ドラマCDで使用されている音楽(BGM)がテレビドラマや映画で聴かれることがありました。『相棒』(女王の謁見室)で『コルセーア』や、『つれが鬱になりまして』のテレビコマーシャルで『デッド・ショット』とか。
もちろんCDのほうが先行しているのですが・・・
イメージアルバムだと、作品のために曲が作られますよね。ドラマCDの曲ってどうやって用意されるんでしょう?とても素敵なメロディーなのでもっと聴きたい!と思うことがよくあります。
御存じの方いらっしゃいませんか?
せつこ様、ごめんなさい。
≪せっこ≫様とお呼びすべきだったかな?
私も業界のことなんてぜんぜんわからなくて。(田舎のミーハー主婦ですから)w
イメージアルバムの時代御存じなんですね。
すべて楽曲のみとか、ドラマシーンを含むものとかありましたよね。
わたしはあのドラマシーンが発展してドラマCDの時代になったかな?と思いました。
状況もまた変わりつつあるみたいですね。
原作小説メインから声優さんメインへというか・・・
もちろん、すばらしい声優さんたちのファンでもありますが、私はまず小説のファンなので、ドラマCDの衰退というのは寂しいですね。
違法コピーとか、違法ダウンロードとか・・・
どうしても高価な商品になるので、気持ちはわかるのですが、ファンが自分で自分の首を絞めるようなことは避けたいですね。
オペラが最高の総合芸術といわれますが、たとえ豪奢な衣装や舞台装置が目の前になくっても、素晴らしい原作と声優さんの名演、それらをひきたてる美しい楽曲、効果・・・映像が無いからこそ人の想像力をかきたて、高めてくれる。ドラマCDってホント素晴らしいと思います。
ピピン様、やまぶきです。
舞台創作の現場から貴重な証言を有難うございます!!
そうですね。作曲者が歴史の一部になってしまった、クラシックの曲を使用するならともかく、生存してらっしゃる方の曲を使うには、著作権料が発生しますよね。(死後50年までだったかな?)
とすると、製作費を抑えるために、スタッフが作曲?
私は、逆に「誰かに作曲を頼むと、費用がかさむから、既存の曲を探すのかな?」と考えてしまったのです。
ふうむ、CDとして(記録されて)販売されるものに既存の曲をつかうとなると、なるほど、手続きだって大変ですよね。
となると、やはりあの美しいメロディーの数々は、制作スタッフの作品への愛の賜物?そして彼らには著作権が残る?
なるほどそう考えたら、いろいろ納得できるというか、ムリが無いというか・・・
オリジナルだと思うと、ますます作品に愛着がわきます。
音楽に萌えた作品は多々ありますが、筆頭にあげるとしたら、『エス』シリーズですね。とくに『咬痕』は、夜の大都会を銃をもとめてさまよう暗い眼をした若き刑事の姿が目の前にありありとうかびます。
幸せな気持ちに浸りたいときは、例の『デッドショット』、へたれディックの「行かないでくれ!」の場面です。就寝前の儀式のようにリピしました。
《フルバージョンの音源テープ》・・・
なんて、素敵!それって、やっぱり使用後は返還するものでしょうね。コピーだってお宝ですよ!
ともかく版権とか著作権とか大切な問題ですよね。
作家の権利を保護するものですから。
やまぶき様
丁寧なレスをつけて頂き、感無量です。
私の方がむしろ大変勉強になりました。
やまぶき様やピピン様のご返答を読んで、なるほどなあと感動してしました。ドラマcdの音楽ってやはり、オリジナルが多いのですね。なるほど、阿部さんとか版権、詳しそうです。
確かに90年代はよく出たイメージアルバムも21世紀には激減し、ドラマcdが主体だった0年代も終わり2010年以降はささやき系や朗読系が多くなりましたよね。cdそのものの売り上げが激減しているこの先、どうなっていくのでしょうね。
「相棒5」の17話の回ですよね。コルセーアが使われているのは。お話はなんとなく思い出しましたが、曲までは思い出せなくて。
今度見直してみます。「つれうつ」は映画も見に行ったのですが、気が付かなかったです~。
やまぶき様すごいです!今度デッドショット聞き直してみますね。
とっても興味深いお題に加わらせて頂き、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
私は演劇を長年やっていまして、既成音楽を演劇の中で使うのは、(高校演劇まで学校演劇の場合では特別免除扱い)、例えばその曲の著作権がJASRACに一任されていたとしても、許可申請がすごく煩雑なんです。申請を出しても通らないこともあります。
ある劇でよく知られている歌謡曲の替え歌を唄うシーンがありまして、「どの曲で、どんな替え歌の歌詞で、稽古・リハーサル・本番含めて何回唄うのか」まで詳細に記入した申請書を提出しなければならず、音響監督から「許可出たよ、ほらこれが『許可書』。これから著作権使用料を振り込んでくるねー」と言われたときは、心底ほっとしました。
で、あまりに面倒なんで、私の仲間内では「どうしても既成曲を使いたい」以外は、演劇ではオリジナル曲を作っています。著作権はその作曲者です。
テレビ放送はまた別なんだそうです。
