12/04 もりもより先生インタビュー 孤独に生きる寡黙な竜×居場所を探す人間の人外嫁入りファンタジーBL♥コミックス『イグナートの花嫁 1』
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2023/12/07 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3525回
砂床あい/石田惠美/心交社/ショコラ文庫
小説『傲嬌(ツンデレ)太子と愛のない婚姻』12月9日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
冷徹な天族の太子・月季は弟を巡り魔王太子と争う大事件を起こしていた。この醜聞をもみ消すため、天帝に高位の女神である連理との結婚を命じられる。迎えた新婚初夜、花嫁を義務的に抱こうとするが股間には不自然な膨らみが…?連理は月季と結婚するため美しい顔を利用して女だと偽っていたのだ。怒る月季は廃妃にしようと画策するが歳も霊力も上の連理はものともしない。さらに「そなたの身体を可愛がる権利がある」と強引に快楽を与えられて…。
――作品紹介をお願いします
前作で悪役だった兄上・月季が、読者様と担当様の同情票を得て敗者復活! エリート理系女神を嫁に貰い、初夜で花嫁の服を脱がせたらとんでもないモノがついていた…。月季はその恥ずかしい事実を親に隠したまま無事に廃妃し、新しい女子を娶ることができるのか? 乞うご期待! ……的な話です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻:連理(九天玄女・〇ん〇んのついた聖母)
×
受:月季(天界の太子・拗らせまくったツンデレ)
――当て馬や重要な脇役は?
・紅琰(前作の主人公)。面倒な兄上をこれ幸いと攻にぐいぐい押し付けます。
・天禄(月季の騎獣)。尻の穴を塞がれている神獣です。中国の獣や植物は何百年か修練すると人の姿をとれるらしいので、天禄も変身できる設定です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
前作は狙い通り「(読むまでは)どっちが攻かわからない」と言っていただけたので、今回は「(読むまでは)どっちが受かわからない」を狙ってみました。まぁ前作でド攻みたいな顔をして弟にセクハラしていた兄上が急に受になれるわけがないので、今作でもやっぱり攻みたいな顔をして攻みたいな言動をしています。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
美人で強くて万能な雄なのに受に抱かれる気満々な攻は書いていて楽しかったです。神様は常に救う側にいて、だれからも守られない存在なのはちょっと可哀そう。あと、中国では最高位の凶神・太歳星君の“三面六臂”という設定が、「ハチャメチャに強い」という比喩的な意味なのか、それとも本当に「三つの顔と六本の腕を持っている」前提で書いていいものか、最後まで悩みました。後者なら懸垂も3セットずつやるのかな。
――今作にまつわる裏話はありますか?
あとがきにも書いたのですが、最初に出したプロットでは月季の妻=女性でした。子供を作った後に神体を失う事件からの転生ミスで性転換、という流れでBLに着地させていたのですが、なんと編集部NG出まして。女性はダメですと。性転換で男になっても、もとは女だから駄目ですと。後継問題に頭を抱えましたよね…そこで苦し紛れに出した代案が「玄鳥」でした。中国には「玄鳥の卵」という言い訳…魔法のアイテムがあるんですよ(詳しくはWikipediaをご覧ください)。鳥なら素嚢があるし、雄っぱいからピジョンミルク的なものを出そうと思えば出るかもしれない。執筆中に「オスのマウスのiPS細胞から卵子を作り、別のマウスの精子と受精させて子どもを誕生させた」というニュースが出たので、玄鳥の卵もあながち夢ではないかもしれない。かもしれない……。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
『少年ジャ〇プ』の強キャラが白眼だの写輪眼だの六眼だのと素敵な目を持っているこの世界で、私は近眼のみならずとうとう老眼を会得しました。今年に入ってすでに眼鏡を三つ作り、レンズを四回替えています。近すぎて見えない♥ ってこういうことなんだな~。
――今、何かハマっていることは?
美容皮膚科に顔脱毛に通い始めました。治療中に医者(男性)から同じ質問(日常エピソード)をされたので「最近チンアップ・バーを買って……」と答えたら変な空気になり、あ、これは下ネタと思われた!? と察知して焦った私は「チンニング・スタンドのことだ」と説明しようとしたのですが、自身の名誉に傷がつくことを恐れるあまり慌ててしまい、舌がもつれて「チンチング・スタンドです」と口走ってさらに傷を広げました。直後、もう黙れと言わんばかりに鼻の下にジュッと照射されたので、私の名誉はうやむやになったままです。懸垂って言葉をド忘れしただけなのに名誉が負傷。あとは引き続き中華ドラマに嵌っています。最近は古装ラブ史劇だけでなく、近代ドラマにも手を出し始めました。日本刀を金属バットみたいに振り回して戦う七分袖白道着&黒ロングスカートのサムライに大変勇気をもらっています。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
まさか外伝を書かせていただけるとは思ってもみなかったので大変ありがたいです。しかも前作では性格に難がありすぎた月季が主人公で本当に大丈夫か……とドキドキが止まりません。ただ、石田惠美先生のイラストだけは間違いなく素晴らしいので、挿絵だけでもぜひご覧いただきたいです!
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
いつもありがとうございます。エビチリBL第二弾も中華ドラマあるあるネタをいろいろ仕込んで書きました。楽しんでいただけたら嬉しいです。
担当編集より
砂床あい先生による、本格中華ファンタジー第二弾が登場!
今回は《密かに受を想い続けた年上攻×ブラコン拗らせツンデレ太子》です!
前作『百華王の閨房指南』で人気を博したブラコン兄・月季(ユエチー)が主人公です。
前作で弟が好き過ぎるあまりとんでもない修羅場を繰り広げた月季は、天帝から結婚を命じられます。
「女の美醜などどうでもいい。どうせ天后という立場が欲しいのだろう……」といじける月季。
初夜のベッドで花嫁の裾をめくると、そこにはあるはずのない膨らみが…!?
花嫁である連理(リェンリー)は女のふりをして月季に嫁いだのでした。
ある出来事からずっと月季を想っていた連理。
しかし、愛を知らないツンツン月季は一切なびきません。
何歳も年上で経験豊富な連理は、あの手この手で月季を振り向かせようと奮闘するが…。
連理は月季を落とすことができるのか…!? そして、過去の悲劇によって心に深い傷を負う月季が本当に欲しかったものとは…?
恋の駆け引きだけではなく、二人が互いを想う絆が繊細に描かれた今作。
大好きな弟に毒を盛るような悪者だった月季の幸せを、願わずにはいられません。
もちろん、前作未読の方でもお楽しみいただけます!
石田先生の描く美しいイラストとともに、連理と月季の恋のドタバタをぜひお楽しみください♥
月季がぞっこんな弟・紅琰(ホンイェン)と魔王太子の恋を描いた前作『百華王の閨房指南』もちるちる様にインタビューを掲載していただいております!
ぜひチェックしてくださいね♥
◆コミコミスタジオ:
有償:アクリルコースター
◆ホーリンラブブックス:
通常:両面イラストカード
◆電子書店限定(kindle除く):描き下ろしSS「パイズリ編」
◆Amazon&kindle限定:SSペーパー「天禄編」
詳しくはショコラ編集部ホームページへ
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(C)砂床あい・石田惠美/心交社