関係は水と油… 悟り世代の部下は我慢の限界で!?化粧品会社で働くデザイナーの滝沢は、上司・徳良にイラつく毎日。徳良の悪気のない無理難題の押し付けや、熱血に理想論を語るウザい上司っぷりに、クールな滝沢は辟易しています。そんなある日の飲み会後、体育会系な徳良の提案で、滝沢は風俗へ強制連行されそうになります。拒否すると、徳良は「セックスは大事だぞ!」と先輩風を吹かして、また語り始める始末。そんな徳良に、堪忍袋の緒が切れて……! 加藤スス先生の新刊コミックス『24時間オチないKISS』が4月28日に発売! 嫌いな上司に一矢報いるはずが!? タイプの違う二人が織りなすラブストーリー、思いっきり楽しみましょう♥ それでは、「801 AUTHORS 108」第1609回、加藤スス先生どうぞ!
クール×アツい! 交わるはずのない二人の恋の行方は…!?
Q. 作品紹介をお願いします!営業思考のウザキャラ上司とクールな年下デザイナーの噛み合わないオフィス・ラブです。
化粧品会社が舞台なので取り扱うコスメ用品も、オフィスでのやり取りやラブシーンでポイントになっています。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?受けはノンケのワンマン上司。
攻めは化粧品が大好きでそんな上司に不満を募らせている年下デザイナー。
同じ部署で働いていますが、「異業種」「上司と部下」という関係ゆえ理解し合えない部分が多いのですが、男同士だからこそ仕事と恋愛の線引きもあやふやで、上司である受けは年下の攻めにつけこまれていきます。
Q. 当て馬や重要な脇役は?滝沢がいるデザインチームの先輩・庄野さん、後輩・カナコちゃん。
淡々と仕事をこなし、時には結託して徳良への苛立ちを見せるデザインチーム三人のやり取りは、女社会に普通に溶け込めてしまう滝沢の性格と、悟り世代のデザイナー男子感が出せて描いていて楽しかったです。徳良をボロクソに言う感じもスカッとします。
職種ならではの男性のメイク描写や、愛溢れる言葉のチョイスに注目!
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?徳良をどこまで素敵な受けにできるかな…というのは色々考えました。
職場では本当にウザい上司なので、そこを徐々にどう可愛く落とすか。外聞最悪だけど近づいてみたら意外とイイ人、というのも出しつつ。そして根底にある男としてのプライドは損なわない様に…。
あと、滝沢と徳良が考えて感情を述べる部分に「好き」とか、「ゲイ」「ホモ」というワードをできるだけ使わないようにしました。その辺を曖昧にする方が、ノンケの徳良がその世界に足を突っ込むには丁度良い気がしましたし、滝沢もそれになんとなく気を使ってるのか使ってないのか…という感じにしたかったので。
かなり難しい所ですが、感情表現を必要以上にしない男同士であり、大事な部分には無理に踏み込まない大人同士にしたかったんです。毎日会社で顔合わせますし。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!滝沢のメイク描写。
これはもう自分の性癖なので、スベっても描きたいところでした。
オネエでもない男が化粧をしたら勿論気持ち悪いし相手に引かれるけれど、そういう所も含めて。
ヴィジュアルもバケモノになりすぎず、美人にもならないくらいの微妙なラインにしたくて、それに対峙する徳良が不憫なところも楽しく描かせて頂きました。
苦悩は続くけど、そんな滝沢をちゃんと受け入れた所を徳良の大事な受けポイントとして見て頂ければと思います。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?滝沢は入社した際、ブランド部希望でしたが新卒・男性という所で引っかかり、とりあえず今いる営業企画部に回されます。本人は忘れていますが、当時バリバリ営業をしていた徳良は「男でウチのデザイナーになった奴がいるのか! スゲエじゃん! いつか一緒に働きたいな!」と太鼓判を押していた…という過去設定があります。そしてそれがこの結果です。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!丁度執筆ド真ん中で引っ越しをしました。
そして引っ越しの荷物をまだ片付けられていない、という事が今も心に影を落としています。
美味しいものを食べていても、大笑いしていても、楽しく漫画を描かせてもらっていても、(でも荷物が片付いていないんだよな…)と思い出してしまいます。
コミックス発売の勢いを借りて片付けようと思います。
変態系×カワイイへとシフトチェンジも!? 必見のハイテンション・ラブ!
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?力を貸してくださった担当様と電子配信で読んでくださっていた方々に感謝です。
コミックスという形にして頂けてとても嬉しいです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!ここまで読んで下さいましてありがとうございます。本作を少しでも楽しんで頂けると幸いです!
moment担当編集より冒頭1ページめで徳良を見た瞬間から「これは良い受けになる。」と確信していたのですが、その通り、この一冊を通してこのウザめのマネージャーが大変立派な良い受けに育ちます。部下の滝沢にあんなことやこんなことをされます。
そして明らかに徳良とは人間のジャンルが違う、クールな若者・滝沢は、わけのわからない暴走と時折見せる可愛らしい一面で徳良を翻弄しますが、ウザ上司を痛めつけるつもりが何だかんだ……という感じで変態系攻めへとこちらも立派に育ちます。
会社員としての日常も見どころの一つで、「あるある~」もしくは「ありそう~」からの美味しいBL展開が随所に。まさにリーマンBLの醍醐味が満載です。
描き下ろしも、二人の嬉し恥ずかしな×××をたっぷり12P!
どう見てもかみ合わない水と油の上司と部下が、どうやって恋にオチるのか。
そしてオチたらどうなってしまうのか……とくとご覧ください!
コミックス『24時間オチないKISS』特典情報(C)加藤スス/竹書房・シュークリーム 2018
コメント8
kaoloonさん
攻×受ドストライクだわ( ´∀`)
スス先生の作品今までも買ったことあるけど今回も買います!絵も凄く好き!
匿名1番さん(1/1)
4月の新刊の中で一番楽しみにしてた作品です
匿名2番さん(1/1)
電子でも読んでました。楽しみにしてました、先生の情熱を感じるインタビューも良いです。
匿名3番さん(1/1)
大好き作品なので嬉しいー!!
匿名4番さん(1/1)
これは楽しみ!!受けが可愛いです
匿名5番さん(1/1)
電子配信を楽しみに追いかけていました。完結がとても寂しかったですが単行本発売嬉しいです!
匿名6番さん(1/1)
今までこんなにはまった商業BL漫画はありません。徳良さんがなんだかんだ絆されて包容力ある受けになるのが堪らなかったです。ガサツな男かと思いきや色っぽい最高の受けへと……。かき下ろし漫画もとてもよかったです。ぜひ続編をお願いしたいです。
匿名7番さん(1/1)
Q.ウザい上司の対処法
A.抱く
わらったw