答えて姐さん 腐女子の掲示板 「雑談」



BLを生む日本の風土

チャロスキー

08/04/15 19:51

回答数:31

ちょっとまじめな質問です。
昔から歌舞伎や宝塚など、男が女役をやったり、女が男役をする、という奇妙な配役が昔から日本にあって伝統になっていたりします。
(歌舞伎は「女性が舞台に立つと、風紀を乱す」ということで禁止されたみたいですが)
ボーイズラブというのは、こうした日本の風土から必然的に生まれたものでなのしょうか?

回答一覧

31. われ思うに。

どうも。かなりねんきの入った腐女子でございます。みなさんとてもむずかしいお話をされていらして頭の悪いわたしはあまりついていけてないんですが(笑)わたしもBLがず~っと好きで(一時離れた時期もありましたが。)何で好きなのかなあと考えると

・女性が萌えるエロが描かれている
(エロだけでなく恋人同士の恋愛感情、心理描写も細かく描きこまれている。エロと恋愛話を同時に楽しめる。ハーレークイン的な感じかな。)

・恋愛的な部分で攻・受両方に感情移入またキャラ萌できる(少女漫画では主人公には感情移入はできてもキャラ萌することはできない。逆に男性キャラには萌られても感情移入はできない。感情移入度・萌度がかなり高い。)

・また攻めより受の人気が高い(気がする。これはわたしの個人的な考えですが女性的、母性的な部分をもった男性に萌を感じる。外見的な部分だけでなく内面的な部分でも。しぐさ等。)

こんな風に考えるとBLにはまる人みんながそうだというわけではないんでしょうが、わたし個人に関していうとフェミニスト的な部分がBL萌につながっているような気がします。我家は父親が男尊女卑的傾向が強いのでその反動でわたしはフェミニスト的思考が強く、よく発言を人に指摘され、反省することがあるのですが。
一般的社会的に女性があるべきとされている姿を受に投影することで優位に立って男性に対する支配欲が満たされるというか。

最近では受が妊娠出産する話(異種間的なかんじですが。)などのBLものがあったりすると、男性が妊娠出産してもいいんじゃないの?という意識の中に本来女性が自分の性として誇りにして大切にしなきゃいけない部分なのに男性に押しつけられている損なわれているという意識が強いのかなと想ったりもします。その反動、支配欲の現れというか。

中国、韓国などアジア圏で最近BLに熱中する人が増えていますが、こういった社会的な女性性に対する考え方が影響しているような気がします。

以上のような話とはまた別にBLを読んでいると女性の本能というか嗜好というかそういう部分をよく感じます。女性が一切、登場せず、男性同士のカップルがひたすらくっつく話(それじゃ日本は滅びるよという。)や、すごく嫌~な感じの女性が登場する、同族嫌悪。また女性から見てかっこいいなと思える女性の登場。

BLは女性の支配欲や性欲といった丸出しの本能から生み出される攻や受の男性キャラ満載なので、一般女性や特に男性、一部ゲイの方等に不評をかってしまうことがあります。男性の本能丸出しのエロを嫌悪して受つけない女性がいるのと同じ感じなんでしょう。そういう目で異性から見られるというのは居心地のよいものではないでしょうから。といってもエロだけでなく内容の深い、良い作品もいっぱいあるんですけどね。

こういうことにも男女の嗜好や思考の差がすごく現れる気がします。

上記の皆さんの意見のとおり、宗教的な観点からの倫理観の低さが日本でのBLの発生に起因していることは言えると思いますが、これだけ長い間流行している点については社会的な女性性や女性の本能的な部分が大きく起因しているような気がします。

また余談ですが、ロリコンやショタコンについも男性、女性それぞれの本能、支配欲が大きく関係してるんじゃないかなと個人的には思っています。

30. >29番さんへ

ゲイ産業が盛んになったのてインターネットの発達とも関係が
あると思います。
物理的な距離感が塵払われたりして一気に広がったって感じ
ですね。

後、逆にゲイ産業の方がBLに影響を受けた面もあるかと
思います。
昔はおじさんと言う感じのAV男優さんが多かったけど、
今の男優さんってイケメンが多いですし。
ゲイの通販サイトでBL雑誌が売られていたりするのを
みると影響はどこかで交差するんだなと思います。

