持ち主の愛情を反映して成長するHybrid Child、3組のお話。
いつ読み返しても泣けるわ〜(TдT)
第一話
小太郎がゴミ捨て場から拾って育ててきたハイブリッドチャイルドの葉月。
ボロボロだった葉月は、小太郎から真っ直ぐな愛情を受け取り、いつしかお目付け役として小太郎をビシバシしごきつつ、いつも隣にいる存在であった。
そんな葉月の寿命が後1週間だと知らされ…。
「私の全ては小太郎のもだ」と勝ち誇ったように笑う葉月がカッコよかった。
第二話
壱様と可愛がられているハイブリッドチャイルドのゆず。
太平の世の今だけど、ひと昔前の戦では辛い経験をしたらしい壱。
なので、ゆずには綺麗なものだけみせたかった。
優しさだけもらって、幼いまま成長できないでいたゆずの葛藤。
花屋のおねーさんのアドバイスには笑っちゃいましたけど。
二組の主従関係をだけじゃない愛情にはきゅんでした(⌒▽⌒)
第三話
幕末のとある藩の幼馴染みの3人。
新家老となった月島と藩士の黒田と瀬谷。
口を開けば憎まれ口ばかりな月島と黒田だけど、お互い憎からず想い合っているのはすけて見える。
ハイブリッドチャイルドを作り始め、月島の顔すら忘れかけていると言っていた黒田の想いを受け取っていた試作品が、初めて発した言葉。
それからの黒田の想いが一気に押し寄せてきて、胸に迫る。
涙腺にきます(´;ω;`)
また、構成がいいですよね。
第一話のあの胡散臭い黒田が、第二話の優しく穏やかな顔をして1人苦悩を抱えていた瀬谷が、第三話では生き生きと笑ってる。
あの黒田の想いがラストだなんて、泣くしかない。
黒田が生み出していったハイブリッドチャイルド達がみな、愛情を受けて幸せな生涯でありますように、と願うしかなかったです。
キスのみで、えちシーンはほぼないのですが、それでもBLの醍醐味は受け取れて、読み返したくなる1冊です。
前作「空の王国」にて、結婚することになった受け様の瑠璃と攻め様の來。
半年後、瑠璃が來の国へ赴くところから始まってます。
慣例を無視して、自分の馬に瑠璃を同乗させている來の様子に、しょっぱなからにまにま。
瑠璃との再会を心待ちにし、浮かれているのが手に取るようで、私の萌も跳ね上がりです。
閨のことの知識を一切持たない純真無垢な瑠璃を前に、愕然としながら無理はさせたくないと忍耐忍耐の來。
これまたいいわ~( ´∀`)
瑠璃から「來さま、教えて」とかわいらしくおねだりされちゃったり(☆▽☆)
攻め様である來視点では、來のどうしようもないくらいの溺愛ぶりを堪能。
受け様の瑠璃視点でも、來への心からの愛情や愛しさにほっこりして。
瑠璃の叔父にあたるソラに対しての2人もかわいい。
來の独占欲は最初からだったから、ソラさえもかい(^o^;でしたが、瑠璃もしっかり独占欲を垣間見せてくれて(^.^)
無垢だった瑠璃のかわいい独占欲にきゅんでした。
初めて身体を繋げた時は、よかったねぇ、と心から拍手喝采でしたよ✧◝(⁰▿⁰)◜✧
ひたすら溺愛を楽しみたい時に手に取る1冊です(^.^)
もうね、どこを切り取っても攻め様の溺愛&受け様の大好きがあふれていて、私も幸せな気持ちになれるのでした。
かわいくて大好きなお話です(人*´∀`)。*゚+
イラストはサマミヤアカザ先生。
瑠璃やソラが揃ってボンボン食べてるシーンとか、女子会だねってかわいさ。
男の子には見えないけど、ファンタジーだし、ピッタリだしで、お話に花を添えまくりのイラストの数々でした(⌒▽⌒)
