01/19 奥田枠先生インタビュー 俺様支配者×気弱なルームメイト♥攻めの死から始まるサスペンスBL!!コミックス『Kの支配者』
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2018/03/16 18:39
大人気web小説書籍化!! 恋、勇気、友情、成長、そしてとろとろ溺愛Hも♥
陸は、爬虫類顔のブサイク高校生。家族に冷遇され、友達もできず、孤独な日々を送っています。そしてついに悲しみで絶望した時、彼は異世界へとトリップ! そこには陸を可愛いという美形の竜王様が待っていて……。野羊まひろ先生の初小説『竜王様のお気に入り! ブサイク泣き虫、溺愛に戸惑う』が3月19日に発売されます! イケメン竜王×爬虫類系ブサイクの大人気web発ノベルが遂に書籍化! エッチシーンも見逃せません♥ それでは、「801 AUTHORS 108」第1568回、野羊まひろ先生どうぞ!
Q. 作品紹介をお願いします!
容姿の異質さのせいで不遇な生活を送っていた陸はある日、弟とともに異世界へ召喚されます。
しかし異世界の人々に望まれていたのは弟のみで、自分は転移に巻き込まれただけという立場でした。
食事もろくに与えられず、ただ生かされている日々に絶望して死を願うまでになるのですが、またまた違う世界へと召喚されます。
そこに待ち受けていたのは巨大なドラゴンで、陸を見て「可愛い! 美しい!」と大興奮。
美青年姿にもなれる竜から強引に溺愛されまくって、ブサイク扱いしかされたことのない主人公が戸惑うお話です。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
攻めは、二千年以上を生きている長寿の竜王。八つの異世界を管理するというつとめを担う神で固有の名はないのですが、物語の途中で「リューイ」という呼び名を与えらえます。
受けはツリ目三白眼、鼻ぺちゃ、左右に幅広く薄くて赤い唇、前歯の両端にある発達した八重歯、青白い肌…という、人間から見ると不細工な要素満載の爬虫類顔をしている陸。
日本では容姿のせいで家族から冷遇され、友人もできない孤独な日々を送っていた高校生です。
しかし陸の容姿は竜王にはとても美しく見える上、今までの「お気に入り」とは違う行動をとる彼が、竜王は気になって仕方ありません。
一方、生まれて初めて容姿を褒められて戸惑い、情熱的に求められているうちに陸も竜王への恋愛感情が芽生えていくのですが、竜王の寵愛はいずれ失せるものなので、彼からの溺愛に溺れてはいけないと自分の心を戒めます。
