貫井ゆな先生インタビュー

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貫井ゆな先生インタビュー寡黙ムッツリ攻♥ 実直弓道男子×世渡り上手ツンデレ同級生!! 初コミックス『バカ正直が倒せない！』

2019/12/08 17:36

君のハートに的中！ピュアでエッチで初々しい… 高校生ラブ!!

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2191回
貫井ゆな／インテルフィン／PriaLコミック
コミックス『バカ正直が倒せない！』12月10日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
誰からも好かれるのが当たり前だった千間夏翔(せんまかける)…人生で初めて赤の他人高藤真(たかふじまこと)に面と向かって「嫌いだ」宣言される。内心ショックを受け、まあ今後関わらないが吉とするも、なぜか関わってしまう！そしてなんとか打開策を考えている矢先、高藤の意外な真剣な姿に目を奪われる。――するとそこで何の前触れもなく唇を奪われることに…!?

――作品紹介をお願いします
『バカ正直が倒せない！』は今まで平々凡々世渡り上手に生きてきた千間夏翔が、高校3年生の春に堅物真っ直ぐ男子高藤真と同じクラスになった事により、振り回されてしまうお話です。

「人に合わせて生きてきた夏翔」と「己のままに生きてきた真」という二人が出会うことで、お互いの人生に変化を起こしたいと思いました。

ドタバタしたりほのぼのしたり、泣いたり笑ったり、とにかく忙しいと思いますが、高校3年生同士という同級生設定なので初々しさ等も感じて楽しんで頂ければと思います。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの真くんは、弓道部主将で堅物寡黙な真っ直ぐ男子。若干俺様なところがありますが、正直さ故です。
受けの夏翔くんは、器用貧乏でいつもニコニコ事なかれ主義男子。若干ツンデレ気味です。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
1話の弓道のシーンは特に印象に残るように描きたいなと思っていました。
私の中で「矢が真っ直ぐ飛んで的中する＝真の言葉が夏翔に刺さる」というイメージを持っていて、弓道はこの作品の象徴でもあります。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
お仕事で漫画を描く事が初めてだったので、「読み手の存在を意識して作る」事が難しく、新鮮でした。担当さんから赤ペンで添削されて返ってくるのにいつもドキドキしていました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
夏翔くんにはお兄ちゃんがいるんですが、実は彼にもちょっと過去があるのでいつかどこかで描けたらなと思っています。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
コミックスのあとがきにもちらっと書かせて頂いているのですが第1話の原稿執筆期間中、人生初めての食中毒になりました。高熱と腹痛で何も食べれず、トイレと友達になりながらそれでも根性でトーンを貼り続けました。一生忘れない思い出です。

――今、何かハマっていることは？
演劇ですね！観劇するのも自分が演じるのも大好きです。表現の世界を一身に浴びて生きてる時が一番幸せを感じます。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
現担当さんからのお声がけです。
私の同人誌を読んで下さっていて…なんと、とある作品の聖地巡礼旅行中にご連絡を頂きました。
BL歴自体は浅くて、描くようになったのは本当にここ数年のことです。
そんな私を見つけて下さった担当さんには感謝しかないです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
嬉しいです！それ以上に恥ずかしいですが。
書店で並んでるのを見たら写真撮っちゃうと思います。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
デビュー兼初連載初コミックス化という大変有難いご縁を頂いた私ですが、普段は本当にただの一般人で一読者です。作品を見て、ほんの一瞬、1秒でも笑ったり、胸がギュッてしたり、何かを感じて頂ければ幸いです。

PriaL編集部担当編集より
今年最後のPriaLコミックス最新刊は貫井ゆな先生の初コミックスになります!!

高校を舞台に、人に好かれる事が得意な事なかれ主義の主人公が自分とは真逆でまっすぐに自分の意見を言ってしまう少し仏頂面の弓道部主将に翻弄されていく姿がとっても可愛い作品になっております…！
ツンデレっぽい受けと堅物の結構グイグイくる攻めが好きな方は必読です!!

そして、単行本描き下ろしでは、本編では見られなかったお待ちかねのシーンがみれるかも…!?
ぜひともお手に取ってお楽しみください…♪