29. 隠れゲイ大国

日本はアジアではタイと並ぶゲイ大国です。これは間違いありません。
ゲイAVなんて月に何本発売されているかしってますか?20本以上ですよ....まぁインターネットで調べればわかると思うんですが。 それだけ需要があるんですね。
ゲイのSNSしかり、出会い系しかり結構お盛んだと思います。表に出ないだけでゲイ産業って結構でかいと思いますよ。

28. 続きです

同性愛という事象が多くの文化において見られ、また教義(ある種の建て前)で禁じられても尚、存在したというのは、同性愛が自然に反するものではなく、むしろそれを禁じる側の方が「反自然」であることを意味するのではないか、と思います。人間の自然で多様な本性を「こうであるべき」と一律に価値規定しようとする動向が、同性愛に対する禁忌を生み出したのではないでしょうか。「こうあるべき」が「本来のあるがままの在り方」を抑圧するというか。
話が大分逸れてしまいましたが、なぜ日本でBL文化が生まれたのか?上の方が仰っているように、BLは、様々な要因(現代日本の美や愛、性に対する価値観の他に、日本独自のマンガ事情など)が偶然的に(親和的に)結びついて生まれた結果だと思います。ですので、ひとつの原因にのみに帰するのは難しく、日本文化全体を総合的に見る必要があるのではないでしょうか。ただ日本の精神的風土という観点から考えるならば、日本は明治以降、ヨーロッパ文化を無批判に受容してしまったので、近代以前とそれ以後で断絶している部分もありますよね。元々、日本では「あるがままの現状」を肯定する価値観があり、多様な性の在り方への寛容さに影響を及ぼしていたと思うのですが、明治に入って、キリスト教由来のヨーロッパ的価値観によって、日本人の価値観が一律化されていったように思います。結果、同性愛に対する禁忌の念が生まれた。なので、明治以前の性への寛容さや同性愛への肯定が、現代日本において、どの程度継承されているのだろうか、と興味を覚えているところです。
私自身は、BL文化というのは、(そこで描かれるものが、仮に現実と離れた「ファンタジー」であったとしても)人間の在り方に多様性を認める姿勢の現れの一つなんじゃないかなと考えています。そして、それが、日本の元々の「あるがまま」の在り方の肯定という価値観に根ざすものであればうれしいですね。纏まりのない私見を長々とすみませんでした。

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27. 面白い話題ですね

興味のある話題なので参加させて下さいませ。長いので、二回に分けて書き込ませて頂きます。ヨーロッパやイスラーム文化圏においても、同性愛ないし少年愛は存在しました。まず古代ギリシャでの少年愛は有名ですよね。キリスト教は、教義において同性愛を罪とみなしましたが、実際には、男性ばかりの修道会において、修道士間、あるいは修道士(師)と修道士見習い(弟子、つまり少年)間において関係が結ばれることは珍しくなかったようです。映画『薔薇の名前』では、中世の修道会での修道士間の同性愛が登場します。建て前と実情は違っていたということでしょうか。中世において、同性愛は、異端者を弾劾する際の罪状やイスラームを非難する際の口実(イスラームが同性愛に対して寛容だったので)として用いられることが多々あったようです。また、欧米の芸術家や文学者には同性愛者(ないし両性愛者)の方が多くいますよね(画家のダ・ヴィンチ、音楽家では、チャイコフスキーや『ウエストサイド・ストーリー』の作曲で名高いバーンスタインが有名ですし、文学者では、アンドレ・ジッドやプルーストなど。ちなみにバーンスタインやジッドは同性の恋人との関係によって結婚生活が破綻してしまいました)。ロシアは正教の下で同性愛を厳格に禁じていましたが、音楽家には、同性愛の方が多かったとか(藤野幸雄『モスクワの憂鬱』より)。また、イスラーム圏においても、同性愛ないし少年愛が存在しました。中世・近世イスラーム世界は、同性愛に対して比較的寛容であったと言われています。尤もマホメットやコーランの言説には同性愛を否定するものもありますし、少年愛を肯定的に捉える人々の間では、少年に対する肉体関係を認めるかどうかで見解が分かれていたようですが。現在のイスラーム圏は、寛容さはすっかり失われ、同性愛者は、ひどい迫害を受けるようになってしまいました(これはイスラーム原理主義の台頭によるものだと思います)。

