芽玖いろは先生インタビュー

兄の唯一の汚点、俺だけが知っている
同じ学校に通う双子の兄弟、郁朗と朱也。成績トップの優等生である郁朗に対して、弟の朱也は補習を科せられ、生活態度も悪い落ちこぼれです。そんな弟に優越感を抱く郁朗。ただ、気になるのは常に纏わり付く朱也の視線……。1月27日発売、芽玖いろは先生の新刊コミックス『双極』。「俺が兄貴の成績抜かせたらでいーからさ、一つだけ俺のお願いきいてよ」――弟が兄にねだる、ご褒美とは!? それでは「801 AUTHORS 108」第835回、芽玖いろは先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
二卵性双子の共依存BLです。愛憎ない交ぜの殺伐とした関係から始まり、あることをきっかけに弟が豹変します。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
劣等生の弟×優等生の兄です。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
形勢が表裏一体で変化していく展開なので、お話のテンポも絵も緊張感を保つことを心がけて描いていました。
作画的な面は、色んな感情を抱いているシーンで、わざと左右不揃いの表情をつけて描いたりしました。実際の人間の顔も片側だけで見ると左右で全然違っていたりするので、そういう違和感を残して印象づけられないかなと思ったんです。変な風に見えないことを願います！
あとは、本誌では描ききれなかったHシーン(和姦シーン)を何枚か加筆しました。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
何をもってしてハッピーエンドとするかで一番悩みました。
この二人の場合一生兄弟の縁が切れないのでこの先もずっと一緒という未来が見えているんですよね。なので、めでたしのハードルが高くてですね…。
物語の終わりとなるシーンのその先を常に意識していました。
沢山悩んだ甲斐あって、ここだというところに終止符を打てたと思います。
描き下ろしの後日談はちょうどその「終わり」と「未来」の間の部分なので、本編とは違った空気感の二人が描けて新鮮で楽しかったです。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
朱也が振り切れたキャラだったのでここまでさせたらホラーかなと思いとどまってボツにした設定が何個かあります。黒子を自ら除去とか。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！
締め切り直前に別作品のドラマCDの収録に行って「締め切りは守るタイプですか？」というキャストさんへの質疑応答を胃をキリキリさせながら聞いたことです。
ちなみにとても捗ったので奇跡的に間に合いました。

Q. 今、何かハマっていることは？
つんで遊ぶアプリに今更ハマっています。「ハートくれ」が口癖です。
Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
緊張しています。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
もし興味を持っていただけましたらお手に取っていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

特典情報
イラストカードとペーパーの購入特典をご用意しております。
配布先の詳細はコチラをご覧くださいませ。

(c)芽玖いろは／プランタン出版