コミックス『僕と嘘と狼少年』(プランタン出版)7月26日発売海野サチ先生の新刊は、7月26日にプランタン出版「Cannaコミックス」からリリースの『僕と嘘と狼少年』。海野先生の初連載作品です! ヤラハタ童貞男子の、最初の相手となるのは……!? それでは「801 AUTHORS 108」156回目のゲスト、海野サチ先生どうぞ!
Q1. 新刊の紹介をお願いします!彼女いない歴20年なのに「彼女がいる」と周囲に嘘をついたままハタチになってしまった蛯原。
そんな蛯原と “ゲイだけどいい人” として出会い、親交を深めていく三輪だったが、実は…。
という、ちょっとした嘘がきっかけで始まる話です。
Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?蛯原は女の子が苦手なこと以外はごく普通の大学生です。ただ、他人の言動への善悪の意識ははっきりしているけど自分にはちょっと甘いような性格で、そういう人が苦手な三輪にとっては鼻についてしまうことを天然でやらかしてしまうような…。
三輪は常に自分を偽って相手を揶揄して、相手より自分が優位に立たないと落ち着かないような、また割とよく居そうなタイプかな? と思います。
Q3. 今作のこだわりポイントは?元々、蛯原にとあるセリフを言わせたいが為に思いついたような話なので、そこでちょっと笑ってもらえたらいいなぁと…。
どのセリフなのかは言いづらいのですが(笑)。
あまり突飛な感じではなく、ごく普通の男の子が一歩脇道に逸れちゃって…そしてちょっと逸れちゃった男の子がなんとか普通の進路に戻ろうとする、という青春もの風にしたかったのですが、そういうふうになっているかどうかは…わかりません…!
Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!何話目かのド修羅場で人生で初めて猫のおしっこを踏んでしまいました。
夏でよかったなぁと思いました。
後書きに描いているので見ていただけたら嬉しいです。
Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?初めての連載だったこともあり、改めて、さんざん自分の拙さを感じた話なので不安です…!
こんなに単純な話なのに煮詰まったりして編集さんにも沢山ご迷惑をおかけしてしまいました。
とにかく関わった方々に感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!はじめまして、海野サチと申します。
今作は、激しめのギャグや筋肉成分は薄めかもしれませんが、私自身は楽しんで描けたと思います。
読んでくださった方に、少しでも気に入っていただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。
編集部からのコメント海野サチ先生初の連載もので、読み応えたっぷりの1冊に仕上がりました。
今作の見所は、主人公・蛯原ことエビちゃんが、“自分の周りにもいるかもしれない、普通の子” という、とても身近に感じられる距離感で描かれているところです。
人を疑う心もあれば、人並みにずるいことも考えるのですが、根っこの部分がピュアなので、悪いことができません。
「エビちゃんってバカだけど、いい奴だよな~! 笑」と友達から言われそうな…そんなタイプのキャラクターです。
そして、そんなエビちゃんと出会った小悪党・三輪。
幸せを多く知らない彼にとって、平凡だけど温かみのあるエビちゃんはどう映るのでしょうか…?
エビちゃんと過ごす時間の中で少しずつ変わっていく彼を、見届けていただけたらと思います!
◎描き下ろしと番外編のお知らせ◎
・コミックス描き下ろし『狼になりたい』
・Canna Vol.31(8月22日頃発売)番外編『タイトル未定』
エビちゃんと三輪さんのアフターストーリーは勿論、巽さんを中心としたショートストーリも収録予定です! こちらもお見逃しなく♪
(c)海野サチ/プランタン出版