そういえばアラブの歴史物って見たことがないような気がします。
日本ものも中国ものも西洋ものも現代ものと歴史物があるのにそういえばないなー、って。
今も昔もそう印象が変わらないからなんでしょうか?
>茶鬼さん
なるほどぉ。でもエジプトって中東なのになぜか
「金髪や銀髪の王子がいてもいい」
感じがしてしまうのはアラブの中ではローマやギリシャとかにも近いからかな?とか。
>匿名さん
・戦死などで成人男子の人口が一気に減り、それゆえの一夫多妻制
・アラブで同性愛は宗教的にタブー
思い出した、そういえばそうだったっけ(汗
同性愛がほぼ風習として定着していた日本の戦国時代とかといっしょにしちゃいけないんですね。
そう考えると日本で地味にゲイコミュが活発なのは戦争がこのごろ無くて男が余ってるからかな・・・(え?
ありがとうございました。
匿名
エジプトもOKなら、他の方も挙げられてる松岡なつきさんが
「流沙の記憶」というエジプトものを書かれてます。(だいぶ古い)
あと、Unit Vanillaさんの「SASRA 1」エジプト編があります。
ちなみに、NLだと
「天は赤い河のほとり」「王家の紋章」
とかは、アラブっぽいけど、ファンタジーに近い?
こうして考えると、実際のアラブの歴史ものって少ないかもですね。
余談なんですが、
アラブで同性愛は宗教的にタブーで死罪になります。
過去に処刑の事実もありました。
(他の宗教でも禁忌はあるけど、罪の重さは様々)
戦死などで成人男子の人口が一気に減り、
それゆえの一夫多妻制、といのも背景にあるようです。
男性は子孫を残すために貴重だったのでしょう^^;
そして、財力のある男性が女性を独占するようになると
財のない男性は、少年にその代償を求めたとのこと。
(「千夜一夜物語」では、詩人と美少年の宴会の描写がある)
貴重な男同士で何を・・・っ!てことなんでしょうかね?
歴史的に全くないわけではないけど
現在も、宗教的理由も含めて迫害されてるので、
亡命しか手はないようです。
そういうわけで、題材としてはいいけど、
慎重にならざるべきデリケートな問題があるのかもしれません。
BLは結局、ファンタジー重視ですから・・・。
現実に近いアラブものでいえば、
成瀬かのさんの「砂の国の鳥籠」。
架空の国だけど、リアルに描かれてます。
有名なマンガがありました!
竹宮恵子氏の「ファラオの墓」です。文庫版マンガとかなってるかな?かなり古いから入手は難しいかもですが。
何と言っても風木の作者さんなんで、BLありましたよ!うろ覚えなんですが、少年エジプト王の憎しみの愛みたいな。
絵は全然エジプトっぽくなくて、金髪とか銀髪ロン毛だったような…
風木は話題に沢山あがるのに、この作品が挙がらないのが不思議だったんですよね。
大量のレスにびっくりした。
>クレタコさん
確かにアラブの歴史となるとササン朝ペルシャだとか、
「地歴科のスペシャリストしか知らんわっ!」
という内容になる事は否めません(・w
・)
まず、手っ取り早く手に入る小説がないんですよね。誰かが一人時代物書けばそこからどどーっと増えるんかしら?
むしろ史実がいい加減だからこそ
「何かいてもあり」
ともいえるんですがw
>茶鬼さん
エジプトものも考えると面白いかもしれませんね。
少年王ツタンカーメンはどんな受けだったのだろうか?とか、
ミイラにしてまで自分を残そうとした古代の王の想いとか・・・ふふり。
>橘盾さん
自分も外国史は日本史ほど得意じゃないんで、なじみが薄くはなりますよね。
ただ、元歴ヲタ(つーかゴリゴリの地歴科教員もち)だからこそ、戦国武将のBLとかはあるかぼけええっ!と思うようなことも多々。
真田幸村と伊達政宗は顔見合わせてもないぞ、とか。
ま、得意じゃないからこそ、いい加減な設定でも萌えられるような気もします。
>せっこさん
まぁあれですよ。
自分があってもよくない?と思うのは時代劇物であって歴史物ではないのかも。
アラーとか考えると確かに頭痛くなりますね。
BLですらないのですが。
森川久美先生 『イスタンブル物語』
1921年のオスマントルコのイスタンブールが舞台です。
森川さんといえば『南京路に花吹雪』など中国ものやイタリアが舞台のヴァレンチノシリーズが有名ですが。
成田美名子先生の『エイリアン通り』を読んで、初めてアラブ諸国を意識した記憶があります。が、歴史ではないですし、メインはアメリカですよね。あれは…
このお題を拝見したとき、私も最初に松岡なつきさんの『アンダルスの獅子』を思い出しました。
そして読み直してみて。思ったのは。
アラブの歴史ものBLを書くのためにはまず、かなりの歴史資料を読み込まねばならないうえに、範囲も広く、イスラム教やキリスト教についても現代の政治や経済についてもかなり勉強しなくてはならない。
