椿先生インタビュー

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椿先生インタビュー光属性巨根ワンコ×実は淫乱エリート秘書!! 抱きしめて、愛への不信を救済!! コミックス『秘書課うさぎの閨』

2019/10/27 18:13

リーマン・年の差・ビッチ・三つ巴… 著者新境地のHな社内ラブ！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2149回
椿／竹書房／バンブーコミックスmoment
コミックス『秘書課うさぎの閨』10月30日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
大手商社で社長秘書を務める三國冴月には噂があった。「社長以上の実権を持ち、夜は淫らな閨に誘う」と。ある日、入社したての熱血大型ワンコ・夏目哲平が起こした失敗の尻拭いを三國は気まぐれに買ってでる。三國の落とし前―――性接待。だが誰にも知られず処理するつもりが、夏目に見咎められてしまう。面倒に思った三國は夏目を懐に入れようと誘いをかけるが、その瞳にさみしさが宿っていると感じた夏目は「救いたい」と手を伸ばす…。愛で抱きしめる光属性ワンコ×上級淫乱秘書―――愛の救済BL

――作品紹介をお願いします
大手総合商社に勤める、フレッシュな新人リーマン・夏目哲平(攻)×仕事ができて、でもどこかいけないお兄さん感漂う社長秘書・三國冴月(受)。
メインはこの二人なんですが、もう一人重要な人物がおりまして、この三人を巡る心と身体の揺れ動きや変化していく関係性…
そして一度、三つ巴エッチが描いてみたい!! という強く邪な気持ちも手伝って産まれた作品です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻の夏目は圧倒的太陽属性な、新人の熱血営業マンです。失敗もするけどいつも全力で一生懸命、どんなことにも真っ直ぐ立ち向かっていく逞しさのあるキャラクターです。
一方で受の三國は夏目より8歳年上の、サラリーマンとしてはかなり先輩な頼れるエリート社長秘書なのですが、仕事ができる傍ら取引先と身体の関係を持つようなビッチな一面を隠し持っています。
そんな三國の"淫らな閨(ねや)"を目撃してしまった夏目は…？という所からストーリーが始まります。

――当て馬や重要な脇役は？
メイン二人が務める企業・弓削商事の企業内診療所勤務医である日下部総司。こちらが前述した、もう一人の重要な人物になります。
総司は三國と身体の関係があり、最初夏目はこの二人が恋人関係であると考えるのですがあくまでセフレであると軽く返されます。

夏目に誠実でない関係を糾弾されても、総司は一切揺るぎません。掴み所がなく、何枚も上手な大人である総司に夏目は至る所で翻弄されるのですが、総司には総司なりの三國に対する思いがあって… という所が、ストーリーにも大きく影響してくるのでじっくり見ていただけたら嬉しく思います。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
各キャラの身体つきの差をいつも以上に意識して描きました。
三國は色んな男たちを魅了するエッチさが必須だったので、スーツを着てる時は細身の男性らしさを持たせつつ、脱がされた時のフォルムの綺麗さといいますか…しなやかさ、細すぎず適度に肉感の残る感じを大切に描きました。あと、パフィーな乳首にもご注目頂ければ嬉しいです(笑)。

一方で夏目は元ラガーマンという設定もあったので、高身長筋肉質、雄っぱいと巨根と拘りてんこ盛りな体格になっております。
全裸を描ける所に辿り着くまでがなかなか長かったのですが、そこに至るまでにも腕まくりしてる袖から覗く前腕の筋感ですとか、シャツの下に隠れてる胸筋の厚みなんかも個人的には盛りぎみに作画していたのでご覧頂ければ幸いです。随所で登場する巨根の仕事ぶりにもご注目下さい！

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
作中の光の演出が難しかったです。
"閨"という言葉の響きに閉鎖的で薄暗く、妖艶なイメージを持っていたので、三國が体を使うシーンは『閨』っぽさを大切にして仄暗く色気のある塩梅の光で演出を考えました。
その分、夏目は三國を照らす太陽のような存在になって欲しかったので、二人が一緒にいるシーンや夏目が三國の心を解いていくシーンは見ていて希望を感じるような眩い光の演出にできないかなと試行錯誤しました。