更に種族としての寿命の長さが違うので、どんな形にせよ、いずれ必ず別離の時が訪れる……という覚悟を抱きつつも惹かれ合っていく、そんなふたりです。
属性的には、溺愛ワンコ(竜だけど)攻め×薄幸ブサイク受けでしょうか。
Q. 当て馬や重要な脇役は?
物語のキーポイントとなるのは、陸の弟である海斗です。
他人の前では人当たりのいい美形の優等生ですが、陸とふたりきりの時は兄を「不細工、無能」などと貶し、泣き顔を楽しむという嗜虐嗜好を覗かせる二面性の持ち主です。
webでの連載中、読者さんからいただいた海斗に対してのご意見が「好き」か「嫌い」かで真っ二つに分かれていたのが印象的でした。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
竜王の本性はドラゴンですが、人間姿にもなれるのと、人間の姿をとっている時に驚いたり突発的に発情すると半竜化する点です。
大きなドラゴン姿の竜王と陸のほのぼのいちゃいちゃ、美青年姿の竜王とのラブラブ、陸の行動や言動によって、人の姿なのにぽんっと竜の特徴が飛び出しちゃう竜王様……
様々なシチュエーションで繰り広げられる、ふたりのいちゃラブをお楽しみいただけると嬉しいです。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
苦労とは違うのかもしれませんが、十代の主人公視点で話が進むので、難しすぎる言い回しや熟語、俗語を使わないように気をつけました。
結果“お下品なエロ用語は禁止!”という縛りプレイが発生したわけですが、それはそれで楽しかったです。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
執筆中、遠く離れたところに住んでいる家族から「猫を飼い始めたよ」という連絡をもらいまして、「名前は?」と訊いたら「りく」という答えが返ってきた時、驚きました。
誰にも内緒で小説を書いていたのですが、偶然にも自分が書いている小説(今作)の主人公と同じ名前だったので…。
保護猫だった猫のりくさんは家族から溺愛されておりまして、日々甘えん坊ぶりに拍車がかかっているようです。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
BL小説を書いたのは純粋に自分が好きで楽しむためでしたが、気軽に投稿できるwebサイトがあったのが幸いして、公開に至りました。
ですが小説を書く上での作法に関して無知だったため、『竜王様のお気に入り!』も連載当時は読みづらく、稚拙な文章だったと思います。
そんな小説にもかかわらず「続きを読みたい」というご感想や応援をいただいたことで背中を押され、完結まで書き綴ることができました。
ひとつの小説投稿サイト内で束の間、ランキング上位に名を連ねていたことで出版社様の目に留まったのだと思いますし、今回の書籍化に繋がりました。
一緒にこの作品を創りあげ、応援してくださった読者さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
少々キワモノ扱いされる内容の小説だと思うのですが、書籍化のお声がけをしてくださったリブレ様への感謝の念が堪えません。
そして爬虫類系ブサイク主人公、ドラゴン、人間大カエル、褐色肌の異世界人、などなどの特殊キャラをとても魅力的に描いてくださったイラストレーターの螢子先生、出版に至るまで携わってくださったたくさんの方々に、本当にありがとうございますとお伝えしたいです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、野羊まひろと申します。
今作のタイトルに使用している「お気に入り」という言葉なのですが、基本、好意的な意味で使われているものだと思います。
ですが「お気に入り」って、多数の中においてのひとつ…というイメージでして、実際、陸自身も、どれほど竜王に溺愛されてもそう感じています。
竜王様の「お気に入り」にと望まれた陸が、竜王様にとって「唯一無二の存在」へと変わっていく過程を、竜王のデレデレっぷりと陸の「え、この人、目と頭大丈夫!?」という戸惑い&脳内ツッコミとともにお楽しみいただければ幸いです。
ぜひ多くの方のお手にとっていただけると嬉しいのですが、ブサ受けが苦手な方はくれぐれもお気をつけください…! 主人公が最初から最後までブサイクです。
よろしくお願いいたします。
担当編集より
人気投稿サイト「ムーンライトノベルズ」で長らく年間ランキング1位に輝いていた作品です。
とにかく受の陸が、爬虫類顔のブサイクだけど、中身がとっても可愛らしく…!
この可愛らしさをもっと多くのみなさんと共有したいという想いで書籍化を計画しました。
そして、人間姿はキラキラ美形だけど、ドラゴン姿はもっと素敵な竜王様。
(ドラゴン姿の時の方が多いかも…)
竜王様は爬虫類なので、爬虫類顔の陸がすごい美形にみえるのです!
これには、初めて読んだとき、すごく納得。
世界を管理しながら長い時を生きる竜王にとって、「お気に入り」とは癒しであり、救い。
だけど、人間の魂は時間と共に変容していく。どんなに愛した相手でも、魂の形が変われば、いつか自分の「お気に入り」と思えなくなり、別れが訪れてしまう…。
そんな竜王種の性質(さが)に絶望しつつも諦めていた竜王様ですが、陸との暮らしの中で、絶対に陸を失いたくないという激情が生まれ…!?
恋、生きる勇気、友情、成長、すべて詰まってます!!
この作品に触れていただき、もし共鳴していただけたら、ぜひこの面白さを伝えていただけますと嬉しいです。
小説『竜王様のお気に入り! ブサイク泣き虫、溺愛に戸惑う』
特典情報
amazon限定:書き下ろし小説ペーパー
(C)野羊まひろ・螢子/リブレ