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26. 続きです、長すぎスイマセン

もうひとつ。
たとえば近年、国連総会において、性的指向による差別の撤廃を求める声明が出されたことがあります。これに日本は賛同しましたが、アメリカは賛同しませんでした。何故アメリカは及び腰だったのか?これは、もし安易に賛同したら、政権支持率がガクッと下がる危険が大きいと考えたからだと思われます。数多くの人々が、根っこの部分で、ゲイに対して差別的な考えかたをしている、という。
宗教的価値観の根深さやその影響力は、正直ほとんど宗教に縛られてない日本人には想像できないほど大きいと思います。キリスト教しかりイスラム教しかり。

BLを読む外国の腐女子のコミュニティでの会話を見たことがあるんですが、「うちの国じゃこんなの無理」という意見、けっこうよく目にします。多様なAVやアニメポルノなどでも、日本は諸外国より三馬身ぐらいリードしてますし…、けして自慢できることじゃないですけどねw

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25. 長いですスイマセン

カマノアスミさんの意見に賛同です。
日本はホモに寛容というか、古来、性的な面で非常におおらかな(悪くいえば節操がない)国だったんです。原始アニミズムの影響を色濃く残す神道(正確には神仏混合)的な価値観が長く残っていたのが大きな理由だと思います。
あと、文化人類学的な見地からみて世界的に珍しいのは、女子割礼(クリトリスを切ったり、穴を縫ったりする習慣です。快感の抑制や、婚前セックスを禁止するためのもの)の習慣も古来からほぼない国だった。この習慣は、古くはキリスト教国やイスラム教国の多くに存在してましたし、今なおアフリカの多くの国に存在してます。キリスト教は宗教革命後に大分変容しましたが、イスラム教は今なお性的タブーが多いですね。
つまり宗教の多くは性的な快感を「悪」と断じてたんです。日本の土着的な宗教観では、それが無い。ルーツに「無い」ことあるのは、大きいと思います。
日本が性的な意味で厳しくなったのは、まずは儒教文化の影響が大きいと思います。儒教は中国から入ってきましたが、武家社会が積極的に取り入れて、浸透しました。
で、もちろん欧米から入ってきたキリスト教。これが本当に大きかった。で、忘れちゃいけないのが国家神道。
いずれにせよ、いまやゴチャマゼ教ですがw
私たちが報道などを通じてよく見聞きするのは、たいていはリベラル層の欧米です。自由で奔放で、差別などなくて寛容な。報道機関や表現者(芸術家や小説家など)はリベラル色が強いんです。でも、たいていの国は、基本的には保守的な層が人口の大半をしめてます。
「ゲイの結婚を認めている」というのは、正直いうと、むしろ差別が大きかった証じゃないかなァと私個人的には思ってます。なさすぎる権利を、書類上勝ち取るために戦う必要があった、という。
アメリカはブッシュが失策するまで、保守層がどんどん力を強めてました。今はオバマ政権ですが、そのうちまた揺り戻しがくると思います。とはいえ、リベラル色の強い過去の共和党の大統領も、みんなキリスト教徒で、結局はキリスト教の枠を出ない「保守とリベラル」なんですが。

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24. すいません、ちょっと意見のつけたし。(爆)

