芹澤ナエ先生インタビュー

スーツ・札束・高級外車に地雷ギャグまで… “BLあるある”満載！


佑(タスク)の高校に転校してきたのは、なんと西暦2000年からやってきたという“スーパー攻様”大谷内紫野(おおやうちしの)。「お前を一億円で買ってやる」なんてセリフを吐く古き良き俺様攻と、現代の冷めた高校生が……。8月26日発売、芹澤ナエ先生の新刊コミックス『その攻キャラは、流行りません！』。思わずニヤニヤしてしまう“BLあるある”が満載のギャグ4コマです！ はたして紫野は、佑をものにできるのでしょうか!? それでは、「801 AUTHORS 108」第1384回、芹澤ナエ先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
古き良き攻め様とそれに振り回される平凡な男子高校生のギャグです。始めはスパダリで何かお話作れたら…というのが着想だったのですがそれだけではつまらないのである世代に反応してもらえるような懐かしい感じを目指しました。



Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
00年からやってきたスーパー攻め様の紫野と、それを軽くあしらう冷め気味の男子高校生の佑です。全編ギャグなのであんまり受け攻めっぽいシーンは無いですが…(笑)


Q. 当て馬や重要な脇役は？
コミックスでは名前がついてないのですが佑の親友久保くん(短髪の子)ですね。アホっぽいのに何気に会話劇や展開のけん引役になってくれて、描くたびにお気に入りになっていきました。あと5話で出てくるライバルキャラの珠希です。彼については後述の裏話で…


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
やっぱり紫野の時代錯誤なスパダリっぷりでしょうか。ホストみたいなスーツ着て札束持ち歩いてて高級外車に乗ってる、絵に描いたような攻め様ぶりを描きたくて。でも佑があんななので後半にかけてどんどん紫野の俺様としての威厳が崩れていくというのが、私が意図してやったことではなかったのですが自然にそうなっていって面白かったです(笑)


Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
私は本来なら00年代はドンピシャ世代のはずなんですが、自身BLに目覚めるのがすごく遅かったので実はあまり当時のBLは馴染みがないんです； でも周りにBL好きの友人がいたので、なんかこういう雰囲気だった気がする…とあえて具体的なイメージは固めず、その当時のふんわりした知識をそのまま描いています。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
珠希についてはずっと構想はあったのですが出したら4コマギャグで風呂敷畳みきれるかすごく不安で、寸前まで登場させるか迷っていたキャラでした。紫野のいた世界と佑のいる世界は微妙にリンクしていてそれぞれ対になる似通ったキャラが存在している(珠希なら千里とか)という脳内設定があります。


Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
やっぱり今度発売される本作のドラマCDのアフレコ現場に立ち合わせていただいたことでしょうか…！ 私にとってここ最近でこれ以上の事件は無かったです。宣伝になっちゃいますがライナーノーツにアフレコレポも描いたのでドラマCDの方もぜひ(笑)

Q. 今、何かハマっていることは？
ハマってるというよりもうライフワークなのですが、同人音楽CDとゲーム実況が原稿のお供です＾＾

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
友人、知人にまとめ読みしたほうが面白い！ とちょこちょこ言われるのでたくさんの人にコミックスで読んでもらいたいです！ そして往年の“BLあるある”で笑ってもらえたら…＾人＾

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまで読んでくださりありがとうございます。ぜひ手にとっていただけたらさいわいです～！

担当より
2000年からやってきた時代遅れの攻と、現代っ子な高校生のギャグ4コマ漫画です！
往年の“BLあるある”を実行する紫野に、いつも呆れてる佑…という図ですが、だんだん紫野を応援したくなってしまいます(笑)
また、ドラマCDも9月29日に発売！
紫野を森川智之さん、佑を福原かつみさん、珠希を遊佐浩二さん……と豪華な顔ぶれとなっております。こちらも是非チェックしてください！

コミックス情報(試し読みできます)

ドラマCD情報

コミックス『その攻キャラは、流行りません！』


(C)芹澤ナエ/KADOKAWA