09/19 ゆたか先生インタビュー 世話焼真面目ワンコ×不登校ツンデレのドタバタ青春ラブ♥初コミックス『残念イケメン風紀委員がウザすぎる！』
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2019/03/28 19:07
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1939回
高橋秀武／ホーム社／アイズコミックス.Bloom
コミックス『雪と松(3)』3月25日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
「おめえさんのものだぜ…？ 髪の毛の一本一本までおめえさんのものだ…」
元・殺し屋の雪は、お人好しの医者・松庵と、ささやかながら満ち足りた日々を送っていた。だがある日、往診から戻ってきた松庵から女のおしろいの匂いを感じ取り、家を飛び出して――
孤独で宙ぶらりんの男二人が出会い、いつしか掛け替えのない存在になる。異才が描く純和風BL、第一部完結。
――作品紹介をお願いします
3巻では、雪が松庵を殺そうとしたり家出したりしますが、最終的には二人は三三九度の盃を交わすに至ります。また、勘次とおきぬの仲にも進展があります。複数のカップルが落ち着くべきところに落ち着いてゆくめでたしめでたし感を目指しました。第一部完結という事で一区切りついてます。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの松庵はその人のよさのためにゆきずりの遊女に優しくしてしまい、雪の嫉妬を買います。雪に対しても遊女に対してもしどろもどろのヘタレ攻めです。そんな松庵ですが、勘次のために名主さん相手に感情を爆発させたりもします。
受けの雪は、表向きは動じない振りをしながら、松庵が遊女と会っている事に激しく嫉妬して思いつめます。今回はヤンデレ度高めです。陰間時代の過去にもちょっと触れられます。
――当て馬や重要な脇役は？
雪の元恋人の佐吉、またまた登場です。髪型が変わります。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
第八夜の、それまでの展開とあまり関係ないオチがつく、とぼけた構成が自分では気に入ってます。きれいにまとまりすぎずにちょっと外れたところのある構成は、構成それ自体に色気があるんじゃないかなと考えております。あと、巻末の描き下ろし漫画が、全体に対する「ちょっと外れたオチ」になってます。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
描き下ろしで浅草十二階を描いたのですが、それが全体を通して一番苦労した背景かも知れません。
――今作にまつわる裏話はありますか？
第十夜は前後編になってますが、最初は一話完結のつもりでした。しかしネームのページ数を信じられないほど大量に数え間違えて、一回に描く分量じゃなくなったために、前後編に分けました。なぜそんなに大量にページ数を間違えて、まったく気付かないままネームを切り終えたのか、自分で自分がわかりません…
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
『新・江戸の旋風』というソフト化されていないけどずっと見たかった作品がBSで再放送されまして、無事全話視聴できました。非常に嬉しいです。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
雪と松はここまで思い切り描きたいものを描きたいように描かせていただきました。こういうものが描けたら今後の人生はもう余生でいいという気持ちです。でも次回作もよろしくお願いします。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
本編のほか、描き下ろしにもとても思いをこめました！ ぜひ読んでください！
担当編集より
『.Bloom』創刊時より3年にわたり誌面を飾ってきた『雪と松』が、この3巻でついに第一部完結となります。
『雪と松』を未読の方にお伝えしたいのは、「とにかく最高に話が面白い!!!」こと、「とんでもなく絵が上手い!!!」ということです。
この3巻は特にほのぼの回が多く、読んだ後(ああ、よかった…にっこり)となること請け合いです。人情味にあふれる攻め・医者の松庵。松庵にべた惚れされている元・殺し屋の雪。二人の「男」が、一緒に寝起きして、ご飯を食べて、愛し合い、喧嘩して、ご近所さんと仲良くして…。この二人をずっとずっと見つめていたい、きっとそう思っていただけるのではないかと思います。
巻末の描き下ろし(5P)も素晴らしいのでどうぞお楽しみに…！
※『雪と松』は、「Web.Bloom」に連載の場を移し、不定期連載となります。先生の新連載『スティグマタ－愛痕－』は、現在発売中の『.Bloom vol.13』に掲載されていますので、こちらもどうぞよろしくお願い致します。
・アニメイト：描き下ろし漫画ペーパー
・コミコミスタジオ：描き下ろし漫画ペーパー
・ホーリンラブブックス：描き下ろし漫画ペーパー
・協力書店：描き下ろし漫画ペーパー
・電子書籍：描き下ろしメッセージイラスト
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(C)高橋秀武/ホーム社