別れて10年経ってからの再会ストーリー。
2人でいたら、あの頃の自分たちに戻るってのがキラキラとしていて、なんだかとってもよかったです(⌒▽⌒)
受け様の真下と攻め様の高坂は、大学で知り合い初めての恋人同士へ。
初心者同士の2人が、2人で日々を重ねながら恋を育み、2人のカタチを作っていくってのが、なんともいい。
それなのに真下の母の病気のため別れる際には傷つけ合っていて、ずっと後悔してきた。
あれから10年。
大きな体で甘えてきていた高坂は、仕事のできる大人の男になっていた。
復縁を迫られても、その手を取ることができない真下。
全身全力ですがりつかれ、子供のように駄々をこねる高坂が、私まで愛おしく感じちゃう。
スマートをかなぐり捨てて、大人になったと思っていたのに、あの頃の自分達がよみがえる。
高坂のなりふり構わない告白シーン、好きです(人 •͈ᴗ•͈)
前半は真下視点で、後半が高坂視点。
やはり、攻め様視点ってのは、溺愛ぶりが丸わかりでいいわ~( ´∀`)
自分以外にも真下の色っぼい姿を見た男がいる、という嫉妬。
めっちゃ萌える。
真下が好きでどうしようもないっていう、かっこ悪い姿をさらけ出す高坂が、可愛くて愛を感じちゃいました。
先生の萌が詰め込まれているだけあって、私もとってもきゅんきゅんさせて頂いて、大好きなお話です。
イラストは小椋ムク先生。
表紙もだけど、イヤホンを2人でかたっぽずつさしているシーンの2人が可愛くて好き。
真下にすがりついてる高坂もきゅんでした(#^^#)
『ひとめぼれ』がテーマで書かれたお話のこちら。
安西先生の文庫デビューの作品でもあるのですね(⌒▽⌒)
ここから安西先生の作品が始まったのか~と思うとありがたい。
受け様は、レストランオーナーの和泉。
美しいものが好きで、造詣も深く、美意識の高い人。
懇意にしてる銀行の新担当として紹介されたのが攻め様の真二。
お互いに一目惚れで、距離が近づいて恋人同士へ。
今までの恋人に重いと言われて振られてきた和泉は、今度こそ大事にしたい恋だと慎重に、重くなりすぎないよう大人な年上を醸し出していて。
一方、不器用だけど、誠実で実直な真二。
和泉への愛はラテン系でストレート。
いいね(≧∇≦)b
真二の双子の兄の登場で、ピリピリした雰囲気になるけど、和泉がバッサリきっぱり言ってくれたのがとっても気分爽快でした(^.^)
やっとふっきれて、真二が大好きだと本音をぶつける和泉が幸せそうでよかったよかった。
書き下ろしは、大好きな攻め様視点。
昔から兄に対してコンプレックスを抱いていた真二。
和泉に対して本気の好意を抱いている素振りを見せる兄へと喧嘩になってしまう。
いいねぇ~攻め様の嫉妬(つ≧▽≦)つ
でも、和泉の悲しむことはしない、と仲直りを持ちかけてきて。
男らしくて潔くて、めっちゃカッコいい✧◝(⁰▿⁰)◜✧
和泉の事が大好きで、とても大事にしてくれている真二にきゅんきゅんしっぱなしでした。
もちろん、真二のことが大好きな和泉もハナマルです。
イラストはおおやかずみ先生。
甘い甘い2人を堪能させて頂きました( ´∀`)
海野先生と小椋ムク先生のイラスト。
とても楽しみにしていました。
受け様は、ゲイバーでバイト中の悠真。
可愛らしく天使のような見た目から、侮られたりナメられたり。
恋愛では、大人しそう純情そう、という勝手な理想を持たれた挙げ句、イメージと違う、とフラレたりと、苦々しい思いをしてきた。
