「ハチミツ浸透圧」のその後のお話。
今回は3年生になり、進路の問題です。
高校生ならでは、ですねぇ。
受け様はイマドキ高校生の宇佐見。
攻め様は同級生で成績優秀で剣道部主将の矢野。
日本一の大学受験を勧める教師陣だけでなく、剣道でスカウトも来る矢野の文武両道ぶりですよ。
宇佐見は、矢野が剣道を好きな事を知っているので、遠くの剣道強豪大学へ進むものだと思い込んでしまい。
恋愛乙女脳な上に思い込んでの自己完結も、まだまだ健在の宇佐見。
矢野から進路の話がない事に不安を爆発させ…。
いやまぁ、今作ではまだ我慢して待った方かな(^_^;)
矢野よ、宇佐見は寂しがり屋のかまってちゃんじゃんよ…。
これからは結果だけでなく、経過も分かるように話してやっとくれ。
それと今回、矢野が意外にムッツリだった事が知れました(♯>▽<)キャー♡
最後に、大学生になって同棲してる2人の、矢野視点のお話か読めたのがよかったです(≧▽≦)
いやはや、健全そうに見えて、なかなかの執着ぷりににやにやでした。
こちらのシリーズ、私が高校生とかの時に読んでいたら、また違う評価と感想を持ったのかも知れませんけどねぇ。
いやはや、当時のイマドキの高校生の姿に改めてびっくりΣ( ˙꒳˙ )
今でもこんなパリピみたいな高校生、いるのでしょうか…。
いろいろと変わっていってるんだなぁ、と時代を感じちゃいました:( ;´꒳`;)
受け様は魅力的な容姿を持つイマドキの高校生、宇佐見。
攻め様は、同じ高校の特進科に通い、剣道部でも一目置かれる存在の文武両道の矢野。
同じ中学出身の友達でありながら、今ではまるっきり接点のない2人。
両片想いストーリーなのですが。
うーん( ̄▽ ̄;)
宇佐見視点で進むのですが、ぐるぐるいじいじしてて、めっちゃめんどくさい。
甘ちゃんだなぁ、コドモだなぁ。
あぁ、高校生なんだから、コドモか。
などと思ってしまいまして。
受け様至上主義の私としては、珍しく入れ込めない。
矢野もまたねぇ( ̄ω ̄;)
言葉が足りないし、鈍感だわねぇ。
うーん、となりつつも、初めての時、矢野の名前を呼んでた、という宇佐見の告白を聞いた、矢野の後悔ぶりが、とても好きでして。
「俺が、ちゃんともっと…」と絞り出す矢野の心情を思うと、きゅんが溢れるんですよ。
あのシーンだけは、何度も読み返しちゃいます。
ブラック企業に勤めていた本編の瀬上とにって、こちら側の本来の世界。
ダイナミクスの概念のない、ブラックな企業の社員として目覚めた元あちら側の瀬上のお話。
でもって、瀬上視点ではなく、同期の営業として付き合いもあった保原視点。
瀬上が激務の末倒れて入院したらしい、と後から聞いて、何も気付いてやれなかった、と悔やむ保原。
辞めて清々としている瀬上と飲むことに。
そうか、こちら側に来た瀬上は、保原がタイプなのか(^_^;)
これからどうなるかは分かりませんが、せっかくなんだから自由に生きて、幸せになりなね(´∀`)
気になっていたので、もう1人の瀬上の様子が知れてよかったです。
本編にて、研究バカのショーホウが新登場しましたが、彼の採血にまつわる研究のお話。
外務部にも、ショーホウより採血の協力依頼の文書が届く。
トップのラウシャンは忙しい、とにベもないけども、部下たちには好きにしていい、と指示を出す。
お礼の品に釣られ、全員が採血の協力をして、していないのはラウシャンだけ、という状況に。
そこへショーホウが現れて。
いやー、流石というか。
ショーホウってば、ラウシャンの扱いがわかってらっしゃる。
策士ですね。
こんな機会を逃す手は無いと、特別なラウシャンの血をガッツリ頂こうとしちゃう( ˊᵕˋ ;)
なかなか愉快なお話でした。
名前を呼ばれ、リューセーが気付くと、自分も含め、フェイワン、タンレン、シュレイの4人が、少年姿になって野原にいて。
最初こそ不思議だったけど、それも気にならなくなり、遊ぼう!まずはかけっこだ、とシュレイの手を取って走り出すリューセー。
子竜姿のジンヨンも現れ、ジンヨンも楽しめるよう鬼ごっこをはじめる4人と1頭。
とても可愛らしい、賑やかで幸せなリューセーの夢オチ。
本誌の裏表紙の可愛い少年姿の4人が、そのまま目に浮かびました(≧▽≦)
