芥先生インタビュー

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芥先生インタビュー “身体検査”で性を暴き!? 傲慢御曹司α×不憫な美人Ωの主従ラブ!! コミックス『ハイドランジアケージ』

2019/12/31 17:14

「オメガは子を孕む道具」のはずが… ヒリヒリ展開が痺れる～！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2213回
芥／東京漫画社／MARBLE COMICS
コミックス『ハイドランジアケージ』12月13日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
何不自由ない暮らしの中、微かな満たされなさを心の底に抱え生きていた有力α一家・天宮家の長子・雨情。ある日、伯父の隠し子スキャンダルが浮上し対処することに。スラム地区で暮らす白くて細い少年・四葩(よひら)を孤児院へ預ける筈が、言い得ぬ色気をまとい、射抜くような目を向けるその少年に興味をそそられた雨情は彼を屋敷に連れ帰る。その夜、”身体検査”をすることになり…?

――作品紹介をお願いします
何不自由ない暮らしの中、微かな満たされなさを心の底に抱え生きていた有力α一家・天宮家の長子・雨情。
ある日、伯父の隠し子スキャンダルが浮上し対処することに。
スラム地区で暮らす白くて細い少年・四葩(よひら)を孤児院へ預ける筈が、言い得ぬ色気をまとい、射抜くような目を向けるその少年に興味をそそられた雨情は彼を屋敷に連れ帰る。その夜、“身体検査”をすることになり…?

といったような、主従オメガバースです。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻め／天宮雨情：不遜で傲慢で俺様。計算高い野心家。
受け／ヨヒラ：一途で寡黙で美人。なんだかエロい。

――当て馬や重要な脇役は？
阿久津宝…雨情の高校からの親友。雨情に対して友情以上の気持ちがあり…？
椿統治朗…天宮家の有能執事。雨情の言うことには必ず従う。
天宮快晴…雨情の弟。元引きこもり。
樹双葉…快晴の使用人でヨヒラの同僚。

宝くんは、根はいい奴だと思います。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
寡黙で表情の乏しいヨヒラが、雨情の前でだけはΩ特有のエロさが滲み出るように頑張りました。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
雨情の抱えた秘密が最後までバレないように。
けど、言動が不自然にならないように気を付けました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
登場するCPの名前が皆さん「お天気用語×それにまつわる植物」になっています。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
猫が増えました。

――今、何かハマっていることは？
キャットフードの比較検討をしています。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
いろんな方の手助けがあってちゃんと本が発行されるのが嬉しいです。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
よかったら『シークレットノート』と併せて読んでみてください！

東京漫画社：担当編集 Oさんより
アルファの御曹司・雨情と、伯父の隠し子疑惑のスラム地区育ちのオメガ・ヨヒラ。二人のエロスでドラマチックな主従オメガバース！
本編はシリアスめでじっくり進んでゆく展開ですが、連載中一番よく口にした言葉は「それでは雨情がクズ過ぎるのでは…？」でした。

上品だけれど、アルファのサガか自分本位になりがちな雨情様…ヨヒラが不憫過ぎて読者さんに嫌われるのは避けたいですね、、と何度も相談したのでした。終盤は「クズでは?!」と言うと「やっぱりですか？」というお返事が返ってきていたように思います。薄々気付きつつも提出されるクズな雨情様…。
そして、個人的に一番好きなシーンは、天宮邸の庭にある東屋でのシーンです。

ヨヒラが部屋にいない雨情を心配して寝巻きで様子を見に来たのも健気で愛しく、また、あまり柔らかくなさそうな膝枕で、珍しくちょっと疲れている雨情の頭を撫でながら「俺も味方です」と言うくだりは心が締め付けられます。夜の庭の少しヒンヤリとした湿気を含んだ空気感が感じられてすごくセンチメンタルな気分に…！雨情の返しもまた…良いんです…！

全5話ですが各話が長めで大変ボリューミーな内容となっております！
オメガをアルファの子を孕むだけの道具としか思っていなかった雨情が気付いたものは？ドキドキハラハラの展開、ぜひご体感ください!!
※ちなみに雨情様の髪型シリーズ、私も人気の高い最終話ロン毛バージョンが一番好きです

また、本作は、芥先生のデビューコミックス『シークレットノート』のスピンオフですが、単体でも十分お楽しみ頂けます！でも宜しければ『シークレットノート』も未読でしたらぜひぜひご覧くださいませ！