国会速記という特殊な職業を持ってきた一穂さんに脱帽。描写も細かくてとても大人な恋がすっごくよかった。年の差でさらにお互いに自分の仕事に誇りを持っていて、甘く切なく大きな愛がすてきでした。
悠吏さん
一穂ミチさんの作品はこちらが初めてでした。時がゆっくりと流れていくようなお話で、小説によって自身が感じる心のリズムがあるのだなと思いました。
ゆいさんさん
攻め様も受けちゃんも、私のツボで、読んですぐ最初から読み返してしまったくらい好きです!
ゆきたさん
なんといっても受けがかわいい! 平凡な日常を舞台にした作品の中ではダントツの一位!
匿名さん
一穂さんはいったい今まで何回転職なさってどんな数奇な人生を送ってこられたのかしら? と思ってしまいます。どの本で描かれる「職業」もまるで作家さん本人が体験なさってきたかのようなリアリティを感じさせるから。だとすると国会勤務経験もおありでらっしゃる…? さすがです一穂さん。
chiekoaさん
★碧のお弁当~
一穂さんの描く年の差カップルが結構すきです。
『シュガーギルド』もそう。
職業や仕事の描写がかなりリアルできちんと描かれているところや独特な表現の上手さにいつも脱帽です。
しかも今回は主人公碧の作るお弁当ったら!
本人は至って普通のどこにでもある珍しくもない弁当と謙遜していますが、主婦歴だけは無駄に長い私にとってはもう、参りました~って感じです。
家事も淡々とソツなくこなして、それが全く当たり前で特別なことと思っておらず、全てにおいて几帳面に丁寧に日々を過ごしている、しかも謙虚に。
西口じゃないけど、どうしたら今どきこんな青年が育つんでしょうね。
碧の作る料理は、まるで本人を表すように派手さは無いけど、文字で読むだけでもおいしさが伝わってくるようでした。地味な作業にも愛着を持って手を抜かず丁寧に仕上げてゆく。こんなところも目立つことが好きではない碧の人柄を上手く表しているなと感心します。
西口がうんと年下の碧に安らぎと愛しさを感じ、時に甘えたり、鼻の下を伸ばして締りのない顔をしてるところがかわいいな、と。
つい二人の幸せを祈ってしまいました。
続きのお話をまた書いて欲しいです。
アロマさんのレビュー