攻め様は、ゲイバーの客で、強面で長躯、寡黙な上いつも黒尽くめの格好なので、スタッフの中で『魔王』という渾名をつけられている峰岸。
峰岸から告白され、断ったら何をされるか、という気持ちから“友達から”と返事をしてしまった悠真。
週末に会う約束をして連れて行かれたのは動物園。
魔王な強面の峰岸が、モルモットをそっと抱いたり、強面の自分を知っていて周囲に気を遣っているのを知って、好感度が上がる悠真。
健全な時間に解散となり、峰岸が本当に友達から始めているのに、複雑な気持ちになってしまう。
地団駄を踏みそうな悠真に、笑っちゃいました(^.^)
自分の見た目を気にして、就活に消極的な悠真に、君の見た目は武器にもなる、と背中を押す峰岸。
確かに、短所は長所ともなりますものね。
このままじゃ友達のままだ、とジレジレした挙げ句、悠真がやっと告白しようって時に、元カレが。
峰岸が、ビシッと言ってやったのが、めっちゃスッキリでかっこよかった(≧▽≦)
惚れ直すわ~。
素の自分をさらすのは、見た目とのギャップがあるほど、勇気がいるものなのでしょうね。
見た目通りを期待されて、勝手にイメージと違うってガッカリされたり、そのギャップにきゅんとなったり。
相変わらず、海野先生の書かれる2人にきゅんとなり、我が身を振り返ってみたり。
とても楽しく読ませて頂きました( ´∀`)
イラストは、小椋ムク先生。
口絵の表はコミカルだけど、めくった裏はきゅんでした(^.^)
峰岸の魔王な表情、優しい表情、とってもいい(≧∇≦)b
電話シーンの悠真も可愛くて好きです。
今までの獣人達が勢揃い。
陽翔の成長、ジーンとの2人の絆。
めっちゃ面白くて、ドキドキハラハラで、ホント素敵で大満足なハッピーエンドだなぁ、としみじみしちゃいました。
受け様の陽翔は異世界へと飛ばされ、アースラ率いるキャラバン隊に助けられる。
そこで出会った竜人族のジーンが攻め様。
前作までで困難を乗り越えて、今回結婚し、それぞれ竜王、竜王妃となることに。
竜王妃の逆鱗の欠片を身に封じられたレイとその運命の対であるアーロンに会う為、アースラのキャラバン隊と共に、2人は新婚旅行へ行くことに。
この提案を竜王から受けて、嬉しくて飛びつく陽翔。
すると背後から聞こえてくるべちんヽ(=´▽`=)ノ
いいよねぇ、変わらないジーンの気持ち丸わかりの尻尾。
陽翔に対する独占欲や嫉妬、過保護な溺愛。
3巻目の相思相愛カップル、いいわ~( /^ω^)/♪♪
旅の途中で方術使いの襲撃を受け、ジーンはここ1年の記憶を封じられ、陽翔のことを忘れてしまう。
陽翔に対して塩対応のジーンに、記憶が戻った後で歯噛みして後悔するぞ~とほくそ笑み。
レイとアーロンに会った時は、記憶があるならここで攻め様同士の嫁自慢が始まったハズなのに〜もったいないわ〜(;^ω^)
でも、記憶がなくてもジーンはジーンでした。
陽翔を傷つけないよう、陽翔の幸せを考えていて。
にまにまきゅんきゅんですよ。
戦いのシーンでは、どうなることかとハラハラしてページをめくる手が止まらない。
自分が選んだ運命だ、とジーンと陽翔が再び手を取り合った時は、そうじゃなきゃね、と脳内で拍手喝采(≧▽≦)
陽翔とレイの2人きりの会話では、じーんと胸が熱くなり(*´ω`*)
ともかく、私のきゅんやら胸アツやらがいっぱいで。
めっちゃ素敵なハッピーエンドでございました。
イラストは高世ナオキ先生。
ラストのページに、ここまできた幸せが詰まってました。
