変態な志青と可愛い浩太ももう六巻まで来たんですね。志青の浩太への愛は相変わらずで、職場での惚気話に私も混ぜて貰いたいくらい。
今回はそんな変態志青の黒歴史前半戦。と言っても、二人の間には信頼関係がきちんとあるので変なモヤモヤは起こりません。過去、志青が好きだった壬生さんはなんだかミステリアスな美人さんで魅力的ではありますが、筋キン、パイパンの可愛いコータンには敵いません。
サイコパスな渋沢先生と壬生さんの関係はまだハッキリしませんが事あるごとに志青と浩太のエッチシーンがあり、最高の体を堪能できたのでお腹一杯です。重いテーマなのに、志青の変態語りと散りばめられた下ネタギャグで救われます。
前半は真矢くんとネムネム。真矢くんがやっと独り暮らしを始めることになり、ペアリングも買いに行き、安定の二人でした。
で、少し時間は遡り、ネムちんの友達沖野くんの話が後半なのですが、私の中ではこっちの話が今回のメインでした。沖野くんのお相手、九谷さんが、思っていた以上にかっこ良くて、かつ、エロい!!普段の無表情な感じとは打って変わって、スイッチが入ると、どなたさん?ってくらいカッコいい。沖野くんのことをずっと好きでいたのも嬉しいけど、沖野くんが精通がまだ来ていないと知ってからの雄モード!言葉攻めはするわ、いろんな要求はするわ、手慣れてるわで、思わぬ伏兵でした!
据え膳ガッツリ食べられた上に、実はリバだったと言う驚きのキャラクターに今後のこれ以上の登場を期待してしまいます。
表紙からして暖かい終わり方してくれそうだなと期待していましたが予想以上に感動して泣いちゃうポイントがいくつもありました。
主役の二人の相手を思う気持ちやそもそもの人柄が素敵で、セリフにも考え方にも気づかされることばかりでした。そして、その二人を取り巻く人々も優しいひとばかりで、先輩の千葉さんとその弟のリュウちゃんの話しもものすごく泣けました。
ふとしたことで音が聞こえる聞こえないで壁を感じてしまうのは聞こえない人ばかりじゃないし、聞こえない人を純粋にかっこいいとか、凄い!って思うこともあるのに、そこに同情してるんじゃ?と思われてしまうのも悲しいことですね。
BLなんだけど、それ以外にも色々と考えさせられた作品でした。
大好きな吉利谷×財前がついに!!
何ですけど、高校時代のフレッシュな二人のあれこれエピソードからで、そこからの現在なので気持ちが盛り盛りに盛り上がって大爆発です。
そして、今回もまた攻めの吉利谷よりも受けの財前の方がいざとなると男前度が高いんですよね。あ、勝手に攻めを吉利谷にしてしまったけど、まだそこはわかりませんね。予想ではエッチの時も何だかんだ男前な財前が怖い方の受けを引き受ける気がします。で、あそこまで描いておきながら、今回最後までいきません。焦らされます。でも、そこがまたいいっ!
その分、番外編では、曜明さんと火弦が甘甘エッチしまくりでした。プシャーのあと布団にまるまる火弦が可愛い。