
そして、健気で不憫な受けの幸せを願わずにはいられない…
2人の行く先をぜひ見届けていただきたいです！

不憫受け好きさんには、不憫な受けのかわいそかわいい様子とやっぱり攻めには一番とろける良い顔を見せてくれるところもご注目いただきたいです♡

描き下ろしは、ルイの過去と一樹という主人との出会いについて描いた11Pを収録！
ぜひご一読ください♪