葡萄瓜さんのおっしゃるとおり、「お耽美」といえば、男性同士の恋愛を指すような頃があったと思います。
山藍紫姫子氏の作品などはもっぱらその「ハードカバー本」の代表でもあります。
貴族のレースひらひらの衣装あり、ゴチックな感じのお城あり、気絶させられて・・・だったり、血を吸われて云々だったり・・・もちろん舞台が日本であっても、ちょっと時代がかっていたりファンタジー色が濃かったり。全体的に薄暗いイメージ(ろうそくの火の灯りっぽい感じ)があります。
現在BLは一般的にハッピーエンドが主流ですが、昔の耽美作品においては、どちらかといえば涙を誘うとか心が痛いとかいった系統が多かった気がします。
現在の貴族ものやお城ものはあまり耽美な感じはしませんね。
藤棚様の仰るところに頷いてしまったのですが、やはり耽美は同性同士の恋をとてもリアルに描き、生死を彷徨う程のものなのではないかと思います。。。
BLはそれをあまり気にしない?面白く楽しめる作品が多いかと思います。
Hの描写も違う気がする…。
奥ゆかしく、艶やかで、禁断のかほりがするような作品は耽美といってしまうかも。
みなさんのコメントを読んでいたら、なんとなく分かってきたような、まだ分からないような私の中では絵で「こんなの」って何となく判断はできるけど、上手く説明できなかったから面白いな~
耽美はやっぱり「同性愛に苦悩」ってのが外せないポイントみたいな(?_?) 今じゃ苦悩なんて全くない開き直りか、当たり前みたいに同性愛を扱ってるから新鮮ですな
私の持っているイメージですが、
耽美は「純文(谷崎潤一郎や三島由紀夫っぽいというか)」。
ちなみにBLは「ライトノベル」。
どちらがより優れているとか、そういう問題ではなく、
あくまでイメージです。
「耽美」は自分が人間として不完全(同性を愛する)で
あることに生きるか死ぬかレベルで苦悩し、
完璧な美しさに憧れる世界。
魂の美しさ・永遠の愛とか、
そういうものをより強く求めている作品には、
私は作品情報に「耽美」を入れたりしているのですが。
何だか書いているうちに、訳が判らなくなってきました。
日頃は何となく雰囲気で「耽美」という言葉を使っていますが。
いざ改めて「それは何だ?」と訊かれると、
上手く説明できないものなんですね。
>絵画の耽美派とBLでいう耽美って
>何か繋がりはあるんですか?
恐らく殆ど繋がりは無いものと思われます。
あるとすればイメージの拝借程度でしょう。
時間経過の軸で言えば1978年10月に
雑誌『comicJUN』(後の『JUNE』)が
創刊される前に同人誌を書く方の間で
男性の同性愛描写を指して『お耽美』と
称する動きがあったらしいです。
その際の『耽美』の指すものは恐らくですが
森茉莉さんの書かれた美少年と美青年の
恋愛劇や高畠華宵さんの描く美少年絵、
石原豪人さんの描く美青年絵が想定されて
いたかと。
そこから後に『JUNE』誌上或いは『JUNE』周辺で
展開される創作を指して『耽美』と称した様です。
『耽美小説』は91年頃から刊行され出した
ハードカバー新書サイズ単行本のキャッチ
フレーズとして用いられました。
オリジナルジュネがジャンルとしてまだ確立して
いなかった為もあるでしょうし、『JUNE』は固有
名詞だから使えないという事もあったのでしょう。
定義ですが、明確にはないので当方が感じた所で。
・同性間の恋愛を恥ずべきもの禁ずべきものと
必要以上に苦悶する。
・登場人物は必ず眉目秀麗。又欠点が無い
と描写される。
・リバは無い。受攻は固定。年長者が攻と言う
暗黙の了解がある。
と言う所でしょうか。まだ曖昧な回答ですが。
匿名
じゃー書くなって気もしますが、、、
そもそも、絵画の耽美派とBLでいう耽美って何か繋がりはあるんですか?
この質問に関する回答は締め切られました