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 本日のゲスト:里つばめ先生

2013/02/20 17:33

コミックス『Evergreen Days』(東京漫画社)2月21日発売
2月21日に初コミックス『Evergreen Days』をリリースの里つばめ先生。ご自身のホームページで公開されていた作品を元に、東京漫画社「MARBLE COMICS」からデビューです! それでは「801 AUTHORS 108」55回目のゲスト、里つばめ先生どうぞ!

Q1. 新刊の紹介をお願いします!
高校生と先生の年の差ラブです。
『Evergreen Days』ということで、キラキラ眩しく懐かしい日々…を目指して描かせて頂きました。

主人公の沢本拓真は成長期真っ只中で、自分の変化や周囲からの強制に焦りと苛立ちを抱えて日々を持て余す高校生。
そんな拓真が化学の高坂先生に出会い、先生との不思議な関係性に今までにない感情を持つように。
その感情が恋愛感情だと自覚した拓真が、先生との関係を変えるため、不器用ながらも直球勝負で色々と頑張ります。
とはいえ先生は拓真の言葉に全く取り合わず、軽く流されるばかりで、お互いの恋愛体温の差はなかなか縮まらない……

という感じの二人の出会いからその後までを、ジレジレ感満載且つポップに描いた作品です。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?
拓真は思春期・成長期・反抗期というややこしい時期で、何かとぐるぐるしがちな高校生です。
子供と大人の間を不安定に行き来していて、家も学校も居心地が悪くて色々持て余している状態。
勝ち気で芯が強いため結構周囲と揉めますが、その分一途で誠実な子です。

高坂先生は、私のイメージする“典型的な化学の先生”な人です。
平和主義で鷹揚でちょっと浮世離れ気味の飄々とした癒し系。
他人の事情に興味は無いくせに自然と0距離まで詰める、ある意味器用な人です。
 
Q3. 今作のこだわりポイントは?
拓真が高坂先生を好きになる過程をあまり劇的なエピソードにしないというのは少し意識しました。
“この人なんかすごく好きだな、一緒にいたいな”という、子供とか動物に近い感覚的な恋愛が10代の醍醐味かなと思い……。
フワフワした感覚での“好き”を貫ける拓真の若さと、その無謀さを自覚させたい先生との攻防をベースとして、一進一退しながら少しずつ変化する二人の関係をゆるりと展開したつもりです。
あと拓真の成長はぜひぜひ入れたかったので、読みきり含めて終盤で描かせて頂きました。
 
Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!
実はこの二人は結構前から私の手元にいて、キャラクターとしては長い付き合いになります。
とはいえ、印刷する漫画をちゃんと描く、というのが人生初の経験だったので、まーそれはそれはご迷惑をかけつつの作業で……。
基礎すら分かっていないため、特に担当編集様には数えきれない失態をカバーして頂く日々でした……。
送信メールの「すいません」の数に驚愕です。すいませんって書けばいいってもんじゃない。ほんとにすいません。

あと余談ですが、このお話を描いている間に気が付けば部屋中がグリーンに。
友人の友人に初対面で「部屋が緑の人だよね!」と言われました。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
も~、ド緊張です。
出来上がったものを見て可愛さ倍増の今、この子たちが売れ残らないように……!! という想いでいっぱいです。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ぜひぜひこの作品をお手に取って頂けると嬉しいです。
そして少しでも二人を好きになって頂けると幸せです。
『Evergreen Days』何卒よろしくお願い申し上げます!

編集部からのコメント
本作は里つばめ先生のデビューコミックとなります。
好きになったら一直線、勢いのある高校生のタクと、勢いだけでは動けない、大人でクールな高坂先生の恋の行方を是非お手に取って見届けて下さい。
先生と生徒の禁断のラブストーリーを描いた王道の作品と言えますが、その中に里先生の持ち味である熱っぽさや繊細さが詰め込まれ、一味も二味も違う読み応えたっぷりな1冊となっています。
以前は里先生のホームページで少しだけ掲載されていたシリーズですが、弊社で作品化するにあたり彼らの出会いから恋に至るまでをしっかりと描いて頂きました。
なので、サイトを見られていた方には嬉しい『出会い編』であり、初めて読まれた方には
先生のホームページでまた違った二人を見られるという、何度も楽しめる作品でもあります。
確かな筆致と心ときめくストーリーを是非ご堪能下さい。
里先生ホームページ

(c)里つばめ/東京漫画社

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