最近椎崎夕さんの「水底の月」を読んだのですが、あまりの攻めのかっこよさにノックアウトされてしまいました。
例えば、どこかで落とした下駄を探して拾ってきてくれたり、汚れた足を拭ってくれたり。
傲慢ではないのだけど、ぐいぐい引っ張ってくれるような強さ。
姿も素敵なのですが、それよりも性格や言動のほうに心を奪われました。
（外人さんだからというのもあるかもしれないけど…）
いままで年下やへたれワンコ攻めなどを好んで読んでいた私には、衝撃的でした。
皆様が知っている、攻めがかっこいい小説を教えていただけませんか？
質問タイトルを見て、1番最初に頭に浮かんだのが、秋月こおさんの（代表作といっても過言でないでしょう）フジミシリーズの殿下こと、桐ノ院圭！
和姦の心算が実は、強姦だったことが発覚した際も、潔く謝罪出来る等、見た目もさることながら、たとえ悠季限定（と、ゆうか優先？）でも、内面からにじみ出る優しさや気遣いが、ツボです。
そりゃもう中村春菊氏の、「純情エゴイスト」に登場する、
野分君でしょう！
あの超自己中なヒロさんを包み込む、
大人っぷり、男っぷりは素晴らしい☆
一瞬、年下の恋人が欲しくなりましたよ。
榎田さんの「Pet Lovers」シリーズはどうでしょう？
榎田さんの攻め様は家事万端何でもできて、受けを餌付けして養うタイプのお話が結構あるのですが、「犬ほど～」で始まるこのシリーズにも、そんな攻め様が次々とでてきます。
「きみが～」のマンガ家ルコちゃんのシリーズも餌付けタイプ。
タイトルも作品毎の絵師さんも変わるのでシリーズとしてわかりにくいですが、キャラ文庫の藤井沢商店街シリーズにもそんな攻め様が次々登場します。
単発ものだと、「執事の特権」や「ビューティフルプア」など、枚挙に暇ないです。
崎谷はるひさんの『キスができない、恋をしたい』はどうでしょう。グイグイ引っ張ってますよ。性格・言動が男らしい。自分の言葉と行動に責任をもってる所がカッコイイです。
『花がふってくる』では、涼嗣という何でも出来る攻めが、受けの嫌いなホワイトアスパラガスを食べてあげる(人前で)シーンとか、何気ないけどカッコイイと思いました。カッコイイというか甘やかしか…？
『しじまの夜に浮かぶ月』などもいいかもしれません。これはまさに王子様です。金髪碧眼の外国人。容姿・言動共にカッコイイ。情熱的でクサイ台詞もさらりと言えちゃう所がやっぱ外人です。
あとは『恋花は微熱に濡れる』とか。江戸っ子で粋な男です。身体の弱い受けをいつも送り迎えしたり、いざという時は体を張って受けを守ります。職人気質です。
全部崎谷作品ですみません。ちょっとでも参考になれば幸いです。
この質問に関する回答は締め切られました
たつみ
