NEW!11/28 ニャンニャ先生インタビュー お人好しスパダリ×家出中のファーリー!凸凹な二人の心を癒す恋♥コミックス『My Dear Fluffy Boy』
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2018/06/08 20:27
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1650回
やかん/祈みさき/リブレ/ビーボーイコミックスDX
コミックス『女体化した僕を騎士様達がねらってます ~男に戻る為には抱かれるしかありません!~』6月9日発売
STORY
王立図書館で働く司書のアルト(男)は呪いのチョコをうっかり食べたせいで、夜になると女のカラダに!!! 男に戻る方法はオトコに抱かれること!? 秘密を打ち明けたイケメン不良騎士のロイドに体を許すハメになっちゃって、その上、あこがれていた優雅で上品な騎士・リューンには押し倒されて…!? でもでも嘘だ。女のカラダでこんなに気持ちイイなんて…。二人の騎士に愛されちゃう女体化ラブストーリー
――作品紹介をお願いします
祈 呪いで女体化してしまう司書と、呪いを解く為に奔走する騎士二人のラブストーリーです。
やかん 祈みさき先生の原作ノベルをコミカライズした、BLもTLの要素も含んだファンタジー世界の作品です。「女体化」ものの作品で、主人公が男になったり女になったりするのが特徴です。
主人公の王立図書館の司書アルトは、遊び人の騎士ロイドにおかしな「ショコラ」を食べさせられてしまい、“日が暮れると体が女性化してしまい、元に戻るには男性の精液を体内にとりこむしかない”という、呪いをかけられてしまいます。呪いのショコラの香りは媚薬の効果があり、アルトが尊敬するロイドのいとこの騎士、リューンをも巻き込んでいくことに。
いわゆるTS(transsexual)ですが、主人公のアルトくんは、男の子として登場します。女体化するのは一時的で、ロイドとリューンとは、女の体でも男の体でも可愛がられてしまいます(笑)
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
祈 不良騎士+品行方正騎士×真面目な新人司書です。
攻1のロイドは女たらしで傲慢ですが、人懐っこくて憎めない性格です。
攻2のリューンは優しく誰からも尊敬される人間ですが、自由奔放なロイドにコンプレックスを抱いています。
受のアルトは良くも悪くも素直な子です。嫌いな人には容赦なく噛みつき、好きな人にはデレッデレにデレます。
――当て馬や重要な脇役は?
祈 アルトの上司の図書館館長ヴィゼルです。とにかく怪しいです。
やかん 主人公のアルトが勤める王立図書館の館長ヴィゼルが、今後の物語にも関わってきます。
王立図書館の館長であり、大学の教授で、様々な研究で成果をあげている国の重要人物―――という、すごい人ですね(笑)
あと、重要なポジションではないですが、アルトくんの同僚の女友達、ソニアが明るくて描いてて楽しいです。
――今作のこだわりははどのあたりでしょう?
祈 この話は、「女体化から始まった関係は男に戻ったあとはどうなるのか?」という自分の疑問をテーマに作ったので、女体化とBLの両方の要素を盛り込みました。
あと、絵になった女アルトを見るたびに、巨乳の設定にして良かったと心から喜びを噛みしめております。
やかん 女体化ものなので、男の子の時のアルトは男の子らしく、女の子の時のアルトはとにかくかわいく思ってもらえるように、僅かな差異でも丁寧に描けるように心がけています。特に女体化した時のアルトの体が、女性から見ても下品にならないよう、気をつけています。
また、二人の騎士、ロイドとリューンそれぞれの魅力をしっかり描くことで、この3人がこれからどうなっていくのか、どんな形の関係になっていくのか読んでいる方にわくわくしてもらえるよう願いながらペンを入れています。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
祈 キャラクターの名前を付けるのが苦手で、かなり悩みました。
最終的に、主人公の「アルト」だけ決めて、他のキャラは書き始めてから考えました。女体化シーンは毎回書いていて楽しかったです。
やかん コミカライズに当たって、大分自由にやらせていただいてますが、物語やキャラの本質が変わらないように丁寧に漫画の形に構成し直しながら、原作の魅力を最大限画面に載せられるように、楽しみつつ作業しています。
それとアルトくんのおっぱいですね~(笑) 華奢で細身の子なんですが、おムネがとても大きいという設定なので、不自然になりすぎないよう、でもえっちに、それでいて下品な表現にならないように…とかなり気をつけています。その分すごく楽しいです!
