悲しいねぇ… だからさ、慰めてよ35歳のサラリーマン、岩田と加藤は高校時代からの腐れ縁。昔からの流れで、定期的に会って抜き合いする仲です。ただの好奇心で始まった二人の関係は、ここにきて……。2月15日発売、野萩あき先生の新刊コミックス『恋の足音が聞こえる』。街を歩けばすれ違うような、現実味のあるリーマン同士の、特別な関係の行方は!? それでは「801 AUTHORS 108」第1188回、野萩あき先生どうぞ!
Q. 作品紹介をお願いします!高校からの腐れ縁である35歳サラリーマンの岩田と加藤は、高校での出来事がきっかけで時折抜き合うようになり今でもその関係が続いています。
結婚をし子供もできたりと家庭を持つ友人が増えていく中で、加藤は将来について焦る気持ちを抱えつつもこのまま変わらない毎日が続くと思っていたのですが、岩田の隠していた秘密を知ってしまい…という話です。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?攻めの岩田は飄々としていて社交的です。高校時代は考えるよりも先に行動する猪突猛進タイプでしたが、今は本心を隠すためにその頃と変わっていない自分に見せようと演じている部分があります。
受けの加藤は無自覚ツンデレです。気の置けない人にはぶっきらぼうですが、会社では朗らかなので部下に慕われたり世話を焼かれることも多いです。
来るもの拒まず去る者追わず、人に関心があるようで無いタイプです。
…とここまで書いておりますが色々…受け攻め攻防戦がありまして…ですね…ごにょごにょ
察していただけるとありがたいです…。
Q. 当て馬や重要な脇役は?加藤の会社の後輩中村君です。彼がいないことにはどうにもならないぞ! という重要な脇役くんです! ノリは軽いですが根は真面目な子です。
個人的には本編ではちょこっとしか出てきませんがバーの店員ゆっきーさんお気に入りです。もう少し出したいなあと書き下ろしにちょこっと出してしまいました。
そんなところも見ていただけたら嬉しいです!
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?岩田と加藤どちらにも言えますが、どこかにいそうな雰囲気といいますか…派手さはないけれど大人の色気は持っている! を目指しました。
あと少しくたびれてる感じとか、近づいたらほんのりとたばこと整髪料の匂いがしそうな感じがキャラクターから出てれば良いなと。
全然キラキラしてないですね…(笑)。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!初めての4話完結のお話ということで話の流れるペースがつかめず苦労しましたが、関係が変わっていく部分をゆっくり描くことが出来て楽しかったです!
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?会話の中で高校時代や大学時代に触れることがありますが、ネームを考えていた時は今より多く入れていたりしました。長すぎたり、うまくまとめられなかったりで結局削ってしまいました。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!同県出身の友人と会話していたときに、打撲痕のことを“ぶちみ”と言ったら笑われまして。
幼少から使っていたので方言だと思っていたのですが、どうやら違うらしく。
他県出身の方達に聞いても伝わらず…。
まだ調べていない地域の方言なのか、家族内だけの独特な言い回しなのかはわかりませんが、今まで周囲の人に伝わらない言葉を発していたのかと思うと不思議な気持ちになりました。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?緊張でお腹が痛いです…!
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!今回は初めて1冊まるまる同じカップルで描かせていただきました!
おじさんというには若く、青年というには歳を重ねている二人ですが、少しでも気に入っていただけたら嬉しいです。
担当編集より今回の野萩先生の作品はアダルトな雰囲気満載のお話となっています。
高校時代の腐れ縁が続いた35歳サラリーマンの加藤と、岩田の関係はただの友人というだけのものではなく、定期的に抜き合いをする仲でもあります。
そんな仲が、様々な出来事により変化していく過程はとても自然なものに感じられます。
主人公の加藤は一見クールそうに見えますがとても優しく、大人の余裕が感じられます。
一方、岩田はお調子者といった感じですが、実は繊細な一面を持ち合わせたキャラクターです。
こんな二人が繰り広げるお話は、身近で起こっているのでは!? と思えるほど現実味がある作品となっています。
大人の雰囲気がある作品がお好きな方はもちろん、今まで読んだことがないという方も、ぜひぜひチェックしてみてください!!
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(C)野萩あき/KADOKAWA