小説『5人の王』(フロンティアワークス)9月13日発売
不憫受の底力!! 9月13日に初小説『5人の王』でデビューの恵庭先生。2010年に小説投稿サイトでスタートし、回を追うごとにファンを増やし続けたファンタジーBLが、単行本としてフロンティアワークスから3ヶ月連続リリースされます! 主人公は、妹の身代わりに傲慢で冷酷な王の所有物となり……。それでは「801 AUTHORS 108」191回目のゲスト、恵庭先生どうぞ!
Q1. 新刊の紹介をお願いします!神の血をひく王様たちが出てくるファンタジーです。超能力、タイムリープなどのSF要素もあります。予知能力を持つ妹の身代わりとなって王宮へ行った主人公が、未来を変えようとがんばるお話です。
Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?不幸体質のシスコン(受)と、受よりひとまわり歳上なのに容赦のないドSなブラコン(攻)です。それぞれの弟妹はさほど作中には出てこないのですが、受攻とも愛情はそちらに割かれているため、恋愛はあまり得意じゃない主人公たちです。
Q3. 今作のこだわりポイントは?どこまで受を不幸にできるかを考えながら書きました。「ここ、もう少し不幸にできそう……!」と思う時が一番楽しかったです。不幸な境遇にめげながらも自分でなんとかしようとする、不憫受の底力を書けていたらいいなと思います。
Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!星座について書いたことがきっかけで、プラネタリウムめぐりをしました。上映中にアロマの香りを流してくれるヒーリングプラネタリウムを知り、いまではお気にいりの場所です。
Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?書籍化のお話をいただいてからずっとハラハラドキドキしていたのですが、発売間近になって急に落ちつきました。嵐の前の静けさのようで心臓が心配です。
Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!はじめまして、恵庭と申します。とても長い物語ですので、最後まで読んでいただけたらそれだけでとてもありがたいです。なにかひとつでも、お心に響くものがありますことを願って。どうぞよろしくお願いします。
5人の王 紹介
重厚なストーリーで描かれるネットで話題のBL小説、ついに書籍化!
<STORY>
神の血をひく5人の王が治める国・シェブロン。
「星見」という力を持つ幼い妹の代わりに、傲慢で冷酷な青の王・アジュールに召し上げられたセージは、彼にその身を捧げることとなる。
妹と離れ、寂しさを募らせる宮殿での日々の中、出会った赤の王の優しさに癒され、淡い恋心を抱いていく。
しかし、他の王の所有物であるセージに、その想いは許されるものではなかった。
そんなセージをあざ笑うかのように弄び、突き放す青の王。
暖かな時間を壊された悲しみと、彼への憎しみにセージは声を失い、秘めた神の血が目覚め――。
本編234ページ分を無料公開中!(c)恵庭/絵歩/フロンティアワークス