09/19 ゆたか先生インタビュー 世話焼真面目ワンコ×不登校ツンデレのドタバタ青春ラブ♥初コミックス『残念イケメン風紀委員がウザすぎる！』
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2019/07/30 17:45
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2062回
児島かつら／竹書房／バンブーコミックスmoment
コミックス『サースティ・ハイ』7月30日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
孤高の天才肌シンガー・偉進(いしん)と演歌界出身のクールな苦労人・薫は、デビュー目前のボーカルデュオ。やり手社長の采配でユニットを組むことになったものの、互いに我が強く過去の境遇も異なる二人は反発し、デビューに向けてのレコーディングは停滞気味。しかし、彼らにはこのチャンスに賭ける思いがあった。それぞれの秘めた思いを共有し臨んだレコーディング当日、体も心も融け合うような初めての一体感を味わう偉進と薫。その晩、二人は興奮が抑えきれず……!?
――作品紹介をお願いします
元演歌歌手の住吉薫(攻)と元バンド壊し屋の安彦偉進(受)はスタートしたばかりのボーカルユニット。仕事も恋もぶつかり合いながら関係が深まっていくケンカップルです。
プロット段階から「すごく熱い物が描きたい」と思っていて、最初はスポーツ物…と考えていたのですが何故か音楽物でアイディアが落ちてきました。
一番最初に生まれたキャラは薫です。割とはっきりと出てきたので初期の設定からほぼほぼ変わっていません。次に偉進が出てきて…偉進もすんなり設定決まった方ですが、名前を決めるのにすごく時間が掛かりました。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
薫は真面目で目標が高い。横道に逸れず真っ直ぐ…というイメージですが演歌時代に様々な苦い経験をしているので、考え過ぎる節があります。突き進もうと前に出ますが一歩止まってしまう時がある。そこを偉進が引っ張っていきます。
偉進は気が強いです。自分の中にある“音”に対して絶対的な自信がある。でもバンド時代誰とも本気でぶつかれなかったので本当は孤独でした。その孤独と飢餓感を埋めてくれたのが薫です。
もしかしたら合わない部分の方が多いかもしれない…けど自分の中の足りない物を補ってくれるのはこいつしかいない、とお互い思っています。
――当て馬や重要な脇役は？
脇役で一番印象に残るのは偉進の元バンド仲間のカイトだと思います。連載中にも気に掛けてくださった方がいらっしゃって私も嬉しかったです。
彼も結構色々な思いを抱えていて偉進とカイトの二人の関係性も細かく設定が決めてあります。何で彼はバンド解散の決定打を出したのか、結婚が破談となったことを偉進に伝えないのかなど、彼なりの偉進に対する想いを物語の隙間から汲み取って頂ければと思います。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
当初は3話で終わりの予定でした。ただ、描き終わった後にもうちょっと先を行った深い繋がりや、これまで二人が歩んできた違いの差などを強調したかったという気持ちが湧いてきて。その後ありがたい事に続編を描かせて頂く事となりそのアイディアを4話にぶつけようと思いました。
ユニットとしても恋人としても二人の人生の本番はここからなので。特にライブシーンは“完成された関係”の二人ではなく、薫と偉進らしくバチバチにぶつかりあって融合していくさまにしようと。多分これから先も衝突で深まる関係なんだと、読んでくださる方に二人の未来が少しでも見えるといいなーと思いながら描きました。描いててとても楽しかったです！
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
何年もダラダラと続けてるゲームがあるんですけど。とうとう公式からVIP呼びされるようになりました…。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
いつもの事ですが胃が痛いです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
今自分が一番描きたいと思ったお話しを形に出来てとても嬉しいです。一冊に纏めて頂けたのも気に掛けてくださった皆さまのお陰です。ありがとうございます。
少しでも楽しんで頂けますように…！ どうぞ宜しくお願い致します。
moment編集部 担当編集より
「音楽業界モノ」「ケンカップル」「才能の衝突」などなど、『サースティ・ハイ』を彩る要素は数多くありますが、この作品の大きな魅力は、偉進と薫が醸し出す「“生身の男子”感」にあると思います。
二人ともただカッコいいだけではなく、怒って悩んで苦しんで笑って喜んで、精一杯足掻いて一皮むけていく姿が描かれていますし、Hシーンにも、そんな二人だからこその等身大の男子同士の関係性が良く表れており、何ともたまりません！
バチバチにぶつかり合いながらも、唯一無二となっていくニコイチ感を楽しんで頂けたら幸いです。
詳細はmomentHPで！
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(C)児島かつら/竹書房・シュークリーム 2019