もしも4人が幼少期より一緒にいたらこんなだろうな、と思う微笑ましい夢でした(*^^*)
大丈夫、フェイワン。
あなた達の夢よ( *˙ω˙*)و
受け様の教師としての姿勢が好きでした。
受け様は真面目で不器用に誠実な高校教師の花宮。
攻め様は同僚で細菌バカの新任教師、鐘崎。
研究者としては凄くても、もさもさの髪に無精髭、人を寄せ付けない対応ぶり、教師としても熱意のない鐘崎に、指導員として、ウザがられても話しかける花宮。
同僚としても、生徒に対する熱意も素晴らしい。
たとえ、ゲイである自分自身の自信のなさからだとしても、こうあろう、と努力する姿は賞賛もの(⑉>ᴗ<ノノ゙。
花宮が愚痴を吐き出すのは、友人が務めるゲイバー。
そこで、イケメンの本田に誘われても、お断りしていたのに、弱っている時に誘われてホテルへ。
まぁ、読者にはこの本田が実は…というのは想像がつきますね。
見た目はともかく、声で気付かない!?と思わないではないですけど(^_^;)
やっとのこと、恋人同士としてコトに及ぶ時に、細菌バカの鐘崎が「恋愛菌を感染」とか言い出した時は苦笑でした(;・∀・)
浮かれてんなぁ(≧▽≦)
本編終了後のハネムーン1日目のお話。
恋人同士になって、初めての2人きりの夜。
誰の目もきにせず、手を繋いで波打ち際を歩くロマンチックな夜の散歩。
匠馬が幸せを噛み締めていると、薫から女装姿をもう一度見せて欲しい、とお願いされる。
ソッコーでお断りするけど、さっきはゆっくり見れなかったし、貴重な女装姿の写真のコレクションを加えられないのは、コレクターの名がすたる、なんて熱く語られ。
実はこじれていた間も、しっかり写真だけは撮っていた模様。
1歩間違えばストーカーだけど、好きな人がしてくれるのなら嬉しいんだよね( ˊᵕˋ ;)
匠馬の事が大好きな可愛い薫と、そんな薫が可愛くてたまらない匠馬なのでした。
小林典雅先生の安心安定のラブコメ♡
ふふっと笑いながら読ませて頂きました(≧▽≦)
受け様はセレブ中のセレブの御曹司、薫。
そんな薫の幼なじみ、匠馬が攻め様。
8ヶ月の赤ちゃんの時からずっと一緒に過ごし、幼稚園からは薫のミニSPとして、いつでもどこでも1番近くに居続けてきた匠馬。
どうみても両片思いなのに、匠馬の思い込みで結構なこじれ方をしてしまった2人の恋がようやく成就するまで。
庶民である匠馬視点なので、薫のセレブぶりに一緒におののいたり感嘆したり、笑うしかなかったり。
もうここまでのセレブぶりを見せられると拍手しかないですよ。
セレブな薫ですけど、いいとこのお坊ちゃんらしくおっとり品よく、な感じなのに、匠馬への"好き"な気持ちが働く時だけ、強い気持ちを見せてくれるのが可愛かったです。
恋人同士になったら、遠慮なく素直に好きな気持ちや嬉しい気持ちを見せてくれるのも可愛い。
これはきゅんきゅんですわ~(≧▽≦)
書き下ろしでは、想いが通じあった初夜の翌日からのお話で、脳内お花畑で嬉しさを噛み締めている匠馬に笑っちゃう。
"初めてにしてはつつがなく営めた"のお言葉には吹き出すかと思いました。
うんうん、健全な男の子でいいぞ(`・ω・)b
告白のやり直しも甘々きゅんきゅん。
その後のドタバタハネムーンとの落差にちょっとついていけなかったですけど。
どうせならハネムーンも垣間見たかったです(*^^*)
イラストは須坂紫那先生。
子供の時から現在までの2人の成長ぶりが素敵。
本編終了後のお話。
紫冰の妃となった珠月が、私的な居室で紫冰に所望されて琴を弾いていると。
紫冰のみならず、4匹の小竜達も珠月の琴を堪能。
もうおしまい、さぁお前たちは戻れ、と紫冰に言われても、まだ聞きたい、と抵抗する4匹の小竜達。
いやー、その姿を想像すると可愛くってしょうがない。
じゃああと一曲だけ、と珠月が琴を奏で、ウットリしている最中の小竜達をぽいぽいと自分の中に押し込む紫冰。
早く2人きりの時間を過ごしたい紫冰の、珠月にだけ見せるささやかな甘えがかわいいです。
今度は紫冰のお願いごとを叶えましょう、と珠月が申し出ると、しばらく考えていた紫冰が願った事は…。
かわいい、というのか、攻め様あるあるのムッツリと言うべきか。
幸せなお二人さんなのでした。