アニメの曲をたくさん作っている田中公平さん(「サクラ大戦」や「キングゲイナー」などアニメの曲を多く手がけている)のお話で聞きました。
うろ覚えですが、JASRACの方だったかな(?)がその年の1~3月の期間のテレビ放送を全部をチェックして、「この曲がフジテレビで何回、日テレで何回…」みたいな統計を取って、それぞれの放送局に請求するのだそうです。
「テレビ局側から一つ一つの曲について正確に申請が出してくれれば、僕はもっとお金持ちになっていると思います」と言ってました。「めざましテレビ」で、「サクラ大戦」の曲は何度も使われてますもんねー
カラオケは、全部「どの曲が何回唄われているか」はカラオケの機械に記録され、正確にカウントされています。カラオケの黎明期、スナックのママさんに「◯◯唄いたいな」と言って、一々110円払っていた昔を覚えている方はいるでしょうか? あれ著作権料も含んでいたんですよ。
昔「カラオケの十八番」と言われる曲を何十曲も作曲していて、最近まったくヒットがないけれど、著作権料だけで充分生活できている老齢の作曲家さんもいるそうです。
肝心のドラマCDの場合、想像ですが。
ドラマCDの音楽も大概オリジナルばっかりですよ。
演劇で、「台詞のバックに流れている曲がすごくいいから使いたいなー」と思って、作曲者さんやJASRACに申請すると「使用は許可するが、この最高音質の音源を使ってください」と、フルバージョンの音源テープ(メディアは時代によって変わりましたが)を提供されることがあったんです。テレビ放送で使われた場合はこういうやりとりがあったのかもしれませんね。
せつこ様
コメント有難うございます。やまぶきです。
昔は(w)コミックなんかも、人気作にはよくイメージアルバムが出されて、キャラクターやそれぞれの場面にふさわしい曲がつくられていましたが、私もその感覚で、インターさん、サイバーさんに「BGM集を出してください」となんどかリクエストしたものです。
しばらく前にTVで『音響監督』のかたを取材されていて、『楽器はいらなくて、音楽と法律の知識が必要』と紹介されていて、私は思わず「うっそぉー!!」と・・・
つまり、音楽に対する広く豊富な知識とセンスで選曲し、法的知識で版権に関する問題を処理する。これが音響監督なんですね。(違ってたらゴメンナサイ)
作曲家と音響監督は違うんだってことも知らなかったです!!
なるほど、BGM集なんてつくられないワケだわ。
でも、それなら映画のエンディングみたいに「○○の■■による」とか出典を記載してほしいなぁと思います。
そしたら、もっと音楽をたのしめるのですが・・・
イメージアルバムって近頃あまりないような。私は『デルフィニア戦記』と『やさしい竜の殺し方』のBGM集くらいしか思いつかないです。
インターさん、サイバーさんの問題にも版権がおおきくかかわってくるんですね。
はやく解決して、シリーズ途中の作品が他社さんで再開してほしいですね。
ちなみに、『相棒』で右京さんが、泥棒を追い詰めるシーン、あの曲(カナーレ達の登場シーン)すごくはまっていて、ふきだしてしまいました。
『つれウツ』は見逃したので、レンタルになったら即確認しなきゃ・・・。
やまぶき様
私もずっとこの件については不思議で。
ただ、全くの門外漢なのでわからないのですが。
BLCDのリーフレットで音楽の部分があればその方が作曲されている場合が多いのかなと思うのですが。作品によってはフリー素材を使っていたら誰がその音楽を使っても良いわけで。
あるいは音響効果の会社が版権を持っていたりとか。いろんな場合がありますよね。
サイバーフェイズの作品の場合、会社が倒産して、逃げたらしく原盤権なども宙に浮いたまま、原作者さんはもちろん声優さんたちにもギャラも未払いらしく。
ですので音楽の方もどうなっているのか。
インターさんはきちっと申し送りがあったので、続きを発売できるのかもしれませんし、音楽の版権も割と明確になっているかもしれませんね。
ただ、インターさんは阿部さんが離れてからは、作品によって演出家さんや音響制作さんがいろいろ変っているようなので、わからないのですが。
音楽担当の方が作品のためにきっちりつくる場合もあれば、音響効果の会社に丸投げされる作品もあるらしいです。
BLCDの中で大好きな音楽がありましたら、その製作会社さんに質問するのが、一番明確かもしれません。
ちなみに私はマリンエンターテイメントのフレッシュ&ブラッドシリーズの音楽が大好きなんですが。
最初の通販特典のキャストトークの後にBGM集が一緒に入っていたのですが、それがとても素敵で。
繰り返し、何度も聴いています。
そういうことをするのはきっと音楽担当の方がフレブラのために作った力作だからなのかなと勝手に思っているのですが。
他にも「美しいこと」「愛しいこと」とかは松岡にはこの曲、廣末はこの曲とテーマ曲を決めて演出されている気がしました。
菊田さんが演出だったのですが、演出家の指定で効果か音楽の担当の方が書き下ろしたのかなと一人妄想してしまいました。
なんのお役にもたてない駄文で本当にすみません。
もう少し調べてわかったら投稿しなおしますね。
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