――今作にまつわる裏話はありますか？
夏目は休日のパンツがトランクス派という設定が密かにありまして、ただ全く描く機会がなくて活かせず終わってしまったのが心残りです…!!(3人のパンツルックは特典で描きました)

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
『秘書課うさぎの閨(秘書うさ)』の執筆を始める頃に担当さんとお会いする機会があったので、一緒に京都のうさぎ神社として有名な岡﨑神社へお参りに行きました。
いつも作品を描くとなるとどこかで大きく悩んだり躓いたりするのですが、『秘書うさ』は困った時にふっとアイディアが降りてきたりして…ということが多かったので、きっとご利益があったのでは!? と思っています。お礼参りも行きたいな…

――今、何かハマっていることは？
運動不足とダイエットを兼ねてウォーキングを始めました。もともと運動嫌いなのと仕事柄、通勤もないものですから、これから出社します!! ぐらいの義務的な気持ちでできるだけ行くようにしています。でも最近ちょっとサボりがちです…。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
約一年かけて作ったものがこうして単行本として新たな形で世に出して頂けること、本当に嬉しくありがたい気持ちでいっぱいです。
『秘書うさ』は私にとって「初めて」なことをたくさん経験させて頂いた作品なのですが、単行本の表紙についても今回初めてキャラクターにヨリの、ほぼ単体と言える構図になっています。
お手に取って下さった方に、発情した三國と目が合ったと思って頂けたらいいなと思いつつ…(笑)。
電子からずっと応援下さっていた方にも、今回初めて読んで下さる方にも楽しんで頂けたら嬉しいなと思います。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまでお付き合い下さってありがとうございます！私の過去の作品をご存知の方は、「学生もの」「エッチやや控えめ」…なイメージをお持ちでいらっしゃるのではと思うのですが、『秘書うさ』は「リーマン」「年の差」「ビッチ」「三つ巴」…と今まであまり触れてこなかった要素に私なりに挑戦してみた作品になります。
BL玄人の読者さんが多いであろう、ちるちるユーザー様にどう受け取って頂けるかドキドキしておりますが、椿の作品ってこうゆうタイプのもあるんだなと思って頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します！

担当編集より
愛の不信にあえぐエリート秘書をめぐる〈愛の救済BL〉。椿先生史上、最もエッチなお兄さん受けが誕生しました！
表の顔は品があるエリート様、裏では言葉遣いも粗野で淫乱というギャップ受け・三國。なぜカラダを使うようになったのか――思考の転換点は哀しくも、格好良い開花は目が離せません。触れてはダメなのに、触れずにはいられない…そんな禁断な魅力がたっぷりです！

一方、攻めはフレッシュな新卒。経験値では太刀打ちできない分、持ち前のひたむきさでぶつかっていく夏目は、三國に差し込むまさに太陽。そして巨根。「もっと太く！カリ高に！血管バキバキに!!」と連載序盤はお願いし、最終話では受けと比べてあまりにも大きいですね…？となったため相対的に受けチンを大きくしたりと…。チンサイズについて言及することが多く、この連載ならではだった気がします(笑)。夏目の【もてあました巨根】はフォルムや擬音でも感じとって頂ける、イイ働きぶりだと思いますのでご注目頂けると幸いです！

そして、二人の関係性に荒波を立ててくれる勤務医の日下部は、経験値&テクニックが高く、つかず離れず距離の取り方が巧くてとにかくズルい大人なのです!! 連載中も人気があったのが印象強いです。三人の絶妙な関係とセックスマウンティングをお楽しみください！

唯一無二の美しさで光と陰の表現をする椿先生。担当がずっと大好きなポイントの一つであり、よく「光の魔術師」と呼ばせて頂くのですが、今作はキャラクター属性も相まって美しい作画で存分に表現されています。情景から展開を考えることもいつもより多くあり、光属性×陰属性の感情連鎖と合わせて世界観にひたって頂ければ嬉しいな…！と思います。
どうぞよろしくお願いいたします！