上のカキコで「歴史や宗教はあんま関係ないと思う」って言いましたけど。

でも、やっぱり良く考えたら、それもあるだろうなぁ~・・・と、思いなおしました。

宗教ってのは大きいでしょうか・・・うん。大体仏教では稚児はいいワケだし。
ホモにうるさくなったのって、一番の原因キリスト教入ってきたからでしたっけか。

日本文化って「ホモの文化」って言われたりも時々するらしいんですよ。
芸事とか・・・ってその辺は良く分からないんですが。

でも、それらがあるから日本にBLが出来たわけじゃなくって、そのベースに後色んなもんがくっついてなった、総合的な結果なんだと思うんですよ。

って、そんなに色んなのがなくてもBLはいづれ生まれてはいたのかも知れませんが、とりあえずでも、どれか一つの要素でも抜けていたら、果たして日本ここまでBL大きく育ったのであろうか・・・??
ってカンジがします。

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23. No Title

日本では、同性愛とかゲイとかっていうのは、やはり異質なものであって、なかなか受け入れられないものだと思います。
でも性転換手術をした人達の性別を戸籍上でも認めるなど、徐々に日本も進んでいると思います。(実際性同一性障害と同性愛は別ですが)
まぁそれでも他国に比べたら日本はまだまだですよね。
逆に、そんな日本の社会でBLが流行?しているのはある意味不思議だし、その理由は色々あって、皆さんが持つ意見も色々あるわけだから、こういう場で意見交換するのは有意義だと思います。

このサイトを利用している方は、みんなBLを愛している方達ばっかりだと思うんで、こんな日本社会でもこれだけ多くの素敵なBL作品が出回ってくれていることを共に喜びましょう(笑)。

…あれ?感想文(笑)?

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22. 追加。

上のカキコ、ちょっと文章うまくまとまってないですが、読みにくかったにすいません。(後からみたらちょい言い方悪かったところも 焦っっ)

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21. 私も歴史とかってのはほぼ関係ないと思います。


日本なんかなんのかんの言ったって、まだまだゲイの結婚認められてませんからね。

それに世界の中では、日本とりたててホモセクシャルが盛んってワケでもないとも思うんですよ。

オランダなんか「ゲイ大国」との異名をはせているし(数年前の話ですからね、今は良く分かりませんが)
タイとかアメリカ辺りなんか、日本よりニューハーフとかそう言うの一杯いるはずですし。

歴史とか色々みたって、別段他国よりも日本が同性愛色強い・・・とも私にはおもえません。

キリスト教だって同性愛者はいっぱいいるし、以前高名なローマかなんかのお坊さんが男過去ってやがった!! ってなニュースもありました。
それら考えると、まぁ宗教もこの際あんまカンケイないなぁ~・・・・と。

だからBLが日本ではぐくまれているのは全然別の要因ぢゃないかと私は考えます。


日本がアニメ大国、漫画大国、萌えの文化・・・まぁそんな所も確かに関係はしているんでしょうが。いや大いに。

上のカキコで「日本は男同士のタブー意識が少ない」とかいうのがありましたが、私はそれを言うなら、むしろ大いに「ある」からじゃないかと思うんですよ。
ってか、今はともかくとして、BLやJUNEが出来た辺りの頃は確かにそんな感じでした。

昔の小説JUNEの雑誌コピーが「今、禁断の愛に目覚めて・・・」でしたからね・・・

要するに、タブーものって萌えるんすね。

身分・立場上許されざる恋、例えば昼メロとかだと不倫とか、義理の兄弟とか、義理でない兄弟とか、友達の恋人好きになってしまった、とか先生と生徒ものだとか、そういうタブーものは、いつだって人気があります。
物語性あるし。インパクトあるし。

その延長上ってことではないかと思います、私は。

タブーのことなんですが、私、これはもしかしたら日本人の大体の性質・・・って言うのもあるんじゃないかと思うんですね。

日本人は、やっぱりどうしても、他人と出来れば同じでいたい、外れていたくない、とか思ってしまいがちな人種だと思うので。(もちろんそうでない人も多いですが

そういう人種だからこそちょっとしたタブーでも他の国の人たちよりも強く感じてしまう、そんな事もあるかも知れません。

私は日本以外の国の腐友達持ったことがないので良く分かりませんが、例えばあけっぴろげな感じのアメリカ人が、日本のBL読んで、日本人と同じタブー感を抱くかどうかというのは結構ナゾだったりします。

