疫病の原因を探っていた緑の王セージが過去で見たものは信じたくないものでした。あんなにこれからの展開にドキドキを感じてたのに、え?あの人が?!で、また更にややこしいことに今度は現在に戻ったもののウィローを過去に置いてきたままにするわ、中途半端なまままた過去に戻っちゃうわ。6巻だけでも何回行ったり来たりしたでしょう。そして、過去に行った緑の王、大好きな青の王シャーに好きだと告白して、キスまでしちゃうので、そこでまたテンション上がるのですが、さらに良い感じなのが王様同士の恋が禁忌じゃなかったってこと!これ、最終的に青と緑がくっつける伏線キターと思ったのも束の間、最後の最後にとんでもなく切ないどんでん返しでしたね。
過去と言っても、現在の登場人物が若いだけじゃなく、初代王様くらいまで遡ることもあり、物語が壮大すぎて気楽には読めない感じになってきましたね。
過去に戻ったり、今で襲われたり、謎解きしながら話は進んでいきますが今回は全体的に切ない展開でした。そんな中、緑の王が思い余ってシャーが好きですとストレートに抱きつくシーンには感動しました。そして、もちろん抱き返す青の王。で、キスしたりなんだりするわけですが、これって「愛し合う」ことにはならないの?!って思っちゃいました。王様同士が愛し合ったら死んでしまうんじゃなかった?!と思ったら、最後までしなければいいらしい。なるほど、ちょっともやっとしましたがそう言うことなんですね。
4巻でグリニッジさまに抱きついて、翌朝胸にテンクチャーが出てしまったグリニッジさま。申し訳ないと謝りつつも、「それでも青の王が好きなんです」って告白されちゃうのも、子供とは言え残酷な仕打ちです。
ヒソクとの庇いあいで過去を行ったり来たりして、未来もそれによって変わってしまうので、話がごちゃごちゃになってしまい覚えておくのが本当にしんどいですがそのどさくさで何とか青の王と緑の王が最後まで結ばれる未来に変えてもらえませんかねぇ。
西方の町にやってきた緑の王と青の王たち。色々なことが起こるなか、緑の王がまたもや過去に戻る夢を見る。そこで出会ったのは若かりしころの青の王。その夢の中でルリさまが好きだったのは弟のエール(前の青の王)だったことを知る。シャーとルリさまに愛されながらも、エールは紫の王と禁忌を破って恋仲になってしまったのか。色々な謎が解けながらも、ひとつ解けるとまた新たな疑問が出てくるので緑の王は青の王に真実を教えてもらいたがるがまだ何かを隠している青の王は口づけで誤魔化してしまう。妹のためにする口づけではないのに、受け入れてしまう緑の王。もう、完全にメロメロになってます。そしてそして、なんと罪深いことに色々上手く行かないからって、グリニッジさまに甘えてしまう緑の王。小悪魔だった。
セラピーゲームの続編。二巻は一巻で話に上がっていた同棲の話がどんどん現実的に進んでいきます。同時に静真くんの仕事もやっと雑用からアシスタントまでレベルアップして、謎だった院長先生も登場します。6割くらいはエッチシーンじゃないかなと思うほど、二人のイチャイチャも増していますし、仕事が押して待ち合わせに遅れても、すぐに喧嘩とならずに静真くんの仕事を理解しようとしたり、セラピーゲームだったら即浮気ってなるところがここまで我慢できるようになるなんて、二人の間に信頼があるんだなと微笑ましかったです。最後の最後に、院長先生を見て、湊が驚いた顔をしていましたが、あれってお母さんとか?!展開が待ち遠しいです。
長かった。いつまでも思い出さないジュリアにしびれを切らし、五巻では仙台を応援しかけていた私ですが作者様の予告どおり、ちょっと良い感じに動き出してるんじゃないか?!
前半は仙台とのエピソードもまだ続いていて、やっぱり仙台は仙台でスパダリだわーとうっとりしつつ、紗良くんのジュリアに対する健気な態度を見ているとやっぱりなんとしてもジュリアに目覚めて欲しい!と思わずにはいられないですね。もしかして、このまま思い出さないかもしれないけど、帯にあるように又しても紗良くんに恋をしてしまうのならそれはそれで展開としては萌えますね。
ジュリアの記憶がなくなっても、紗良くんの本質は変わっていないので何度でも惹かれてしまうのね。早く二人に幸せになって欲しい。