まずは「NOW HERE」木原音瀬に登場する50歳・仁賀奈さんを紹介しないといけません!なにせ絶対票が重ならないと思っていた中でもう圧倒的な支持を受けていました。とにかく反響がすごかった。コメントでも
「好きか嫌いかは別として、彼を超えるオヤジにまだ出会えません」
オヤジの頂点をきわめてしまったかのようです。木原マジック恐るべし!物語中に誕生日を迎えて1歳年を取ってしまうのところも心憎い演出で悲哀が伝わってきますね。
今後は彼を超えるオヤジキャラを作り出すことが、BL作家としての使命となるでしょう。そして、オヤジを制すモノがBLを制すという恐ろしい時代が来るのかもしれません!
その他人気があったのは『ドアをノックするのは誰?』鳩村衣杏『甲田尚臣(大学助教授)』
。愛すべきヘタレ攻めっぷりに胸がときめいてしまったのでしょうか。
「黄昏に花」樹生かなめ岩井忠生45歳の枯れた受けも印象的でした。
そしてスーパーバリバリ攻めも枯れすすきなオヤジも巧みに描く中原一也作品はかなり評価が高かったです。
全体的にオヤジというより、すでに初老に手が届こうかというオヤジが支持されておりますが、これは「ちるちる」ユーザーの傾向なんでしょうか? それともBL全体がそうなってるの?
※年齢を特定できない作品(ユキムラ作「ダメな男ほど愛しい」/草間さかえ作「イロメ」/ 内田かおる作「あなたをひとりじめ」/松木加斎作「流れ星ミュージアム」)
のグラフ年齢は推量です。
※“オヤジ”を多く描かれている作家さんの場合には、アンケートで挙がった作品を中心にピックアップしました。 |