数あるタブーの中でも、一番なんつーか・・・日本人の深層心理とかにピッタシ来るのが、男同士、ってタブーなんでしょうか・・・・・

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20. 現実社会では…

日本って、先進国の中で最もSEX回数が低い国ですよね。

以前TVで見た事なんですが、日本人はSEXで体に快感を味わわなくても、脳内妄想でSEXを想像するだけで満足できちゃう民俗なんだ…と言われていました。

生活水準が高く、命の危険がない地域に住む民族は、脳内妄想力は秀でているけど、繁殖能力に欠けるんだそうです。

BL、まさに脳内妄想の世界ですよね?
実際、日本の出生率も低下してるし…。

そういうところとリンクしている、とも言えなくもないかもしれませんね。

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19. んー

なんか誤解されしてるような気が…。
海外との比較で『日本は優しい』と書いたとしても、それは『日本はマイノリティの差別がない』という意味ではないですよね。
前者の意味で書いたものを後者の意味でとらえられているのでは。
差別はあります。
無い国などないです。
ただ私個人的には、日本は比較的差別の少ない国だと思っています。

あと、海外にあるゲイ文学やゲイ小説等と、今の日本のBLは、根っこは同じように見えても、やはり日本特有だと思います。
たとえばアニメは、海外では特有の日本文化だという認識があります。海外にもアニメがあるにも関わらず。(外国のアニメファンは『アニメ=日本アニメ』で、日本以外の国で作られたアニメを『カートゥーン』や『アメリカのアニメーション』などと呼称して差別化をはかっているようです。ディズニーアニメも中国産アニメも迷わず『アニメ』と呼ぶのは日本だけ、という不思議な現象が存在していたりする)。
そういうのと同じような意味で、スレタテさんは『BLは日本特有』みたく書いたのではないかな。少なくとも私はそう認識しました。
ではなぜ日本だったのか。アメリカでもイギリスでも中国でもなく、なぜ日本という地でこういう特集なジャンルがひとつの文化産業としてここまで大きく花開いたのか?
そこを考察するのは面白いと思いますよ(^-^)

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18. >17番さん

あなたはトピ主さんの問い掛けをあえて
誤読なさっていませんか?
トピ主さんが問いたい所は歌舞伎や宝塚の
存在がBLを生み出す背景に影響を
与えたのかどうかと言う疑問です。
これはJUNEの創刊当時からもされていた
質問なのですが。

17. 風土・伝統というより「作られただけの結果」と見るのが妥当かと

まず確認というか総批判になりますが…

「BLを生む日本の風土」という出題者の意識そのものが問題になるのではないかと。

というのも、こういう発想はおそらく読み手のだれもが共有していないでしょうし、ではそれを示す先行事例は存在するかという問いを立てたときに真っ先に破たんする典型的な例です(これと陰謀論は本当にコインの裏表!)。

そのうえで考えるならば、ある段階から「ボーイズラブ」として構築がなされ(異性愛のフォーマットを借用しながら、少年たちの身体と疑似的な同性愛を脚色させて)、それが細胞分裂のように増殖しただけの結果に過ぎないと考えています。そこには、上記で言われているような言い草が関係するとは言い難く、むしろこのような結果を隠ぺいするタームとして用いられているだけ、と切り捨てるのが妥当ではないかな、と考えています。

石田美紀さんという方がいらっしゃるのですが、彼女の著書に『密やかな教育』というのがあります。それを一度お読みなったらいかがかと思います。少なくとも出題者の言いたいことの答えは出ているはずですから。

ついでに
日本が本当にゲイにやさしいと言い切れるのなら、なんで「ホモ狩りをしたかったから」という動機で強盗殺人事件が発生し、そして私がここまでビクビクしていなければいけないのでしょうか?

