答えて姐さん 腐女子の掲示板 「雑談」



BL作品における女性キャラの扱い

匿名

23/02/18 00:52

回答数:8

BL漫画における女性キャラの扱い、腐女子の皆さんはどうおもいますか?
「BL漫画に女はいらない!出てくるだけで地雷!」って方もいるかもしれません。

私の場合男女問わずかっこいい&かわいい、信条や生き様含めて魅力的なキャラクターは大好きなので、女性が印象的な活躍をしているBL漫画はむしろ好きです。
個人的にはヤマシタトモコさんやはらださん、MOJITOさんやユノイチカさんの描く芯の強い女性に惚れ惚れします。

前置きが長くなりすいません。
先日愛読していた「悪癖」が四巻で完結しました。私も楽しく読んでおり、最終巻を楽しみにしていたのですが……受けと攻めの恋愛模様には関係ない箇所に盛大にひっかかり。

それは陽平の母親の扱いです。
以下、一部ネタバレを含むので苦手な方はバックするか飛ばしてください。


・山男の行動が美化されているのが疑問です。
・何故ロシアに来た当主に息子だけ見せて、奥さん紹介しなかったの?
・「跡継ぎよこせ」って言われてそんなにあっさり渡すの?
・奥さんいないけどちゃんと相談したの?許可とったの?
・そもそも逃亡犯なのに結婚して子供作ったんだ……。
・旦那の実家の事情は異国で出会って恋に落ちた奥さんに関係ないのでは……
・それ以前にきちんと素姓話したの?
・親族に言われるがまま、赤ん坊勝手に渡したんじゃないよね
・「奥さんと仲間が死んで寂しいから」って身勝手な理由で数年後に自分だけ会いに来て、可愛い盛りの息子と思い出作りしたの?
・奥さん、旦那の都合で赤ん坊の息子と引き離されたっきり、一度も会えずに死んだんだ……
・陽平も山男にはすごいこだわるくせに、なんでここにきて突然明かされた実母の存在はスルー?

上記の新情報ラッシュで思考停止状態に陥ったのと、受けや攻めがまるで山男のエゴに突っ込まず、一連の行動が父性愛のお手本のように語られているのにモヤモヤしました。

誤解しないでほしいのですが、「悪癖」自体は大好きでした。なので最終巻に満足した方を批判する意図はありません。

だけど山男の妻の心情に想いを馳せると、旦那・息子にいくらなんでも蔑ろにされすぎでは……?と思わざるをえず、ハッピーエンドでよかったね、お幸せにね、って言いたいのに言えなくてしんどいです。

「悪癖」自体が攻めと受けの関係性の機微やトラウマの克服をとても丁寧に描いた作品だったので尚更、全く意志を持ってない、ただそこに配置された駒みたいな女性キャラの描写にショックを受けました。

自分語りで恐縮ですが、私は現在不妊治療の末に授かった、三か月の子供を育ててます。
なので尚更「ありえない!」と感じてしまいました。

レビューサイトなど見ると、そこを指摘している方は少数派なので、BL読者の大半は女性キャラの理不尽な扱いなんてどうでもいいのかな、とへこんでしまったのが正直な所です。

同じ理由で当て馬(女)をひたすら下げて、受けを上げるタイプの作品も苦手です。これは性別問わず嫌いですが……。

話がとっ散らかって恐縮ですが、皆さんは作中の女性キャラの扱いにモヤっても、その作品を読み続けますか?

