09/19 ゆたか先生インタビュー 世話焼真面目ワンコ×不登校ツンデレのドタバタ青春ラブ♥初コミックス『残念イケメン風紀委員がウザすぎる！』
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2020/07/03 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2397回
常倉三矢／芳文社／花音コミックス
コミックス『1等7億円が当たった俺の3日間』7月6日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
イケメンで仕事も出来るハイスペックな親友・杉原 玲との格差に引け目を感じていた会社員・福永悦士。
気まぐれで買った宝くじがまさかの当選!!高額当選に震えた悦士は「家に帰りたくない」と玲と近くのラブホテルで一夜を過ごそうと誘う。
玲の隠された恋心も知らずに──。
ハイスペ男子×幸運男子の片恋宝くじBL。
――作品紹介をお願いします
ハイスペックな親友・玲に引け目を感じていた主人公･悦士がうっかり買った宝くじが、なんと7億円当選！ うだつの上がらない人生全てひっくり返す幸運に気が動転し、身の安全を図るつもりで誘ったラブホテルでなぜか玲に押し倒されて…!? というのがまず「1日目」です(笑)。
「宝くじが当たったらしたいこと」を考えるのが好きで。
お金の使い道って、突き詰めて考えると自分が見えてくると思うんです。人生をまるきり変えてしまえそうな紙切れ一枚が、バランスを崩しかけている二人の関係性をどう動かすのか、御覧ください。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
恵まれすぎてかえって無欲なハイスペ攻め×頑張っているけど報われない凡庸受け。
大学時代からの長い友人づきあいながら、社会人になり段々薄れていく交流に、気持ちがすれ違っていく二人です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
自分の意識ではなかなか違いに気づけない"欲"と"望み"がテーマです。
本当の自分の心って案外自分で分かってないんですよね。
読む人が少しご自身を見つめるきっかけにして頂けたら嬉しいです。
あとは、男性の表には出さない気弱さみたいなものを魅力的に見せられていたらいいのですが…。
悦士と玲のどちらも、踏ん張っていながらも脆さのある性格なので。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
初めてのフルデジタル作画というのもあり、始めと終わりで絵の感じが変わってしまったのでコミックス化の際に修正が大変でした。
1冊180枚原稿描くと、ちょっと上手くなっちゃうんですね…(自分比)。
画力は乏しいし、成長に期待できる歳でもないけど、それでも継続は力だなあと。
次作品でもちょっとうまくなれるといいなぁ。
――今作にまつわる裏話はありますか？
別のネームを考えていたのですが行き詰ってしまって、思い切って方向転換したらあっさり出来てしまったお話です。
あんまりややこしいことは考えず、7億当てたいな～という我欲に振り切ることにしました(笑)。
それとは相反する話ですが、学生時代友人達と伏見稲荷大社の稲荷山を登った時の事も思い出していました。
頂上までの道々に沢山お社があり、息を切らせながら毎度祈願するうちに段々願い事が自分の為から家族友人の為に移って、最後には世界平和しか無くなって。
欲望には限りがないようでいて、案外ないもんだなと気が付きました。
そういう経験が元になっています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
こちらの作画中に、前作『Life 線上の僕ら』のドラマ化が決まりまして、作画と並行してドラマのシナリオを拝見したりしていました。
ドラマ制作のスケジュールが厳しい中、花音の担当編集さん込みで大晦日まで意見のやり取りしたり、撮影も寒い時で、皆さん大変だったろうな…と(ありがとうございます)。
自分はさして何もしてないくせに、コミックスとドラマの完成がほぼ同時だったので、何かやりきったような達成感を錯覚してます(笑)。
――今、何かハマっていることは？
将来白洲迅さんが結婚したら多分ショック受けると思います…。
実在の人物を好きになるってつらい事ですね…。
なかなかイメージを広げてくれる音楽に新しく出会えなかったのですが、ドラマLifeに音楽を提供してくださった宮川大聖さんとRyu Matsuyamaさんがとても素敵で、聴きながら次のプロット考えよ～と楽しみにしてます。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
前作もですが、導入部がBLらしくないと言われがちでして、お試し読み時点の皆様の反応が気になるところです…。
でも最後まで読むと間違いなくBLだと編集さんにもお墨付きを頂いてますので、その点どうぞためらわずお手に取って下さいますよう祈っています…！
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして＆ご無沙汰してます！ 私の事思い出していただけますか……3年ぶりの新作です。
読む人それぞれの心の望みが叶いますよう、願いを込めて描き上げました。
シンプルに楽しめて、ちょっと心に何か残る作品になっていればいいなと思います。
『1等7億円が当たった俺の3日間』どうぞよろしくお願いします。
芳文社 担当編集より
お待たせしました！ 『Life 線上の僕ら』の常倉三矢先生の最新作です。
今回は「宝くじBL」、ボーイズラブでは中々見られない設定で、
また読者様を楽しませてくれること間違いなしです!!
親友という枠組みから7年間抜け出せなかった二人が、
宝くじをきっかけに「3日間」で怒涛の変化を見せるシーンには
ドキドキが止まりません！
ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
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(C)常倉三矢／芳文社