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16. 長文ですんまそん

ぐるぐるさんのいう『ダ・ヴィンチ・コード』は、キリスト教の信者さんたちが、盛大な抗議運動をしてましたよね。どっかの州の教会が、『ハリーポッター』のシリーズを焚書した事件もありました。神の冒涜にあたるとかいって。いまだに進化論と創造論で争いがあるというのも不思議な感じですw
イスラム教は、さらにスゴイし。偶像崇拝は禁じられてるからとかいって、バーミヤンの遺跡を破壊したのにはビックリ仰天させられました。
でも中国は、宗教をなくそうとして、逆にたくさんの歴史的な貴重な遺物を破壊してしまいした。文化大革命で失われた遺産を思うと、心が痛みます。
ただ、後世に残る文化的な遺物はたいてい宗教から生み出されたものだというのは紛れもない事実ですし、いちがいに『宗教は創造の敵だ』とは言えないと思います。

えーとBLの話ですよねwやっぱ日本からしか生まれなかったんじゃないかな。
『宗教的な縛りが薄い』というのは大きな理由ですが、それに加えて、日本国民にそれなりの経済力があることが大きい。
『その国に、巨大な消費市場があること』というのも、BL産業が生まれるための欠くべからざる重要な条件だと思います。巨大な消費市場を有してるのは、世界でも日本とアメリカの二国だけですし。
作家さんや出版社さんがちゃんと儲からないと、大きくならない。日本の出版業界は世界的にみるとかなり大きなものですが、それをじわじわと育てあげてきた先人に感謝ですね。
BL産業がここまで大きくなったのは、じわじわと育ってきた色んな条件が重なったからこそだと思います。

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15. バカな私なりに考えてみた

BLは外国でも「shounen ai」などと呼ばれてるほど日本が発祥といってもいいもの、
ある意味アニメや漫画と同じく貴重な文化であると思います。
しかし…BLがここまで出回っている中、同性愛というものに対してはかなりタブー意識が強いような気がします、日本。
宗教のこととかは私バカなんでわからないんですけど、外国のほうが同棲結婚とか認められてますよね??
これって何の差なんでしょうか。
逆に外国のほうがそういうのには緩い気がするんですよね。
(アジア圏はめっちゃ厳しいような気がしますが)
BLは一種の文化として、またオタク大国である日本であるからこそ
ここまで流行しているのではないかと感じます。
そしてある意味現実味のないもの、ファンタジーであるからこそ、
ここまで流行しているのでは?とも思います。
(すみません、現実味がないのなんて私だけなのかもしれませんが)

なんで逆に性に対しては日本は世間の目が厳しい気がするのですが。
正直私も両親に腐女子であることをひた隠しにしていますが、見つかったら何を言われるかとビクビクしております。
そのくせに部屋はBL本があらゆるところに散乱してるんですけどね…

すみません、長くなりました。間違ったことを言ってるかもしれませんが、聞き流してやってください…

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14. No Title

この間、テレビでやっていた「ダ・ヴィンチ・コード」を見て、イエスは神だ、人間だ、ってフィクションを本気で楽しんでいるので、怖くなりました。
本当に西洋の考え方とは、日本は相容れんような気がしました。
いきすぎた倫理感で縛られると、文化は生まれませんよね。
生ぬるくて、性的なことにオープンな日本の社会は、このまま守られるべきだと思いますよ!
BL文化のためにも

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13. 盛り上がっていますね!

このスレ

どの方の意見も一理ある!って感じですが

何気にキワドイ話題多いですね

12. 面白いですねぇ

このトピックスはじめて読みましたが、面白いですねー。
私は9番の匿名さんとまったく同じ意見です。キリスト教は同性愛を禁じてるし。西欧文化圏はリベラルなようでいて、一部都市部をのぞくと日本よりもずっと頑迷で保守的だったりするし。同性愛者が権利を勝ち取るために戦ってきたのは、それだけ権利を抑圧されてたからだと思う。
おすぎやらピーコやらカバちゃんやら三輪さんやらIKKOさんやら…、ゴールデンで堂々と、というかあまりにもナチュラルにオカマちゃんたちが登場する番組をバンバン放送してるのって、日本人は気づかないけど意外とスゴイことらしいですよw