回答一覧

8. No Title

『悪癖』という作品を見たことがない者なのですが、自分は作品の中で女性キャラの扱いが嫌だなって思ったら読むのやめちゃいます。

例えば自分の意見をもってる強い女性キャラが作品の中で活躍するのは好きなのですが、へんに女性を蔑ろにしている作品はあまり…ですね。別に自分はフェミニズム系というわけではないのですが。

特に自分の母親のことを蔑ろに表現している作品は苦手です。ストーリー上、受け様または攻め様の母親がヤバい人だったという設定はあるあるなのですが、そういう背景はあってもいいんですけど、それで母親のことを「おかしな人だった」って責めるのってなんか違和感があるんですよね。

自分の母親が変なふうに言われると想像すると嫌だから、上記のようなものが苦手なのかもです。上手く表現できませんが。

まあ感じ方は人それぞれなので、人の意見もあまり気にしなくていいと思いますよー。

7. No Title

女性キャラの扱いにモヤッても、とりあえず最後まで読んで、もやもやを抱え続けますね。

『悪癖』の事は未読なのでわかりませんが、貶すだけに存在している女性キャラのいる作品は、好きじゃないです。

6. No Title

扱いもなにも、現実にはいない人物ですから。
BLの女性のキャラの扱いに疑問を感じるのなら、BLの男性キャラの扱いには疑問感じないんですか?
変な話、私達が読みたいように都合よく蹂躙されてる男性キャラたくさんいますよ?
「BLはゲイに配慮してない」と主張されたら、主さんはどう思います?

たぶん主さんはご自身が大変な苦難を乗り越えてお子さんを授かったので、母親というキャラに感情移入しすぎてるのでは?
大好きな作品である「悪癖」に初めて納得できない部分があったことでケチが付いたように感じてるのかもしれませんが、全ての人類や立場の人に配慮した創作物なんて作るの無理ですよ。

男性向けエロマンガの女性キャラの扱いには疑問を感じず、BLマンガの男性キャラの扱いにも疑問を感じないのに、BLマンガの女性キャラの扱いにだけ疑問を感じたのはそういうことなのでは?

10代後半とか、20代前半とか、妊活の「に」の字も考えてないときにこの作品を読んでたらそんなに引っかかっていないのではと思いました。
作品に出会うタイミングの問題だったんじゃないですかね。

5. No Title

悪癖4巻、私は1度目は何も思わず読みました。
他の方のレビューを眺めていたらトビ主さんの指摘されている点に引っ掛かっておられる書き込みを見たので読み返してみました。
確かに小島の母描写は、
赤ちゃんを抱っこしている写真1枚でしたね。
これは、自分でモヤモヤを落とし込む方法として
……
会ってる場所が自宅だったのにも関わらず妻不在だったので、あの時点ですでに1人で育ててたなんて事もあるのかな?って思うのはどうでしょう?ひと言も書いてないですけどね。出産後死亡とか、入院してるとか。

あと、もう一つは妻も革命家でお互い覚悟があるから息子の幸せの為、生き延びる為なら手放すのも仕方ないと思えた。

とても面白い作品だったので、描かれてないけど、そうだったのかもなで納得できたらそれでいいわと思ってます。

悪癖は描かれていないので勝手に補完出来ますが、あからさまに女の人を落として描いている作品は苦手です。
1作品だけならまだしも、大体の作品で女の人が難ありな描かれ方していたらちょっと作者さんに対して心配になってしまいます。老若男女問わず性格悪い人もいればいい人もいるのに、何で毎回女の人の性格悪く描くの?と。
全く女の人が居ないような作品も偏ってるなーと思いますし。

なので、男性も女性も普通に出てきて仲良くしてる作品を描かれる先生の作品が私は好みです。

1

4. No Title

お邪魔します。
悪癖4巻すごく良かったと感じた者です。
以下、個人の感想です!

