おぐら
トーンなど使った線画はうまいのに、色を入れたカラーイラストがイマイチという漫画さんって少なからずいると思うのです。
とはいえ、コミックの表紙は色つきで描かないといけないものなのでしょうか?
線画だけ描いちゃって、色塗りは誰かにまかせるとか(笑)
おぐら
私ももとさんの意見と同じです。
表紙に惹かれて買ってみて線画でガッカリしたという経験、結構あります。
線画がしっかり描けている人の方が
最終的には良いという印象になります。
表紙は作品の顔なので、色遣いであったり、装丁のデザインといったものもとても大事だと思いますが、
こういったものは狭い分野ではありますし、
女性を主体にしているので「口コミ」の力は大きいですよね^^
読みなれている方は
小説であれば文章のストーリーを追う合間の挿絵、
漫画であれば線画を重要視する場合も少なくないと思います。
ただ、どちらかに絞るのではなく、差をなくすのが良いのかもしれません。
カラーじゃない表紙というのは、紙の質や閉じ方も関係してくると思いますが、
質素・安っぽいイメージがあります。
通常のデフォルメした絵を描くのではなく
通常とは違った効果をねらった表現(写真のネガとポジのような)でならば
工夫次第ではインパクトあるのかもしれないです。
白黒ではありませんが、
2色というものでしたら
楠本まきさんのマンガで何冊か。
「Kの葬列」(金地に黒、黒地に金)
「戀愛譚」(黒地に銀の文字のみ)
「悲劇的/その他卵に関する小編」
(白地にタイトルエンボス加工+帯はグレーの文字のみ)
両方とも「外函」がついています。
「悲劇的~」に至ってはプラスチックケースに小さい穴(卵を表現)があいていたりと工夫されています。
回答時期が遅いのでご参考になるかは不明ですが^^;
匿名
コミックの表紙などのカラーは、編集さんからある程度の色や構図を指示される場合もあります。
そして塗った色がそのままの色で印刷に出ないこともよくあります。
なので「カラーはちょっと…」と言われると、「原画そのままのカラー出てないんです!」と言い訳したくなることもあるんですよ~。
それ以前のテクニックを指摘されると、つらいものがありますけどね…、しくしく(泣)
ゲーム業界などでは、原画と塗りは別の方が担当するのがほとんどです。分業が基本の業界です。
コミックや挿絵の作家さんも、そう言った「塗り師」に頼むという手段をとれないことは無いと思いますが、絵というものは案外繊細で、線画の人と塗る人が違うだけで印象がだいぶ変わってしまったりするものです。
恒久的に同じ方がずっと分業担当するのであれば、イメージの統一はしやすいと思うのですが、ゲームのように作品単位のプロジェクトで完結するものでは無く、作家さん本人の持つ味そのものに商品価値のあるコミックだと、このような分業制を取ることはあまり得策ではないかも知れません。
ちなみに、塗りは完全にアシスタントさんに任せてしまっている作家さんも中には存在しますが、そういったことをされているのはベテランの作家さんに多いように思います。アシスタントを雇うのにもお金が必要ですから、売れている作家さんでないとなかなか難しいのではないでしょうか。
最近はむしろカラーはいいのに線画は…と言われる作家さんが多いように思いますけどね。
多分CGの普及で、カラーイラストの敷居がぐっと下がったせいでしょう。
練習もアナログの時は白黒の方を書くことが多いですけどCGだとカラーが多いですし。
線画がいいのにカラーが残念だと、書店に並んだ時少し損はするけど、前者よりもがっかり感が少ないので私は許容範囲だと思ってます。
そういう人はほっといても書評blogとかに上がってくるので、私はそれを頼りに買ってますね(^^;
カラーの表紙で買ったら中身であらら…
って事もあったりもしますけどね。
モノトーンの表紙と言えば。鳥人ヒロミさんの「饒舌な試着室」のコミックスがビブロス時代のカラー版に比べモノクロの新装版の表紙がすごくかっこよくて。
やられた!!
