五月女えむ先生インタビュー

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五月女えむ先生インタビュー元調教師×元奴隷集落の主人が求める幸福とは…？淫靡で切ない寝物語コミックス『サハラの幸福者１』

2023/04/16 17:00

新たな試練!?心を通じ合わせた2人の求める幸福とは…？

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3353回
五月女えむ／ジュネット／ジュネットコミックスピアスシリーズ
コミックス『サハラの幸福者 1』4月18日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
幼き頃に父を呪い師に殺され、以来『黒鷲』という通り名で過ごし、
本当の名前を隠して生きていた奴隷商人のロキ。ロキは遠き雪の国からやってきたアルキルと出会い、紆余曲折を経て心を通わせるように。ロキはアルキルに真の名を伝え、特別な存在となった2人だが、彼らが求める幸福は周りの人々を巻き込んで大きなうねりとなっていく…

――作品紹介をお願いします
『サハラの黒鷲』から始まったサハラシリーズの4冊目です！

砂漠の国で本当の名前を隠して生きてきた黒鷲(真の名前/ロキ)。
黒鷲はアルキルという雪国からきた青年と出会い、特別に想い合うようになります。

二人で思い描いた未来を叶えようとしますが、黒鷲を「よく思わない人間」「執着する人間」「そもそもの悲劇の元凶」のせいで
二人は悩む事になります。

一方で。
イングルという傭兵が自分に好意を寄せるビャクという青年に初めての感情が抱え始めます。
そして「恋愛」というものをビャクと一緒に積み重ねていきます。

今作はそれぞれが感情をぶつけあって、願いを叶えるまでの物語です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
今作ではふたつのCPが同時進行しています！

アルキル(元調教師。ロキにのみ誠実な色男)×黒鷲/ロキ(元奴隷商人。気高く強く、身内に甘い)
イングル(傭兵。寡黙で強情。幼馴染み思い)×ビャク(水売り。前向きで一途な頑張り屋さん)＋ザザ(ビャクの親友の蛇)

――当て馬や重要な脇役は？
シリーズ1作目からでているグラン、監獄の城主のマダム。
シリーズ2作目からでてるロゥ。
今作から登場の黒鷲の曾祖母/ひいばば様と、ビャクに片想いする傭兵ゼパドゥ。

それぞれ物語の最後まで関わってくる重要な人たちです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
物語の根本が真っ暗なので、ほどほどに楽しめるようシリアスになりすぎないようにしました。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
黒鷲の一族の墓場の岩山。岩山を描くのが好きなのでとても楽しかったです！

――今作にまつわる裏話はありますか？
1巻ではそれなりにBLしてますが、この先BL要素がほぼない回があるため、本当は同人誌で最後まで描く気でした。
それを担当さんに相談したところ「最後までサポートします」と嬉しいお言葉を頂けたので
有り難いことに連載を続けさせて頂きました！

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
買って2ヶ月の新車を当て逃げされたこと。
とにかく悔しくて悲しくて、修理しましたがよく見るとうっすら車体が凹んでいるのもあり、あと数年はひきずると思います。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
少しでも楽しんでもらえる事を願うばかりです。　

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
サハラシリーズをご愛読、応援くださった方々のおかげで新章が描けました！
物語を最後まで楽しんで頂けるよう努めます。
よろしくお願いいたします！

担当編集より
みなさまお待たせしました！
サハラシリーズの4作目のコミックスがいよいよ発売です。
アルキルとロキ(黒鷲)、イングルとビャク(＋ザザ)の2組のカップリングをメインにお話は進んでいきますが、サハラシリーズの登場人物はメインや脇役という括りにとらわれず、皆がとても魅力的で、それぞれがそれぞれの人生の主役であることを実感できる素晴らしい物語です…！
今までシリーズをご愛読いただいた方にも、今回初めてこの作品に触れる方にも、是非1人でも多くの読者様に、美しくも厳しい砂漠の国に生きる彼らたちのことを想う時間を作ってもらえたら嬉しいです。