楊平が産まれた当時、実父は学生運動ののち国際指名手配犯としてロシアに潜伏していた状態ですよね。
そんな実父がロシア(社会主義国)の人と結婚したのだから、奥さんも同じ思想を持っていたり、状況について理解がある人なのではと思いました。

楊平を本家に引き取る提案をされて、一晩あけた翌朝に手渡していることから、描写はされていないにしても、きっと奥さんと相談してその結果手放したのだろうなと推察しながら読みました。
「国際指名手配の子どもとして育てるか、本家に渡して何不自由ない暮らしをさせるか?」って非常に難しい決断で、どちらが正しいかなんて他人がとやかく言えないし、手放した実父の気持ちもわかなくもないです。
例えば家を出る際に奥さんが泣き崩れる1コマとか、そんな描写があってもいいけれど、ストーリー上なくても良いと思いました。

奥さんに素性を話したのか、楊平を渡すことを相談したのかetcは描かれてはいませんが、描かれていないからといってそれが起こっていないと決まった訳でも、軽視している訳でもないのでは。

わたしの友人も、長いこと不妊治療した末子どもが生まれて本当に幸せそうです。
トピ主さまも、子育て楽しまれてくださいね!

3. No Title

女性キャラに限らず、受け攻め以外はどうでもいい扱い推奨なのが商業BLっていうジャンルですからね。
編集者からBLには物語は必要ない。恋愛とセックスだけかけ。みたいなこと言われたと愚痴ってるBL作家もいましたが、
BLの物語はセックスを引き立てるための物語だし、登場人物も複数出すのはダメ。
恋愛以外の要素を削って受け攻めの恋愛とセックスをひたすら描くのが暗黙のルールみたいになってますし。
プロットでは女性キャラにもストーリーがあったけど、連載するために無理矢理削ったら…なんていうオチだったり

2. No Title

陽平のお母さんは、普通に「可哀想…」と思っただけでモヤモヤはしなかったです。
山男のキャラクター的にスジは通るような気がするんだけど…ちょっと読み返すわ。
そんな美化されてたかな…?


女性キャラでモヤモヤ…は単話で読んでたのを止めたヤツ1個ありました。
夫と妊活中に他の男とヤッて子供デキちゃったけど、わんちゃん夫の子かもしれないから産んだ…みたいな。
それで、その話聞いた他のキャラが「避妊しないなんてその男クズだね」みたいなこと言ってて、
いやいやいや、ど~考えても女の方がクズだろ……妊活中なら自分の身体の周期把握してるやろ…ありえんそいつ……てなって読むの止めました。

まぁ、話の本筋には影響ないかな?と思ったので単行本は買いました。まだ読んでませんが。

1. No Title

『悪癖』については読んでおらず、意見を書けないのですが、「作中の女性キャラの扱いにモヤっても作品を読み続けるか?」について考えてみました。

女性の扱いが酷いキャラへの感じ方は、作者がそれを悪として描いているかどうかというのがひとつあります。
たとえば作中でいい人のはずのキャラが女性に酷いことをして誰にも咎められてなかったら、作者の感覚を疑いますね。
はっきりとクズや悪人として描かれ、作中でも他のキャラから酷いやつだと思われていれば、好き嫌いはともかくそういうキャラなんだということは納得できます。
さらに、やったことの報いを受ける場面があれば、溜飲が下がって許しやすくなります。

モヤッとするかどうかは作風にもよると思います。
BLファンタジーが強い作品の場合、受けと攻めの関係性に萌えられたら細かいことは気になりにくいとこがあります。いってしまえば受けと攻め以外は舞台装置化するところがあります。当て馬女子も「人間」というより「モブ」としてスルーしやすいです。
一方、世界観がリアルで人間ドラマみの強い作品であれば、メインキャラにそれなりに倫理観(女性へのまともな扱い)がないと不快ですね。脇役も人間味が強いので、酷い目にあってると酷いなって感じます。女性キャラを下げる形の描き方も感じ悪く見えやすいです。

なんか女性キャラがどうというより、キャラの倫理観全般への感じ方の話になりましたね。
受け攻め以外のキャラで、男性と比べて女性がどうというのは特に感じない気がします。どちらもただの脇役なので。
強いて言うなら、当て馬は男性の方が世界観がファンタジックに保たれやすいかなといのは感じます。

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