時間をともにするうちに、少しずつ…♥
憧れの出版社に就職できた瀬良晴彦22歳。ライトノベルオタクな彼ですが、配属先は純文学の編集部、しかもいきなり人気作家、八城京介の担当となり……。8月10日発売、志野夏穂先生の新刊コミックス『キスは〆切のあとで』。口が悪い＆何かと見下してくる八城の挑発で、相性最悪な出会いとなった二人ですが!? それでは「801 AUTHORS 108」第1005回、志野夏穂先生どうぞ！
Q. 作品紹介をお願いします！表向きはクールな純文学作家、実は色々めんどくさいオタクっぽいラノベ作家の八城先生と、ちょっと暴走気味なラノベオタク編集者、瀬良くん。第一印象サイアクな二人が、お仕事を通して距離を縮めていく…というとなんだか正統派なお話のようですが、実際はバカっぽいラブ(になりたい)コメディです。必死に正体を隠している八城先生に、瀬良くんがいつ気付くのか…バレたらどうするの？ というのがお話のひとつの軸になっています。あとは瀬良くんのにぶちんさがポイントかも。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？クール攻×頑張り屋受……と見せかけて、結局、私定番の超ヘタレ攻×おバカ受、です。身も蓋もない……。
Q. 当て馬や重要な脇役は？重要な(かもしれない)脇役は、八城先生の先輩であり、ラノベの担当編集者である井隅先輩。(というか彼しか他キャラいない……) 非常に面倒見の良い人で、ダメ人間の八城先生をこまごまとフォローしてくれます。井隅先輩については、お話が続けば何かあるかもしれません。あと、お気に入りは瀬良くんの先輩編集者の沢村さんです。女性キャラで、ちょろっとしか出てこないんですが……。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？いかに八城先生の表・裏のギャップを際立たせるか、です。瀬良くんにバレた時に「誰これ…」と唖然としてほしいのですが…。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！八城先生の顔は苦労しています。純文学作家の時はクールにかっこよく、を心がけているのですが、イマイチかっこよく描けない………。瀬良くんが思わず見とれてしまうような美形さを、なんとかちゃんと描けるように頑張ってます。
それから、八城先生の書く小説がどんなものか、私にもわからないので困ってます(笑)。ラノベの方は『Ｓ●Ｏ』とかをイメージしてますが…。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？裏話というか…私にしては非常にめずらしく、攻キャラの八城先生から先に出来上がったので、先生については色々と設定があるのですが、対して瀬良くんはあんまり考えていません。ので、お話を作っていく内に少しずつ瀬良くんが出来上がっていく感じで、八城先生の瀬良くんに対する突っ込みはほぼ私の突っ込みです(笑)。「待って瀬良くん!! 落ち着いて！」みたいな。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！皆さんご経験あろうかと思いますが、仕事場の引越しをしたので色々行方不明になって困りました。仕事道具は別によけといたつもりが、毎日なにかかにかサルベージしていました…。担当さん、ダンボールの山の合間から原稿をお渡ししまして、その節は失礼致しました……。
Q. 今、何かハマっていることは？とあるマンガとか、とあるゲームにハマってます。この年になっていわゆる沼って…(苦)。関連グッズとか同人誌とか、いいように搾取されてます…。
Kalafinaだけでもいい加減搾取されまくってるのに。イベント行きたい…行けないけど。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？(いつものことですが)久し振りのコミックス発売で、とてもドキドキしています。
装丁など、いつもとちょっと違うテイストで作って頂きましたので、それも楽しみです。
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！相変わらずのあほっぽいコメディですが、ウロウロとすれ違ったり、ぶつかったり、勝手に落ち込んだり…そんな八城先生と瀬良くんの姿を少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。そして…ちゃんと二人くっつくかどうか、乞うご期待……。が、頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
ビーボーイ編集部 担当編集より志野夏穂先生の新シリーズは、作家×新人編集者！ どちらも、ひとクセふたクセあるキャラクターです。攻の八城先生には何だか秘密がありそうですし、受の瀬良くんの暴走っぷりたるや、目を覆う…いえ、ニヒルが売りの八城先生も気圧されるほどの勢い＆パワーです(笑)。そんな彼らの相性は――はっきり言って最悪です(笑)。八城先生が口の悪さを発揮すれば、瀬良くんは向こう見ずな負けん気さで対応。そんな二人がちょっとずつ、ちょっとずつ相手の仕事に対する姿勢を見て尊敬したり、自分も成長したりと、気持ちと関係性が変化していきます。
楽しんでいただきたいのは、自分の「メンクイ」に気づいてから、八城先生を見てはドキドキしてしまう瀬良くんの哀れなほどの振り回されっぷり！ また、八城先生の実は…という部分！ 個人的に好きなのが、八城先生宅に打ち合わせに行くたび、帰りに落ち込む瀬良くんの描写です。なぜか毎回同じ電柱に抱き着いては「なんてことをしたんだ、俺！」と泣いているのです(笑)。瀬良くんの可愛らしい姿をご堪能ください。
志野先生ならではのホノボノ感いっぱいのほんわかBL、ぜひご一読くださいね！
コミックス『キスは〆切のあとで』(C)志野夏穂/リブレ
コメント2
匿名2番さん(1/1)
接種ｗｗｗ打つのですかｗ
匿名1番さん(1/1)
定期接種しておきたい安心BL。この種のものをこれからもよろしくお願いしますリブレさん。そして作家様もありがとうございます。