09/19 ゆたか先生インタビュー 世話焼真面目ワンコ×不登校ツンデレのドタバタ青春ラブ♥初コミックス『残念イケメン風紀委員がウザすぎる！』
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2021/04/21 17:00
2021/04/23 12:34
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2695回
奏島ゆこ／ホーム社／アイズコミックス.Bloom
コミックス『安全でない僕たちは』4月23日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
Ωの生徒会長・梶野基己と、αの生徒会副会長・辻田豪。豪は「Ωに興奮しないα」で、基己の幼馴染であり、唯一の親友だった。しかし、豪が起こした“ある行動”により、二人の関係には大きく亀裂が入ってしまう。誰よりも信頼していた豪に裏切られたと傷つく基己。しかし基己も、豪の「本当の姿」を見ていなかったことに気づき……。第二の性に翻弄される少年たちが織りなす、痛々しくも瑞々しい、先鋭的オメガバース！
――作品紹介をお願いします
オメガバースの性に翻弄される現代の幼馴染男子高校生を描いた、ボーイズラブ作品です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
受けは、Ωでありがならαばかりの進学校で生徒会長をしている努力家な男の子です。α全般に敵意のようなものを持っています。
攻めは、副会長として受けの補佐役をしており、寡黙で一見従順です。αでありながら受けの幼馴染でもあり、「受けが唯一信頼しているα」という存在です。
ふたりは傍から見れば排他的で仲良し(?)なのですが、実際は色々こじれています(特に攻め)。
――当て馬や重要な脇役は？
生徒会で書記と会計をしているαの男の子がふたり、脇役として出てきます。個人的には重要な脇役です。
また、モブらしいモブの方々にも色々と出てきてもらっています。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
主役の二人がそれぞれ何を恐れて何に執着しているのかや、彼らの本当の奥底にあるものは何なのか、といったことを描き出せたらと思っていたので、表情を含め心情表現にはこだわっていた気がします。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
毎話ストーリーを展開させることにとても苦労しました。
色々インプットしたり担当さんに相談したりと、考える時間が長かったように思います。
絵については、描きたいものに技術が追いつかず常にもどかしい思いでしたが、顔を描くのが好きなのでその点についてはとても楽しかったです。
――今作にまつわる裏話はありますか？
最初はオメガバースではない別の話を描こうとしていたのですがどうしても筆が進まず、今の案は苦し紛れに出したものだったりします。
結果的には、苦労も含めてこれで良かったなと思っています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
実は特別ファンという訳ではなかったのですが、連載中に欅坂46のドキュメンタリー映画を観に行ったところ初見で大号泣してしまいました。
心をぐちゃぐちゃにするために計5回ほど観に行きました。凄い映画でした。
――今、何かハマっていることは？
年始に近所で盆栽を売る店がでていて、一目惚れして梅の盆栽を衝動買いしました。
春には白い花を咲かせてとても美しかったんですが、今は葉がたくさんついててこれもまた可愛いです。
また、最近100均でパキラを購入して育てていて、みるみる大きくなるのが楽しくて可愛いです。
観葉植物は枯らすことが常だったので、今生まれて初めて植物をちゃんと育てることができていて嬉しいです。
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
J.GARDENの出張編集部でお声がけいただいたのがきっかけです。
好きなBLレーベルでしたし、まさかと思いました。前のめりでお仕事お願いしました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
緊張しています。というのと、本当に自分の本が出るのか…？と、どこか半信半疑というか、不思議な気持ちです。
直前になって実感があやふやになってきてしまい、よくわからなくなってしまいました。
が、本当にたくさんの方のお力があってできた本なので、無事形にできてよかったと思っています。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして！ ちるちるさんはBLに精通している方ばかりというイメージがあり初単行本でびびっている面もありますが、少しでも、読んでよかったと思ってもらえましたら嬉しい限りです。
どうぞよろしくお願いします！
担当編集より
WEB.Bloom掲載『ライ・バイ・ララバイ』にて鮮烈なデビューを飾った奏島ゆこ先生、待望のデビューコミックスがいよいよ発売となります！
オメガバースの第二の性に翻弄される高校生二人が、「自分が相手を好きなのは、相手がα／Ωだからじゃないのか？」と迷いながらも、真摯に向き合っていく姿を描いた本作。
Ωとして生まれた基己は並々ならぬ努力の末に、高校の生徒会長に。幼馴染でαの豪は副会長として学校の風紀を乱す者を粛清していきます。
特に基己は、過去のトラウマ等から豪以外のαを毛嫌いしており、Ωのフェロモンにあてられたαたちに軽蔑の眼差しを送ることも。
だからこそ、「Ωに反応しないα」の豪は、基己の唯一であり絶対で、砦のような存在です。
そんな豪が、もし基己を裏切るような行為をしたとしたら――？
友人もおらず、お互いだけが拠り所の、究極の「二人ぼっち」である基己と豪の姿は、危うく、見ていてハラハラすることも多くあります。
しかし、「第二の性」に改めて向き合うことで、ぶつかり合い、認め合い、お互いへの感情をゆっくりと育んでいく姿は、物凄くひたむきで、たくさんの愛に満ちています。
等身大の少年たちだからこそ描けた「オメガバース」の物語を、お楽しみください!!
アニメイト：描き下ろし漫画リーフレット(カラー＆モノクロ／4p)
とらのあな：描き下ろし漫画リーフレット(カラー＆モノクロ／4p)
コミコミスタジオ：描き下ろし漫画ペーパー(モノクロ)
ホーリンラブブックス：描き下ろし漫画ペーパー(モノクロ)
協力書店：描き下ろし漫画ペーパー(モノクロ)
電子書店：描き下ろし漫画(モノクロ)
発売を記念して、サイン本をちるちるユーザーにプレゼント！ 以下のボタンよりご応募ください！
(C)奏島ゆこ／ホーム社