なのにその労力に見合うだけの売れ行きが見込めるかどうかといえばかなり厳しいような気がします。
いわゆるアラブものなら需要がかなりありますが、これが歴史や政治となったら、読み手をかなり選ぶような気がします。
いくら歴史ものの上手い松岡さんや華藤さんでも、アラブの歴史をあまり知らない読み手さんにもにわかりやすく説明するためには、かなりのしかけを必要としそうです。
そして。時には危険が伴う。アッラーについて侮辱するような文書を書くとテロの的になりそうで。
そういったリスクを覚悟してでも書きましょうと勧めてくれる編集がはたして今のBL界にいるのかどうか。
でも、それができたら逆にカッコいいですね。ぜひぜひ読んでみたいです。
長くなって本当にごめんなさい。
眠れる森さん、こんにちは^^
思い浮かんだのが、これです。
イギリス人がオスマン帝国からアラブを独立に導いた、あの有名な「アラビアのロレンス」が元のコミックス
【T.E.ロレンス/神坂智子】
小説で、地域はイベリア半島なのでどうだろ?なんですが、イスラム教という点でアラブに入れまして、≒1500年のキリスト教国の侵攻に衰退するイスラム教国での話。年号や史実に則って書かれています。
【アンダルスの獅子/松岡なつき】
歴史好きなんですが、アラブに関して本当に無知です。
日本がアラブを認識したのが第一次世界大戦前頃がやっとって感じてました。
それから、ずっと西洋参りの日本だから、学校で紹介されないのはしょうがなかったのかも。
でも、3大文明の周辺だし、文明も宗教も西洋との軋轢も、石油産油国との付き合いでも、もっとアラブが紹介されるべきだと思ってます!
王子さまも数多いし^^、人種的にも魅力的なので、アラブの歴史ものはホント面白そうですね♪
すみません、一番大事な事をかきわすれていました。
何が言いたかったかというと、国家として形成されず支配の元に逢った為に文字文化が発達しなかった素地があった為とおもわれます。
ということが言いたかったのです。
長々とすみませんでした。
しかし、オスマントルコ設定モノもあまりないですよね。
華藤えれなさんで、1冊「うたかたの愛は、海の彼方へ」という小説がありました。
それにして、中華風歴史ファンタジーはあっても、アラブ風ファンタジーも少ないことに気が付きました。
ランプの精とか、指輪の精とか、、せいぜいそのくらい?(先日出たコミックにもあったな~)
歴史的書物がシェヘラザード以外に思いつかないし、少ないせいかもしれないですねw
こんにちは
せらさんのコミック「月と野蛮人」が19世紀設定の砂漠の民ベドウィーンとヨーロッパ人の組み合わせで歴史モノではあったのが記憶にあたらしいです。
BLジャンルにおいてアラブはちょい苦手であまり読んでないので、これが真っ先におもいつきました。
実際のところ、アラブの歴史をひも解くと、それはエジプトの古代文明も地理的にはアラブ?
その後としては北アフリカは部族で形成される小国家ばかり、もしくは国自体が形成されておらず、対外的交流が少なかったこともあると思います。
その後、オスマントルコの領土となっていたことから、ある意味、トルコの話としてアラブが存在することが多いと思います。
なので、アラブ単体として見るとないように見えるかもしれません。
「アラビアのロレンス」はそれまでばらばらだったベドゥインが団結してトルコからの独立を勝ち取る話でもありました。
なので、今見るイメージするアラブものというのは、独立後の姿ですね。
ということで、アラブの歴史モノはオスマントルコ帝国設定ものがあればそれに含まれるのだと考えておりますがいかがでしょうか?
確かにBLにアラブモノはあるけどアラブ歴史モノって無いですねー(あるのかもだけど自分は知らない)
何で無いのかってちょっと考えてみたんですが、先ず既存作品があまり無いからってのもある気がします。
例えば日本の歴史だったらまず学校で習うし、大河ドラマや漫画もあるし小説も沢山ありますよね。
中国だったら、例えば三国志、これは自分はN●Kの人形劇見てハマりましたー!水滸伝もあるし、歴史モノじゃなくファンタジーだけど十二国記がきっかけで中国歴史モノを読み出したっていう人も多いと思う。
西洋歴史ものも、ベルばらを筆頭にそれこそ沢山の小説が出てるし映画もあるし。
それに比べるとアラブ歴史モノって作品があんま無い気がするんですよ(あると思うけどそんなに目につかない)
思いつくのは「アラビアのロレンス」位かなー。
つまり元々の土台として、アラブ歴史モノって作品自体にあまり馴染みがないせいじゃないでしょうか。
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