相音きう先生インタビュー

素直じゃないのが本来の、妖怪の恋！


本当とは真逆のことを言ったり、ついつい悪戯をしてしまったりで、嫌われ者の天邪鬼。でも、鴉天狗だけは彼を気にかけてくれます。そんな世話焼きに、ドキドキが止まらなくて……。8月10日発売、相音きう先生の新刊コミックス『あまのじゃくに恋して！』。恋愛に不向きな性格ナンバーワン妖怪!? 天邪鬼の恋は見ものです!! それでは「801 AUTHORS 108」第1002回、相音きう先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
表題作の鴉天狗×天邪鬼をメインに短編集になっています。以前描いた3Pモノの続きも載っていますので、あの3人がどの様にくっついたのか気になっていた方は買って読んで頂ければと思います(笑)。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
天邪鬼が大好きな鴉天狗と、そんな鴉天狗に素直になれない天邪鬼のカップルです。


Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
天邪鬼の外見は少しこだわりました。一見して「あ、こいつ絶対素直じゃないな」と思われるように髪型や目付き、外見年齢は何度も考えましたね。それと鴉天狗の衣装も何度も考えました。
胸筋は晒すべきか、足首の部分は出すべきか足袋は履かせるべきかとか。だらしない飲んだくれのはぐれ者な感じにしたかったので最終的に結構着崩した感じになりましたね。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
苦労したのは上記でも言った鴉天狗の服のデザインですね(苦笑)。楽しかったのは、和風ファンタジーを描けた事でしょうか。今回表題作とは別にもう一つ和風のお話があるのですが、ガッツリとしたファンタジーをまた描きたいなとデビューしてからずっと思っていたので、それがこのお話で叶って嬉しかったです。



Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
表題作ともう一つの和風のお話で共通して鬼が出てくるのですが同一人物でして、もう一つのお話で居場所を失って表題作の方に流れ着いたって裏設定があります。そして表題作の鬼達はあの一件のあと牛鬼さんにお灸を据えられました(笑)。
それと実は今まで出したコミックスでもそうなのですが、キャラの苗字などを見てあれ？ ってなるようにしたりしてるんです。全く別のお話に繋がりを持たせるのをこれまで描いたほとんどの話でさりげなくやってまして、今回もあるので気になった方は暇な時にでも探してみて下さい。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
二度も声優様のイベントに当選して行けた事ですかね。二つとも物凄く楽しくて、自分ももっと頑張らなくてはと鼓舞されて帰って来ました。ただ年齢的に体力の限界で翌日は泥の様に眠りましたけどね(笑)。

Q. 今、何かハマっていることは？
声優様たちがアドリブでお話を進めていく某舞台にはまっています。生で観に行けた事はまだ無いのですが、お声の演技だけではなく舞台での演技も皆様すばらしくてホント魅入ってしまって……！ 普段声だけのお仕事では若者の役が多い方がおじいさんの役をやっていたり、中には午前の部と午後の部で設定を繋げてらっしゃる方もいて、声優様のポテンシャルの高さに凄いなとただただ感動してしまいました！
倍率が高くて中々チケットが取れないので今はDVDで楽しんでいるのですが、一度でいいので生で観てみたいですね！

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
毎回の事なのですがドキドキしています。自分の趣向はマイナーだと思ってるので、そんな自分の作品がどこまで受け入れられるのかと(苦笑)。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
リブレ様からは5冊目のコミックスになります。自分自身ここまで続けてこられるとは思っておらず、これも応援して下さる皆様のおかげだと思っております!!
今作も皆様にも楽しんで頂ければ幸いです!!


担当編集より
天邪鬼のことが大好きな鴉天狗と、そんな彼にまったく素直になれない天邪鬼がラブラブになるまでのお話が読めます！ 妖怪ならではの悩みを抱えつつ、次第に心を開いていくツンデレ・天邪鬼がとっても健気でエロ可愛いです。ほかの妖怪たちも良い味だしてます!! 表題作の妖怪ファンタジーほか、サラリーマンや学生の恋までラブとエロが楽しめちゃう大満足な一冊です♥

コミックス『あまのじゃくに恋して！』


(C)相音きう/リブレ