正直BLは、ファンタジーだと思います。リアルなゲイさんたちのためのものじゃなく、あくまでも腐女子のためのものだと。
でもBLは、同性愛に対する偏見をなくすために、ちょこっとは役に立ってるんじゃないかなと思います。ちょこっとねwゲイに差別意識を持ってる腐女子なんて、いませんしw

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11. 私個人に照らすと

何で私が、こんなにBLにはまったかを思い返すと、、
日本のBLの隆盛って、マンガなり小説なりの消費側の年齢層の高さ、があるのではないかしら。

この年になると、「ロマンチックな恋愛もの」は好きだけど、それが男女間だと、現実の諸々に影響されて、素直に楽しめなくなってくる。
それが、自分の現実の生活とは無関係な男性同士になると、あーら不思議、現代が舞台でも、すんなり夢の世界へ入り込めちゃう。
っていうか、じゃまな女がいない分、より楽しい(男の子が触手ものが好きなのと同じ理屈かな)

その上で、年相応に使えるお金もあったりするので、のめり込むと平気でかなりのお金をつっこんじゃう事に、、、

私、もっと若い頃だったら、多分、今みたいにBLにお金つぎ込んでいないと思う。

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10. 日本独自ではないでしょう

シェイクスピアのロミオとジュリエットも
初演は男キャストだけで上演していて、
男優同士が恋人を演じるのが人気だったとか。
とりあえずBLや衆道が「日本の風土」云々ではありません。
世界中どこにでもあるものです。

BLが流行したのは以下の点が大きいかと思います。
・同性愛に慣用な国である(宗教上禁止されていない)
・出版規制の自由度(隣国等とくらべて)
・マンガ技術の高成長と取り扱われるテーマの飽和

同性愛者も腐女子もどこにでもいます。
日本にはたまたまマンガ文化があり、出版規制がゆるく、抑圧するような宗教が国を支配していなかったのでしょう。
ともあれ日本に生まれてよかったです(笑)

9. 宗教がないからでは?

少し真面目に答えると、女性が舞台に上がれないから男性が代わりをするというのは、カストラートがいたりして(去勢されてますが)、他の文化圏でもないわけではなありません(歌舞伎の流行は面白い現象ですけど)。

むしろ、宗教を背景とした同性愛に対する嫌悪感が少ないからではと思います。同性愛者であるだけで死刑になるイスラムの国(イランなど)や、いまだにオーラルセックスやアナルセックスが犯罪で逮捕可能な州が多々あるプロテスタントの国アメリカなどをみていると、同性愛問題って、本当に生死を賭けた問題だなぁと思います。

それに較べれば、2丁目文化があり、オカマキャラがテレビに出られる日本というのは、同性愛者に対する宗教的禁忌が少ないと思います(ないわけではないですけど)。

8. No Title

世界で一番の漫画、アニメ大国だからというのはうなづけますね!海外ではアニメ・漫画は子供のものという風潮が強く、いい大人がこれだけ漫画(BL以外含め)に夢中になっている国は日本ぐらいと、聞いたことがありますが、それだけ面白い作品が多いんですよね!
わたしが不思議に感じるのは、海外では、同性愛の読み物って、同性愛者の方を中心に読まれていますよね。もしかして違うのでしょうか…?でも日本では、海外でいうゲイ向け読み物とは別にBLというジャンルが存在していて、それを好んでいる人の多くは、同性愛者でもないし、しかも女性。これって日本独特ではないかなぁという気がします。
でも、萌えを説明しろといわれてもできないし……、やはり理屈じゃ説明できない感情という気もしますね、神秘です(笑)

7. 無関係じゃないですか?

