コミックス『Baby biatch！』11月28日発売
11月28日にコミックス『Baby biatch！』（日本文芸社）をリリースの石田要先生。エロエロ展開が期待できる！ 既刊のキャラが登場するBLストーリーです！ それでは「801AUTHORS108」12回目のゲスト、石田要先生どうぞ！

Q1.新刊の紹介をお願いします！
頭が軽けりゃ尻も軽い、『甘い俺たちのヘヴンな日常』の白木蓮の弟、桃の恋人探しのお話です。
桃が初登場したのは『純愛海上フルノット』に収録されている『甘い情欲』という話だったのですが、その時は16歳で今回はその4年後という設定です。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか？
桃は基本的に万年発情期なのですぐに睾丸で物事を考えるし、性格も短気で頭が悪いのですぐに声を荒げて手を出します。カヲル（蓮の恋人）のマンションに居候してるノージョブです。
逆に親友の天野 塁は、優しいを通り越してヘタレなので、そんな桃が失恋しては慰めてあげるし、本心を言いたくても言えないようなキャラです。でも、よく桃に「バカ」と言って罵り合います。居酒屋でバイトしてる大学生。意外とモテるようです。

Q3. 今作のこだわりポイントは？
前半のギャグテイストから後半へのシリアス展開でしょうか。また桃の相手達の外見や設定などもこだわりました。ただ私がそんなキャラを描きたかったというだけなんですけれども。
そしてやはりおピンクシーンですね。無駄に毎話入るカヲルと蓮のそのシーンとか、桃の〇〇されてる所とか。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください！
日常ではなく、仕事関係でですが今回のコミックス発売記念に初のサイン会を開いてもらいます。たぶん今回が最初で最後のサイン会になると思います。秋水社さま本当にありがとうございます。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
まだ表紙も上がってきてないので何とも言えないのですが、今年も本を出すことができてよかったなと思います。
反面、楽しく描けたキャラたちなのでもうこれで描けないんだなと思うとさみしくもあります。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
私の漫画は、作品によってやたら少女漫画的だったり、逆にぶっとんでたりあまりBLらしさがないものばかりなんですけれども、それぞれ違った雰囲気で描いているので、読んでいただいてどれか一つでも気に入ったものができればなと思います。
それでちるちるさんにレビューを書いていただければうれしいです。

担当編集：秋水社 Jさんより
BLの範疇に収まらない設定とギャグは、前作『思春期男子純情系』ですでに経験済みでしたが、先生にのびのびと楽しんで描いてもらいたいといつも思っています…思っていますが、いつもいつも石田先生には驚かされてばかりです。
『Baby biatch!』も1話2話と非常にぶっとんだギャグでしたが、3話目にいきなり心配になるほどシリアス、そして大きく話が動いた4話目には本当に驚きました。
この話、計算し尽くされた「大純愛もの」でございます！！！！！
スチャラカ社員でカヲルさんと変なコスプレプレイばかりの桃の兄、蓮の格好いいセリフ「自分を想ってくれる人をもっと大切にしろ！！」にも痺れました（どうやったらこんなセリフを思いつくのでしょうか？）。
もちろんヘタレ攻めの塁の、いざとなった時の行動力＆セリフにも泣かされます。
毎回、ネームが来るのが待ち遠しくとても楽しみにしていましたが、出来上がった原稿のエッチシーンの描写もまた秀逸で、修正を入れなくちゃいけないのが残念でならず…。最終回は担当しておきながら、もっと続きを読んでみたいと思いました。
一見過激なエロにばかり目がいきそうですが、道に迷ってばかりの桃が幸せを掴むお話なのでたくさんの方に読んで頂きたいと思います。