と思ったことが。
印象深い絵だと控えめな色使いのほうが逆に目立つこともあるかと思いました・
匿名
↑
説の挿絵とかでその手のものに当たると「絵いらねえ」ぐらいの勢い
それあります(笑)
白黒表紙のBLコミックス、かなり特殊な部類かとは思いますが、一応存在はしてますよね。
西田東さんの「目を閉じないで」と「奪う男」の二冊、前者はモノクロにタイトルと著者名のみ赤、後者は線画+色指定で白黒オレンジの二色刷り状態。
まあ、ぱっと見よりむしろ作家買いされるタイプのかただから、ということもあるでしょうが。
個人的には、表紙含めカラーはきれいなくせに中見たら線画とか画面処理がガッタガタとかいう代物のほうが萎えます。
小説の挿絵とかでその手のものに当たると「絵いらねえ」ぐらいの勢いで(苦笑)。
>カラーは色々諸刃の剣
わたしもそう思います。
デジタルでもそうですが、アナログだとなおさらですね。
何枚も線画を用意できるならまだしも、線の持ち味とか細かくみればやはり一点ものだと思うので、色塗る段階で失敗したり気に入らなくなってしまった場合のリスク高いですよね。
でもアナログ好きです……。“にじみ”とか“かすれ”とか、デジタルでは出せない表情があるなぁと……。
そうでうね。表紙が白黒だった場合を考えると、平積みされていたとき目立たないし「カラーにするお金がなかったのか?」って思いますもんね。
匿名さん、カノアマスミさん、ありがとうございます。
私は、ここで書かせてもらっている書評でないコラムには、イラスト良く自分で描いてつけてたりします。
最初はカラーでつけてましたけど・・ある時期からモノクロにしてます、迷いましたが。
理由は、「イラスト主体じゃないから目立ちたくないもんっ」って思ったから・・・(そんならいっそイラスト自体描くなよ、ってな気はしますが、まぁそこはおいておいて)
目立ちたい時にはカラーに、目立ちたくない時にはモノクロに・・・と私は自分の絵使いわけてます。
私もさっき絵を描いていて、カラー塗ったはいいものの (ぁ~なんか線画のがキレイやったな~) みたいに思いました。
せっかく色塗ったけど・・・これはもういっその事線画の方でアップするかなー? みたいに思ったんですけど、やっぱカラーのアップすることにしましたよ。
だって、カラーってパッと見目立つぢゃないですか☆(笑)
カラーだと色々陰影も描かなきゃいけなかったり、後塗りのストロークだ色加減だなんだかんだ、と色々センスもいるし大変なんですが、その難題クリアすると、絵がすごく生きるんですよね~
その辺のスキルとかはもう運命の分かれ道ってか。
私は今デッサン教室みたいなところに行ってるんですが、そこでは年に一回発表会・・・ってか、ギャラー借りてデッサン会やるんです。
去年のは、油絵やパステルで色ちゃんとつけてるのが多かったし、だから会場にいても楽しかったんですけどね~一昨年のははっきり言って地味でつまんなかったんですよ。
色つけてんのあんまりなかったから。鉛筆とか木炭だけとか・・・もちろんカラーのもありましたが。
デッサンはうまくても、どーも見てて迫力がないんですねぇ~カラーの吸引力がないっつーか。
折角のギャラリーなのに。
BL漫画の絵とデッサン会のはもちろんモノが違いますが、「目立つ」ってイミでは同じだと思います。
コミックの表紙は、まず目立たせて手にとらせるのが第一課題なんですよ。
絵自体の些細なことはそれからですね~やっぱ☆
匿名
色塗りだけを担当してくれるアシスタントさんがいるなら
皆他の人に任せているでしょうね。
只、基本的にBLの作家さんは余程でない限りは
アシスタントさんを雇わず自分一人で仕上げまで
こなしていると思います。
だからそうなるのでしょう。
>コミックの表紙は色つきで描かないといけないものなの
>でしょうか?
がばちょさんは、もしも白黒仕上げの絵の表紙の
コミックスがあったらそれを買いたいと思いますか?
私は多分無理です。
表紙だからこそ何か色合いが欲しいと考えてしまいます。
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