最初にお断りしておきます
私は元NH(NewHalf)です
元というのはNHの定義として、現在オカマをウリとして職業に従事している人となっているからです
いまの私は戸籍上は♀で主婦となっています
NH時代、性関係の仕事経験はありません
しかし、関東なら二丁目含め新宿&上野、関西の堂山(梅田)ミナミは仕事場兼遊び場でした
それに狭い世界なので、噂は黙っていても聞こえてきます
引退後、私も腐女子化してBL読んで萌えたりしてます
なので、どちらの世界もわかるつもりです
そこからの答えは現実にいくら近い内容でも、BLはBLに過ぎません
日本では衆道があり、宗教で厳しく禁じてなく、違法でないのは広く知られています
ですが先進国で同性愛者の権利が認められていないのも日本です
幸いなことに、国民性から攻撃的差別は少ないです
ですが、いまでも同性愛者とカミングアウトするには親兄弟と絶縁する覚悟がいります
そういう事情は読者の興味惹くと思えませんし、商業ベースのBLの題材には不適当なのは当然です
BLが萌えなきゃ、つまんない
なので、過去や現実をヒントとした独自の世界観と捉えるのが正しいと思います
ではなぜ、日本のBLが成功したかというと、世界で一番のマンガ/アニメ大国であること
BLはその中の1ジャンルだからだと思います
それには日本は層が厚く、完成したものはレベルが高いという面も含まれています
BLに含まれるタブーは関係しないと思います
それは、BLの内容より問題となる内容のものが多数海外で出版されている現状があるからです

まとまりないですし、わかりづらい内容だと思います
理系なので、文章力が足りません
ごめんなさい

つーか、BL読むのに理屈はじゃま!
萌えるのに理由はいらないのですよ
違います?

6. BLは武家社会から生まれたのでは?

日本には古来より衆道の歴史があり、戦国時代から江戸時代初期までは軍隊の結束を高めるのに好都合であったため、武士同士の衆道関係を割と奨励する傾向があったようです。しかし、徳川幕府の時代に入ってからは衆道関係の刃傷沙汰を嫌った幕府にとって衆道はあまり好ましい存在ではなくなっていったのではないでしょうか?
江戸後期には衆道をやっている者は「いまどきめずらしい」みたいな目で見られていたようです。衆道=同性愛がタブー視されるようになったのは明治以降キリスト教の流入の影響が強いと思います。
で、本題のBLを産む風土についてですが、やはり武家社会というものはとかく男同士の結束が強く、衆道でこそないにしろ、その濃ゆ~い男同士の恋愛にも似た精神的な関係の蚊帳の外に放り出された「女・子供」達はいつの時代にも存在していて、そんな「寂しい」乙女心だけががふわふわと浮いてやおい・BLといった女性文化に結実したのではないでしょうか?
ゆえにやおい・BL(又はヤオラー)は武家社会の男性文化である衆道から生まれた産物なのだと個人的に考えます。

5. たぶん宗教的な問題が……

欧米では宗教が根付いているので、そこで同性愛を禁じているという根底があるような気がしますね。
日本人には宗教がそれほど普及していないので(意識するのはお葬式の時くらいです)古来の衆道の歴史もあり、禁忌が薄いんでしょうね。
日本人は意外にマイノリティに甘い国だと思います←いいことだと思いますが。

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4. RE:BLがさかんな国

おおよそ出版点数を見る限りですが…。
現在ではアメリカにおいての出版点数が
オリジナル翻訳合わせて一番多いのでは
ないかと思います。
アジア系の作家さんもアメリカ経由で出版
されていたりしますしね。

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3. 弘法大師

日本に男色を持ち込んだのは、弘法大師だと言われています
1000年以上も前から、高貴な身分の人から一般庶民まで、深く広く浸透していました

日本人のDNAにしっかりと根付いたものだと思います

2. BLがさかんな国

BLは他のコミックと同じく日本以外にも、輸出されていると思うのですが、
一番受け入れられている国ってどこかわかりますか?

1. 詳しくは知りませんが…

明治時代になって、西洋文明が入ってくるまでの日本では、男色(衆道)というのは普通の事であった、と聞きます。
ですので、広義での「ボーイズラブ」というものは古より連綿と日本人の血の中に受け継がれている→現在に至る、じゃないのかなー、なんて思っています。
あくまで個人的な考えです。

この質問に関する回答は締め切られました

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