スタイリッシュなたらつみワールド全開! 青春&艶めく群像劇
舞台は歌舞伎町のスナックバー「或子(アルコ)ホール」。美大生のトモと社会人のナヲは、ちょっとしたきっかけで言葉を交わし始めます。トモは学校や人間関係に悩み、ナヲは元カノをいまだ引きずって恋に臆病。それぞれ抱えているものを打ち明けていくうち、次第にお互いが大切だと気付き……。たらつみジョン先生の新刊コミックス『アルコホール・コミュニケイション』が5月25日発売! スピンオフの元バンドマン×フリーターの恋愛は、ちょっぴりビターな大人味。同じ舞台に、全く異なるラブストーリーが収録され、読み応えありな一冊です♥ それでは、「801 AUTHORS 108」第1635回、たらつみジョン先生どうぞ!
甘酸っぱいトモナヲ編、アダルトなユミナツ編が楽しめる♪
Q. 作品紹介をお願いします!恋愛にトラウマのある社会人と、恋愛に興味のなかった美大生の初々しい恋愛になっていると思います。
そのため、同タイトル同時収録の二人は大人っぽい恋愛になっています。
大体のキャラクターたちが酒の力を借りて言いたい事を言っています。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?社会人のナヲ(受)は元カノの浮気がトラウマになり、元々内向的な性格のうえ更に恋愛に臆病になっています。そこをぐいぐいと押すのが美大生のトモ(攻)です。
トモはマイペースに生きてきた中で、友人の女子に告白され自分の生き方に疑問を持ち始め、大切なものや人を持ちたいと思い始めます。そしてナヲをマイペースにぐいぐい攻めていきます。
Q. 当て馬や重要な脇役は?トモナヲ編にもユミナツ編にも共通で登場するネモとモネという双子の女性たちを描くのがとても楽しかったです。猫の擬人化のつもりで描いたので、良い距離感で主人公たちに触れられていると思います。
もう一人、ユミナツ編に出てくる斉藤というキャラクターもお気に入りです。欲望に忠実に生きていけるだけのルックスを持って生まれて来たんだね…と描きながら羨ましくなります。
バーや街並みにモデルあり! リアル&レトロな世界観に惹き込まれる…
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?街の雰囲気です。実際にあるお店や街並を参考にしているので、空気感が伝わっているんじゃないかなと思います。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!苦労した点は、こだわりでもある背景です。実際にある分情報量がたくさんあって、整理するのが難しかったです。楽しかった点は、完全に自分が萌える見かけのキャラクターだけを出そうと心に決めていたので、描いても描いても飽きがこなくて楽しかったです。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?裏話という程じゃないかもしれませんが、ユミと言うキャラクターにはビジュアルモデルがいて、そのモデルのまま鼻ピアスをつけていたのですが、顔面が強くなりすぎるという修正を編集部からいただき無しになりました。
牛の鼻についてるようなデザインのピアスだったので、作中でずっとついていたら集中できなかったかもしれないので無しにして良かったです(笑)。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!『アルコホール・コミュニケイション』というタイトル通りお酒を呑む場のお話なので、取材と称して何度も飲みに行きました。モデルのお店があるって良いですね(笑)。
Q. 今、何かハマっていることは?旅行先で1日15キロ歩きつづけたキッカケで、都内を歩き回る事にハマっています。家だとじっとしてても動画を観てしまったり…静かに考える事が難しいので考え事を整理する時間にもなります。体力気力的にも毎日は難しいですが(笑)。
偶然の出会いがもたらしたものは、運命の愛!? 3年ぶりのBLコミックス!!
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?3年ぶりのBLコミックスという事で、なんとも言えない緊張感があります。自分の萌えを描き出すのってすごい覚悟がいりますね。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!お酒のおともにぜひ! 飲まない方も息抜きぜひ! よろしくお願いします!
担当編集よりお待たせしました、たらつみジョン先生待望のBL新刊が登場です!
トモナヲ編とユミナツ編に分かれた今作、全く違う魅力の詰まった二組となっております。
トモナヲ編は優しさの塊のようなお話。恋愛トラウマ持ちの綺麗なお兄さんと、恋愛ド初心者な可愛い男の子の初々しい恋愛模様は、読んでいてとても癒やされます。
ナヲは大人のダメな部分も沢山出てくる上、二人が出会ったお店の店主・ネモモネにビシビシ言われている姿がかなり心にクるのですが(笑)、そういう大人のダメな部分すら最後には愛おしくなってしまいます。
トモの、引っ込み思案のようで実は凄くパワーのある人間というギャップも素敵で、出会えてよかったねと思える二人です。
そしてユミナツ編。こちらは、トモナヲが出会ったお店「或子ホール」のママ……の息子・ナツと、同じく歌舞伎町に「鍵穴」という店を構えるマスターのユミが主役のお話。
ナツはユミのお気に入りで、一緒に曲作りの約束もするような仲。が、ある日ユミが「鍵穴」で男とセックスしている姿を見てしまい…という、ナツにとってはかなり衝撃な展開が待っています。
この二人は、出会えてよかった、よりも、出会ってしまった、という印象が強く(笑)、編集部でも「ナツは大丈夫なのか……」と心配され続けていました。大丈夫だと信じたいです!
舞台を同じくしてここまで違うお話を描き切るたらつみ先生の筆力、是非ともお楽しみください。
先生のスタイリッシュながらどこかレトロな雰囲気が味わえる画面は、漫画としては勿論のこと「画」としても見応えがあるのが特徴です。そちらも注目してくださいね。
改めて、3年ぶりのたらつみジョン先生の新刊。素敵な作品となっておりますので、皆様どうぞ宜しくお願い致します!
特典情報・アニメイト:リバーシブルカード(表面:フルカラーイラスト/裏面:漫画描き下ろし)
・とらのあな:フルカラーイラストカード
・コミコミスタジオ:モノクロイラストペーパー
・協力書店:モノクロイラストペーパー
詳しくは
.Bloomホームページ・
公式Twitterをご覧ください。
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