惹き込まれる美しい文章、思い浮かぶ情景。
とても好きなお話の1冊です(^∇^)ノ
受け様の蒼井は、文芸誌の新人編集。
攻め様の成澤は、フランス文学准教授。
成澤は退屈な毎日を過ごす中、蒼井が密かに報われない純愛を大事にしている事を知り、それが見たいと思う。
初めは興味本位な気まぐれだったはずなのに、気付けば蒼井のことでいっぱいに。
攻め様である成澤視点で進むので、成澤が蒼井をどんどん気にしていく様子がとても萌でございました(≧▽≦)
好きな人の身代わりだったと知って傷付く姿、受け様なら見てきましたけど、攻め様はどうだったかな。
成澤としても、遊び半分のスタートだったから、ある意味攻めザマァな展開ともいえるのだけど、それを楽しむお話じゃない。
成澤が恋の淋しさを知り、恋に振り回されるサマが、情感たっぷりでとても好きです( ´∀`)
受け様である蒼井視点の『春惜月』
こちらもとても好き。
大人だと思っていた成澤の、案外子供っぽい一面にふふってなっちゃいます。
独占欲が強くて子供っぽいワガママで蒼井を困らせる事もあるけれど、大人の優しさもあって。
成澤の魅力を再確認でした(*^_^*)
イラストは高永ひなこ先生。
口絵が肌色(//∇//)
読んだことのあるお話もありましたが、入手できないままのお話もあったので、こうやって番外編を1冊にまとめてもらえるのは嬉しいです。
どのお話も、ニュースタイルな俺様を貫いている平良。
どこまでも平良らしく、地団駄踏みまくったり脱力したりと、私の心は休まりません┐(´д`)┌
こんなにも重たい間違いない愛情なのに、どうしてこうなるのかしら。
そんなキモウザな平良に苛立ちながらも、その熱量こそが気持ちいい清居。
平良のことが好きなのを大っぴらに伝わらないよう、平良の前でも演技をしている清居が不憫。
平良の為に入念にチョコを選び、平良の為に料理をし…。
健気なイメージじゃないハズなのに、健気。
清居の家族との話はよかったです。
一方、平良一族の方は、『ブルータス、お前もか』な気持ちにさせられました。(;・∀・)
平良とお母さんの会話とか、笑うしかない。
パン姐さん率いるTO達の『清居会』は美しく楽しそう。
推しの為こうでありましょう、というファンの鑑の姿にひれ伏す思いです。
社長さん視点のお話もよかった。
第三者視点で推しを語ってもらうのは嬉しい。
4巻が待ち遠しい。
ますます楽しみになりました( ´∀`)
攻め視点が楽しかったです(^∇^)ノ♪
受け様は、純情大学生の楓。
攻め様は、楓の先輩になる逢見。
付き合うのに、“俺がやる事に口を出さない”なんて条件をつける、束縛を嫌うイケメン。
逢見がフリーになったときに楓が思い切って告白して、付き合い始めた2人。
つきあってもらってる、と理解してる楓は、歯がゆいくらい遠慮遠慮しい。
なので、連絡は最低限、女友達とのキスシーンを見ても、スルーでいつもと変わりない。
そんな、今までの相手と違う楓の事が気になりだしていく逢瀬の初恋模様を、ニマニマしながら楽しませてもらいました。
恋なんてダルい、なんて感じだった逢瀬が、本気の恋にテレたりおたおたしてるのがかわいい。
ふふっ、慌てるがいい、なんてね(☆▽☆)
束縛も約束も恋人同士ならでは。
楓には独占されたい、と拗ねて、2人でゆっくりやっていこう、と笑う姿に、やっと恋を知ったのね、ときゅんきゅんでございます。
逢瀬と楓の友達もいいやつで、楽しい気分で読ませて頂きました(≧▽≦)