KK
おもに絶版となっていて現在入手困難なBL小説の中で皆様が心に残っている良作はなんですか?(メインは絶版でその他でも大丈夫です)
ジャンルは痛い系(精神的に)または深く・重い感じでヌルイものではく衝撃が凄いものでお願いします。
ハッピーエンドでなくても全然OKです。
私は木原音瀬さんの『HOME』にヤラレマシタ。。。
本当に衝撃が凄かったです。
最近はこういった作品を読むのが好きです。
以来、こういうジャンルの作品を探しています。
今後は、綺月陣さんの『背徳のマリア 』を読む予定です^^
それでは宜しくお願いします!
KK
重く、尚且つ痛切ないお話ということなら花郎藤子さんの「禽獣の系譜」をお薦めさせていただきます。
最近は明るくオシャレなヤクザ物が数多出版されていますが、こちらのお話はシビアな任侠物で甘さはみじんもありません。
組長の一人息子である主人公の少年・烈。
彼が慕う若頭・黒羽(注:黒羽と鵙目シリーズの黒羽とは別人)への一途な気持ちが健気でもあり、痛々しくもあり……切ないです。
極道の子とは思えないほど内気でおとなしい少年と、年の離れた大人の包容力と凄みを併せ持った男との関係は巷のBL小説にありがちな簡単なものではなく、いろいろなしがらみや思惑も絡んで烈を翻弄します。
そして衝撃の展開が──
その後の烈の変貌とその結末についても、あえて伏せさせていただきます。
あとBL小説と言うには語弊があるかもしれませんが。
同じく痛い物語ということで、杉本苑子さんの「傾く滝」も紹介させてください。
歌舞伎役者の少年と、実の兄から命を狙われている子連れの浪人との凄絶な愛の物語です。
恋しい相手と共に生きようとする少年と、心のどこかで終焉の場を求めている男との、互いを思いながらも重ならない心を切なく感じながら読みました。
お求めジャンルと違ってたらすみません。
柏枝真郷さんの作品はいかがでしょうか?
いろいろシリーズをお持ちの作者さんですが条件に当てはまる「絶版で印象に残っている良作」と言われて思い出すのは「デスペラード」シリーズですね。
ハードカバーの単行本が1990年あたま(!)に発行されて、そのあとクリスタルで文庫化したのですが、ただ今絶版のようです。
「時が過ぎゆきても」「メルセデスベンツ」はとっても感動的なお話でした。
登場人物が探偵なので、事件が起こったりしてBL要素(ラブラブ・キャハハみたいなイメージ)は薄いですが、私は切なく重くいろいろ感じることが出来る作品でした。
作者さんに興味が出たら、中島梓氏の「小説道場」も合わせて読むともっと感じるものがあるかもしれません。
魚住くんシリーズと初期の須和作品は私も大好きで、いまでも大切に持っています。
(あ、全部JUNE作品ですね)
匿名
魚住くんシリーズを是非読んでみてください!BLを通り越して人間ドラマが描かれていますよ!
確か、絶版だと思うのですが。
数年前に友人に借りて読んだ、
榎田尤利さんの【魚住くんシリーズ 】が、
未だに心に残っています。
ハードな展開に衝撃を受け、号泣しました。
生きるって大変だなと真面目に考え、泣き、そして萌えられるという、とても素敵な作品でした。
匿名
話はちょっとかわります。
絶版の作品で読みたいものがあるのですが、
人気があっても再販されなかったり、それほど人気がなさそうだと思っても、再販されたりしますが、何か、基準があるんでしょうか?
ルノ
早速気になったので調べてみました^^
『サミア』という作品にも興味を持ちました。
やはり昔の作品に惹かれます。
今度読んでみようと思います!
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