オメガバースならではの素晴らしい作品はいろいろありますが、皆様はオメガバースという設定のどこに一番魅力を感じていますか?
というのも、なにかの男女ものに対する感想なのか、ネットで「男女カプだったら元から妊娠できるんだからオメガバースの必要ないじゃん!」みたいな呟きをたまたま見かけ、「えーっ妊娠以外にも楽しいこといろいろあるよ!」とびっくりしたからです。
どこが好きなのだろうと自分でも考えてみたのですが、「オメガバースならでは」という要素をざっくり分けると、「①男性妊娠・子育て」「②発情期」「③番システム」「④バース間での身分差、社会的差別」「⑤オメガバースならではの特殊な生態(巣作りとか)」くらいに分類できるのではないかと思います。
ちなみに私個人は、本能の恐ろしさといいますか、人間としての意志や感情が発情期の衝動に負けてしまう時のちょっと背筋がぞくってなる感じがとても好きです(木原音瀬先生の『アオイトリ』のドアが風で閉まってしまうシーンとか大好きなのですが、でもあそこまで劇的なのはなかなか見かけないですね)
興味本意の質問ではあるのですが、ぜひ皆様の見解を聞いてみたいです。
個人的に巣作りが可愛くて可愛くて大っっっ好きです。
でも醍醐味はというと、トピ主さまが挙げてくださっている番号でいう②〜④にあるかなと思います。
そもそもわたしにとってBLの魅力とは、同性に惹かれることに罪悪感をおぼえたりとか、世間体を気にしたりとか、ありとあらゆる壁がありながらも愛することをやめないところなんです。
言葉にすると安っぽくて嫌だけど、「それでも最後に愛は勝つ」感がたまらんのです。
オメガバースという設定は、乗り越えなければいけない壁をさらに高く、分厚くしてしまうので読み応えがあって好きです。
α×Ωだったら、ましてや運命の番だとしたら、むしろ壁は薄くなりますけどね。
α×α、α×β、β×Ωなど番になれないふたりの、運命や本能に逆らってまで相手を強く想ってる姿がグッと心に刺さるんです。
たとえば、発情期が不安定な後転Ωが、身体の為にはαと番った方がいいんだけど、βに恋をしていて…などなど。
あと、作品ごとに詳細設定が違うところも面白いと思います。
材料は決まってるけど、好きに調理していいよ〜的な。
決められた基本設定に加えて、先生方がどんな足し算や引き算をしてくるか、ある程度土台が決められているからこそ感じられるオリジナリティに毎度楽しませていただいています。
匿名1番さん (1/1)
私の場合1番は、
【本来攻めタイプのキャラを設定の前提を使って、強制的に受けにできる所】です。
攻め×攻めって難しいのですが、オメガバースだと難しい部分をトピ主さんが挙げているような設定でスキップできてしまうので。
あとは、質問趣旨とは少しズレますが、手軽にFTが楽しめる部分。
吸血鬼ものみたたいに、あるていど定型の設定が認知されているので、FT世界観を1から作って200Pで設定も恋愛も込み込みで納める必要がなく、
WEBで人気の「悪役令嬢もの」「異世界転生もの」みたいに、構造的に手軽にドラマ性の高い展開が作れる。
FT好きとしては数が読めて嬉しいです。
オメガバース設定大好きです。
私も皆様の見解を聞いてみたいです。
最初は二次創作でオメガバースを知ったのですが、二次だと原作のもともとの二人の関係性があって、そこをどうカップリングさせるかとなると「α、β、Ω」や「番」、「運命」などの特殊設定がちょうど良いのだろうなと感じました。
だって男同士でゲイでもなかったらどうやってくっつくの。でもαとΩならしょうがない、だって運命だもんて感じですかね・・・そこに萌えるかどうかは個人次第ですが、自分はすっかりハマりました。
でもオメガバースでいちばんの魅力は、私は「男性が濡れること」だと思います。
発情したり興奮したら濡れるってとてもエッチだなあと。
あとBLで潤滑剤の用意がなかったり、行為の前にお風呂に入らなかったり、ゴムをしなかったりそういうことが、痛いしちょっと不潔なのでは・・・と少し苦手なので、濡れることでその辺がクリアになってくれるというか。それに単純にぬるぬるしてた方が気持ちよさそうですよね。
トピ主さんの挙げてある要素の②の「発情期」と③の「番システム」にはとっても萌えます。
その他の妊娠や出産はしてもいいけど別にしなくてもいいのではないかと思います。オメガバースが商業でも書かれるようになったときによくあった、貴族や地位の高いαが突然やってきて身分の低いΩに凌辱の限りを尽くすようなものははっきりとNGなので避けています。
自分でもご都合主義かなと思うんですが、ハッピーエンド好きなので、様々な障害があっても「運命」でカップリングされて、さらに「濡れるからだ」になるなんて最高だなって思っています。