表紙や帯を見て「ワガママ俺様受けか!?」と購入したのですが、良い意味で期待を裏切られました。
受けのしっとりした色気が…最高で…!
攻めが身を寄せる女性の家に、受けが取り立ての為押し入るところから話が始まります。
このときの受けの取り付く島もない冷淡さ、そして状況が飲めず慌てふためく攻めのギャップ。
しかし攻めも情けないただのヒモというわけではありません、読み進める内に一本芯の通った人物なのだと印象が変わっていきます。強いばかりが強さじゃない、というか…。
また、第一印象が怖い取り立て屋さんな受けも徐々にその下の顔が見え、段々いじらしさなんかを感じるようになります。
もうそのいじらしさを感じ始めたところから、
受けの!!色気!!愛いところ!!全部!!
表情や肉体の端々から出ていて身悶えします。
このコーヒーのような苦味とコクのある色気。
他ではなかなかお目にかかれません。
表情が本当に良いんです…妙味…。
「ゆるふわ優男攻め」
「クールで色気のあるスカーフェイス受け」
こういったワードに少しでもピンと来る方は是非!!!!
同時収録の短編は「ムワッと野生み溢れる年上受け」て感じです。体毛苦手ですがこちらは美味しく読めました!