あと、男の子に戻った時のアルトくんもちゃんと男らしく、かわいくを心がけています。
――今作にまつわる裏話はありますか?
祈 攻のロイドとリューンの関係は「同い年の従兄弟」なのですが、原作本編ではどちらが「従兄」でどちらが「従弟」かを明記せず、「従兄弟」とだけ書いていました。どちらの誕生日が早いのかは、小説の後日談で語られています。
やかん もともと女体化設定が創作・二次創作問わず大好きで、自分でも楽しんでいたところに、今作のコミカライズのお話をいただきました。
裏話かどうかはわかりませんが、実はこの話がBLなのかTLなのか、担当さんも私もわかっていません…(笑)
BLとしてもTLとしても楽しんでますし、楽しんでもらえたらうれしいです。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
祈 原作小説の本編は、全部スマートフォンで書いていました。
新規メールの本文に一話ずつ書いて保存していたので、当時は未送信メールBOXが小説でびっしり埋まっていました。
予測変換もいかがわしい文字ばかり出てくるので、スマホの置忘れには注意して生活してました。
やかん 日々ソシャゲをぽちぽちしてばかりなので、日常といってもこれといってないんですが、この単行本の作業をしてる時に数年ぶりにがっつりと風邪をひいてしまい、ひいひい言っています。あまりの体力のなさにがっかりしたので、これからもうちょっと体力をつけようと思いました。
あとカスピ海ヨーグルトを育てています(2ヶ月目) 毎日ヨーグルト美味しい!
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
祈 ずっと妄想で温めていた物語を形にしてみたいなと思い、WEBサイトに投稿したところ、担当さんにお声をかけていただきました。
やかん BL作家なのかTL作家なのかよくわからないままなんですが、男性同士も女の子同士も男女も女体化も大好き! なのでこのままよくわからない作家でいきたいですヤッター!
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
祈 やかん先生と単行本化に携わってくださった関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
やかん 素敵な原作があってこそのコミカライズなので、原作の祈先生に感謝いたします。
WEB版でも楽しんでいただき、応援してくださった皆様にも、コミックスの形でお届けできるのがとても嬉しいです。
紙に印刷されて、本の形になるというのは、また格別の喜びがあります。
コミックスで、また新たにこの作品を楽しんでいただける方に出会えますように!
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
祈 初めまして、祈みさきと申します。
私の拙い文章を、やかん先生の手で素敵な漫画にしていただきました。生き生きと動き回るキャラクター達がとても魅力的です。
読者様にも楽しんでいただけたら嬉しいです。
やかん BLのようなTLのような女体化まんがなので、BLオンリーです! という方に、どのように受け止めていただけるのかドキドキしていますが、ひとつ、新たな扉を開く気持ちで、楽しんでいただけたら嬉しいです!
担当編集より
WEBで大人気の今作を紙書籍の形で店頭にお届けできて、本当に嬉しいです!
アルトくん可愛いし健気だし意外に(失礼!?)男らしいし、ロイドはアルトが“男でも女でも好き!”っていう精神がまず素晴らしいし、リューンは正統派カッコイイ騎士様だしで、この3人の恋模様序盤戦から引き込まれてしまって欲しいです!
ロイドとリューンがお互いに認めあいつつ引け目を感じている関係も最高だし、アルトくんがロイドにバカバカと言いつつも絆されるところも可愛いですよ。
紳士なリューンが媚薬効果によって豹変して雄になっちゃうところもギャップ萌えだし、ナンパロイドが男を見せる場面もこれまたギャップ萌えです。
個人的にはロイドとリューン、読者様はどちら贔屓なのかが気になっています。
『女体化した僕を騎士様達がねらってます ~男に戻る為には抱かれるしかありません!~』は現在下記にて絶賛連載中です。
<Liam特設>
(C)Yakan/Misaki Inori/DeNIMO/libre 2018