藤河るり先生インタビュー

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藤河るり先生インタビュー粘膜接触でマーキング♥ βに擬態するα×不感症Ω教師のドラマチックラブ！コミックス『マーキングオメガ』

2020/07/06 17:00

額の薔薇は愛の証!? 正反対の2人が織りなす色気満点オメガバース♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2400回
藤河るり／海王社／GUSH COMICS
コミックス『マーキングオメガ』7月10日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
額に浮き出る大輪の薔薇模様―――それは逃れられない愛の証。最初はただのセフレ契約のはずだった……βに擬態するα×高校教師の不感症Ωのドラマティックオメガバース開幕！ ―――俺の番はもう決めている。高校教師の吉田は、発情期のない“出来損ないのΩ"だ。周囲を惑わすフェロモンがでない……だからこそ教師としての信頼を得てきた。ところがある日、βの臨時教師・日高と手が触れあった瞬間、初めての発情期が訪れる。そして吉田のフェロモンにあてられた日高から襲われ、事故のようなSEXをすることに……！事後、吉田の額には大輪の薔薇の紋様が浮き出ていた。それはΩが粘膜接触すると身体のどこかに現れると言われるマーキングマーク……しかも日高が実はαだということがわかり……？

――作品紹介をお願いします
攻のマークが受の体に出たら面白いんじゃないか……というところから出発して大好きなオメガバースの世界で描かせて頂きました。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
自分がアルファで性に振り回されるのが嫌になり色んなことに諦めがちな攻と
頼まれたら断れないお人よしだけど自分の信念のために頑張るオメガ受

――当て馬や重要な脇役は？
オメガの生徒の山崎くん。
当初こんなに活躍するとは思わなかったんですが、自然とよく動いてくれて助かりました。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
体のどこかにマークが出るというところがこだわりです！
それに合わせて少し絵も調整したりしました。

ラストのHシーンは二人の気持ちが一番重なったところなので心を込めて描きました！

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
オメガの差別についてどう向き合っていくかで悩みました。
攻の日高先生の台詞には自分がオメガだったらこういってほしいという台詞が多かったように思います。

楽しかったところはコーヒーを日高先生がいれてくれるシーンです。
2人のやり取りが肩の力を抜けて描けて楽しかったです。

それから最終回の額へのキスシーンもとても気持ちが入りました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
吉田先生のお母さんが出てくる予定で、
お母さんはアルファの番を事故で失い、大変な人生だったのですが、大変だったことを含めて恋したこと、番になったこと、結婚したこと
全て後悔していない、ということを吉田先生に伝える
というシーンをなにか違和感を感じて没にしました。
吉田先生には自分の力で乗り越えてほしいと思ったのと、その方が自然な流れだったからですが、結果良かったなと思ってます。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
担当さんと打ち合わせした時のエピソードです。あとがき漫画に描かせて頂いたのでぜひコミックスを読んで頂けたら嬉しいです。

――今、何かハマっていることは？
数年前からずっと某アニメに夢中で、今年その推しのキャラクターが主人公の映画が公開される予定だったのですがコロナで来年になったので、来年の公開を楽しみに軍資金貯金に励んでます。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
俎板の鯉です。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
『マーキングオメガ』少しでもご興味持って読んでいただければ嬉しいです。よろしくお願いします！

担当編集より
主人公のΩ・吉田は、発情期がこなくて「出来損ないのΩ」と言われても、逆にそれを活かして教職に就いた信念の人。対して攻の日高は、α三大血統と呼ばれる名門に生まれたエリート中のエリートだけど、己の性に逆らうことを諦め、無気力に親の敷いたレールを歩んでいる冷めたα……正反対の二人が織りなす物語は読みごたえたっぷり！迫力＆色気溢れるＨシーンはコミックス化にあたり大量加筆されていて満足度120％です！

個人的にお気に入りのシーンはコミックスP67からの「SEXの最中のキス」にまつわるシーンです❤
普段は強がっている吉田の可愛いくてうぶな一面が見えて可愛くてたまりません！

さらに『GUSH2020年8月号』(7月7日発売)のアンケートはがきで応募いただけるGUSH全プレスペシャルペーパーでは、吉田の可愛さ大爆発のエピソードが読めちゃいます！

藤河るり先生が長年温めていた設定とオメガバースを掛け合わせて生まれた『マーキングオメガ』、必読です！