3巻まででそれなりに綺麗にまとまっていたので、4巻でまた三好によって波乱が起こされるとは思わず、想像より甘さは抑えめな巻となっていました。そうか、志筑自身の音楽に対するスタンスははっきりしていても、対三好への感情や接し方はまだふわふわしていたり、矢野は自分とまったく同じ立ち位置でこのままやっていっていいのか自信がなかったり、相手がいることにはいろいろ気持ちが定まっていなかったんですね。この巻でやっと、2人に対しても今後の向き合い方が決まったのかなと思いました。本編が少しシリアスな分、小話などではいつもの笑える2人の掛け合いが見れます。